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たかぱん
2024年1月16日 13:56
今年もこの日がくる。1月17日である。あの時も寒かった。とはいえ、私がその寒さの中で震えていたわけではない。被災者の姿である。私はぬくぬくとしていた。でも、あの姿を見ていたことは、忘れられるものではない。 だが今年は、また別の思いも駆け巡る。神戸よりもさらに寒い地域で震える方々のことだ。雪が積もる風景の中に、人々がビニルハウスの中で過ごしている。人は野菜ではないのに。 地震は、住むところを
2024年1月8日 10:25
成人式には出席しなかった。確か花園にラグビーの試合を見に行ったのがその日だったような気がするが、記憶違いかもしれない。ずいぶん昔のことである。 2000年から、現今のように、祝日としての成人の日は移動祝祭日となったが、それまでは1月15日と固定されていた。それは、母の誕生日であった。そのため、母の誕生日は毎年祝日で休みがとれ、実家を訪ねるのが普通だった。子どもたちもまだ大きくなかったし、孫の顔
2024年1月6日 08:36
人間が決めた暦など、自然は知る由もない。正月、しかも元日という、日本で特異な時、激しい地震が起こり始めたことは、特殊な被災状況をつくってしまった。東日本大震災も強烈だったが、私には阪神淡路大震災が重なって見えた。都市建築と比較的近代的な住宅が並んだ関西と比較して、古民家的な特徴の目立つ石川県の町々の被害は、実に痛々しい。熊本地震でも、民家の被害は大きかったが、被害の度合いはさらに増す。阪神淡路大震