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リアクティブな音やアート、システムのディレクション、作編曲、テクニカルオーディオデザイ…

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リアクティブな音やアート、システムのディレクション、作編曲、テクニカルオーディオデザイナー。 代表作→#アルトデウス: BC ディスクロニア: CA ブレイゼンブレイズ #DYSCHRONIA   イベント系→ #soundminihack #ggjmd

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「数分間のエールを」観て我思う

ネタバレもあるかもなので、これから見ようという人は今すぐこのnoteを閉じましょう。 見た人にしかわからないような内容で、 あくまで個人的な感想を記録として吐き出しておくだけなので、 見ていないでこれを読んでも面白いものではないかもしれない。 せっかくなのでChatGPT4oに要約してもらった 「数分間のエールを」についての個人的な感想と考察です。以下は要約です。 共感ポイント: 再生数が少ないこと 努力の意義についての問い 創作の動機: 好きだから創作する

    • ブレイゼンブレイズの音楽の魔法:ロビーからクローゼットまでの音楽体験

      「ブレイゼンブレイズ」では、ロビーとクローゼット間の移動時の音楽の変化や、キャラクター選択時の音楽の遷移など、細やかなインタラクティブミュージックが実装されています。ロビーではシーズンのテーマ曲が流れ、クローゼットでは専用の曲が再生されます。また、環境音のパートが追加され、飽きないように工夫されています。キャラクター選択時には、開始からマッチングまでの音楽が変化し、長時間待機時にはアンビエントミュージックに切り替わる仕掛けが施されています。 ロビーとクローゼットの行き来での

      • 波のようなJacob Collier - Little Blueの帰還

        ’Cause you're not so far away I hear you say You'll never walk alone そんなに遠くに行ってない この歌詞は00:51と02:21あたりにでてくる 1回目はそんなに遠くないけど3小節目のBbmは Ebのキーからすると平行調のEbmキーからの借用っぽいのでちょっと 暗い所に迷い込んでいる あるいはDbmキー あるいはEbネガティブハーモニーのII-V (-I  Ebにはいかない  ネガティブのIV?)

        • ネガティブハーモニー:音楽理論の冒険

          ジェイコブコリアーの響きを聴いていると、 たまに独特な響きがするなぁと ちょっとだけ普通の和声から逸脱しているような響きがしていたり、微分音みたいな調に転調したりとか、解説とかもしているので面白いのだけど その中の一つにネガティブハーモニーという作曲アプローチがあって、ちょっと調べてみたけど、簡単な解説だと解釈がいろいろあるっぽくて、 tatmos流に判断してノート書いてみようと思う。 ので、なにが正しいとかは、ここで当てにしないて、 各自判断していただけるとありがたい。

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          ゲーム開発におけるサウンドエンジニアの役割と挑戦

          偶然サウンドエンジニアになってしまった話就活している方に相談を受けても、自分は偶然だったので良きアドバイスが難しい。けど、経験から ゲーム開発の特殊性 ゲームサウンドの特殊性 これらを理解していると ゲームのサウンドエンジニアになれる これらの経験を積むには、まずは 低レベルの基礎的な部分の攻略が必要な気がする 例えば オリジナルの楽器を作ってみると いろんな視点を持てるようになる 楽器は、 作曲者(ディレクション・設計) 演奏者(プレーヤー・プログラマー) が理

          ゲーム開発におけるサウンドエンジニアの役割と挑戦

          ブレイゼンブレイズは2時間

          ブレイゼンブレイズのオープンβテストが始まったので 連休を利用してはまってみることにした 結論から言うと 2時間遊んだ結果 いろいろ見えてくるものがあった。 ブレイゼンブレイズとはQuest2,3やPCVRで遊べるVRゲーム。 VRゲームだけど、他にない高速移動と、体全体を使った殴り合い。 高速移動でもまったく酔わない。 高速移動の方が酔わないのかも。 アニメの対戦みたいなことが体験できてしまう。 まだ、βテスト中なのでユーザーも少ないので、なかなか同じレベルの人とは

          ブレイゼンブレイズは2時間

          SYNCROOMのミックスをしてみた話

          何か新しいですね。VR空間で演奏。 今回のミックスはピアノとヴァイオリン それぞれローカルで録音したものっぽいけど、 ヴァイオリンに関してはかなり劣化してしまう部分がいくらかあって、 ブルブルしている部分や、音が無音になってしまう部分がいくらかあって、 Rx10のDeClipを使ってみたりして削ってみたり 音の空間配置と残響はDear VR Ozone10とEQで調整 イメージはホールで演奏していて、ピアノはちょっと左側 ヴァイオリンはセンターよりで もっと通信速度

          SYNCROOMのミックスをしてみた話

          ゲームサウンド1999年頃の話

          ゲームサウンドで必要とされる人材は時代によって変わってきていると思う 自分が新卒の仕事でかかわっていたのは サウンドプログラマーだった。 なりたくてなったかはちょっと怪しくて やっぱりサウンドクリエーターとして、BGMを作りたかったのだけど 自分よりも音楽を作れる人はたくさんいるだろうという感覚はあって ただ、自分の自信のあったのは、当時のGM音源で作るような曲であれば 短時間でいろんなジャンルが作れる⇨量産ができる、というノリだった。  でも、面接で話しているうちに、

