【ストーリー制作TIPS】大晦日のセンス・オブ・ワンダー
大晦日ですね。
おそらく、世の7割5分くらいの人々は屋内にいらっしゃるんじゃないかなと思います。
ちょっと書きたくなったので、創作のTIPSをひとつ。物語論なんて語れるような人間ではないのですが、備忘録として、少しまとめておきます。
大晦日のセンス・オブ・ワンダー
先ほど申し上げたように、大晦日の夜は多くの人が家にいます。年末特番を見ている人もいれば、生配信を見ている人、家族との団らんを楽しんでいる人、いつもどおりの日常を過ごしている人……いろんな過ごし方があるでしょう。
ぼくも基本的には家で過ごしていますが、夜だけは散歩に出かけます。なぜかと言えば、↓のような景色に出会えるから。
みんなが屋内にいるというのは、屋外から人が消えるということ。
大都市は別だと思いますが、地方都市では「誰もいない街」という一夜かぎりの異世界が現れます。
普段は見慣れているはずの街が、まるで違う世界に見える日。
ぼくはこの景色がとても好きで、毎年のように写真を撮っています。ほんの20~30分ほどのウォーキングですが、そこで得られるものは小旅行と同じか、それ以上。(もちろん、個人差はあります)
これらの景色を体感すると、創作意欲の湧く人は多いんじゃないかと個人的に予想しています。
物語を書くとき、「テーマやお題から広げる」という人も多いでしょう。僕もよくやります。
一方で、SFやファンタジー、幻想小説などを書くときは、「常識に疑問を持つ」ことから入る場合が多いです。
上記の写真で言うと、↓のような疑問です。
これらは、それぞれが物語になりますし、あるいはすべてをひとつの物語に収めることもできます。すべては作者次第。自由自在です。
アイデアの出し方、切り口の見つけ方などは、いろいろな手法(=制作ツール)を持っておくのがよいでしょう。「疑問を出す」という手法は、物語ライターにとってひとつの仕事道具と言えます。
もうそろそろ、年も明けますので、この辺で。
最後に、上記の疑問から作ってみた小説の書き出しを載せて、締めくくりたいと思います。
皆様、良いお年を。
来年もよろしくお願い致します。
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