          ゲームサウンド1999年頃の話

          呼び込み君の曲のメロディーパートだけ減衰しない

          お店に行くと流れているあのメロディー 店内放送も流れていて、音がいろいろまざっているけれど メロディーの音はとてもよく聞こえる 呼び込み君に近づくと 結構ほかのパートも鳴っている でもちょっと離れると メロディーだけになる よく聞こえるといったけど、 実は埋もれやすい音でもある 意識すると聞こえる音 不思議な音

          呼び込み君の曲のメロディーパートだけ減衰しない

          ゲームサウンドで必要な人

          ゲームサウンドで必要な人 いろんな役職があると思うのですが、 自分もその一人なのかなと。 テクニカルオーディオデザイナーとサウンドエンジニア をしています。 と、大層な肩書を言ってみるも少し空しいなぁと。 ゲームサウンドの音響屋さん サウンドの音響面のディレクション(技術まわり)のサポート が主な仕事。 とかいう人って希少価値というか、もはや存在を忘れられるレベルなのかもと 少し危機感をもって書いてみる。 例えば、 自分と同じような職種の人がいないプロジェクトの場合

          ゲームサウンドで必要な人

          tatmos 2023年まとめ

          動画GGJ2023作品 絵に合わせて曲を作る 歌詞はChatGPT3 知人が亡くなってしまった アイドルっぽい曲をいくつか作ってみようとチャレンジ 歌詞はChatGPT3 ゼルダのトレイラーで流れている曲 ティアキンは一応クリアした 久しぶりにゲームに何十時間も費やした Processingを使ってMIDIのリアルタイムビジュアライズ Resolume Avenueを久しぶりに動かしてみる TouchDesignerも2年ぶりくらいに触ったような ChipTu

          tatmos 2023年まとめ

          7.1.4ch環境作ってみた感想

          AirPodsでヘッドトラックして聞いてみたりしたものの DolbyAtmosをリアルスピーカーで鳴らしたい。 AppleMusicやNetflixのDolbyAtmos 7.1.4 (7つのスピーカーとサブウーハー1つと上に4つ)の信号がサブスクの配信で聴き放題というので 上からも4ch分の情報が入っているはずなのだが、どれほど差があるのか気になっていた。 (AirPodsの空間オーディオのヘッドトラック視聴で 水平方向はわかりやすいけど上方向がどんなかわからなかった

          7.1.4ch環境作ってみた感想

          楽曲分析のすすめ

          はい 何を言っているのかわかりませんが、 おそらくピアノの伴奏の強弱の話をしているようなのですが、 違います もっと深く 作曲家の意図を読み取るのです クラシックは無駄な音をなるべく書かないというストイックな音楽で 一音一音に無駄が無いように書いているところがある。 (無駄な音を書くと怒られるくらいストイック) ただ、ここの部分だけ見てみると かなり自由に書かれている。 この自由さを許しているのが ペダルポイント 低音をずっと同じ音を流していると、上でなんの音を出し

          楽曲分析のすすめ

          unityroomで音ゲー

          unity1weekの「1ボタン」 ひっそりと参加していました。 何か音ゲーみたいなの作りたいなと思ったけど 音ゲーって何かなと サウンドボルテックスとか リズム天国とか そういうのをイメージしつつ とりあえず以下の目標 60fpsくらいほしい 曲の内容に同期 Web上で表示するとカクカクになりがちなので、 なめらかさほしい と どうやら画像サイズ小さくすれば良さそうなので、小さくして解決(?) 曲に同期はミュージックエンジンを使いました 未完成なところ曲のセク

          unityroomで音ゲー

          ピアノのオーディオからMIDIにした話

          昔の曲をアレンジしたくなった時、 元のMIDIが無くなっていて ピアノ部分を耳コピするのはとても大変 なので、AIの技術に頼ってみることにした。 ◆Piano Transcriptionを試すhttps://hosoblog.com/piano-transcription/ この記事を参考にしていろいろ実験してみた。 ◆音源分離を試すまず元の音源は「歌+ピアノ」という感じなので spleeterでピアノを分離してみた。 ボーカル入りのデータをspleeterで分離し

          ピアノのオーディオからMIDIにした話

          未来のVRセッション

          たまたまVRでセッションした音源を触る機会があったので、 将来的にこういうのがリアルタイムで行えるような 通信技術・処理能力がある前提での仮定のもと リミックスしてみた。 弦にのってしまったノイズ 弦楽器とピアノの演奏音源で、 いくらかノイズのようなものが入ってしまっていた。 ピアノ側の通信ごしでの収録音のため、ピアノの音は普通に収録したような品質だが、 弦の演奏には通信時特有のじゃらっとした(ギターのディストーションに近いような かっかっか と速い針飛びのような鶏とか蛙

          未来のVRセッション