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月ごとにツイートをまとめる

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  • 記憶定着日記

    記憶の定着を目的とする日記。毎月のツイートの記録です。

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    アイドルマスターシャイニーカラーズ関連記事のまとめ

最近の記事

2024-07「穴ぼこを横方向に掘りつづけている妖怪みたいな存在」

 今月もツイートをまとめます。先月から書くことがなくて飽きてきた。けれど、続けるよ。 ツイート映画:『ルックバック』  話題作。第一に、作品のテーマ、創作を志す者の初期衝動とその業、に興味をもてないだろうという予感があったうえに、第二に、劇伴にたいする否定的な感想を見ていたので、好きな作品じゃなさそうだなと鑑賞前に思っていた。結果はそのとおりだった。  前者は原作にいうべきことだとして、後者については映画としてきびしい欠点だと思う。ピアノとストリングスがのびやかに鳴り響

    • 2024-06「好きなキャラ:マリー・ミョルニル」

      今月のツイートをまとめます。 ツイート 見るにあたってマッドマックスシリーズを見ました。 *  ミニフィグで遊ぶのは楽しい。二枚目のロボットに関しては、もっとぴったりなヘッドパーツをもっていたんだけど、いくら探しても見つからなかった。レゴはこういうことがある。 *  メイ/オーシャ役のアマンドラ・ステンバーグがよい。  カイロ・レンのテーマがちょろっと流れたりはした。けれど、もっと頼みますよ。 *  1971年の寺山修司の監督・脚本作品。  先月に『サード』

      • 2024-05「投げキッスは最後にくり返されるだろうと予想しつつ」

        今月のツイートまとめ。 ツイート コロナウイルスに罹ってしまった。半年ぶり二回目。前回より症状はマシだった。唾が呑み込めないほど喉が痛くなったり、高熱と悪寒で苦しんだりすることはなかった。大阪に行く予定が取り止めになってしまったことが残念だった。 * オモコロ:「NYO SWORD」  自宅療養中の娯楽としてオモコロチャンネルのイベントを配信で視聴しました。  イベントでライブ披露されたシッコマン イン ザ パーティによる「NYO SWORD」。ラッパーたちが各々の

        • 『絆光記』の感想

           「光について私たちは語らなければならない」という宣言ではじまる一篇の物語から、言葉にすることの励ましを受けとったからといって、さっそくその感想を言葉にしてみようか、というのは心のはたらきとして素朴すぎるだろう。  けれど、ここは素直になって感想を書いておきたい。下書きのままにするのではなくて、記事として公開しよう。言葉への抵抗を残しておくために。言葉を天敵としながら言葉を使おうとする者の文章は出来が悪いだろう。けれど、そのような言葉への反抗の記録がこの世界にあればある分だ

        2024-07「穴ぼこを横方向に掘りつづけている妖怪みたいな存在」

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        記事

          2024-04「公園を散歩することに時間を当てていた」

           引きつづき記事を更新します。  今月はぼんやりしていた。公園を散歩することに時間を当てていた。春の公園は移り変わりが激しかった。桜が散ったあとの長閑な雰囲気はよかった。遠くの木と手前の木を交互に見ると、気持ちが落ち着いてくる。  小説も読んでいたんだけど、感想を書けるものはなかった。感想を書くために本を読んでいるわけじゃないけど、残念といえば残念。感想を書いておいて、あとで読み返すことは楽しいので。 今月のツイート 別様の同一性。美琴さんと樹里さんの私服が好きでしてね

          2024-04「公園を散歩することに時間を当てていた」

          2024-03「距離を保って友人の感傷的な態度を切り捨てると同時に、ひとつの画面のなかに二人が存在する事態を伝えようとする」

           エピグラフにぴったりの一文を掲げて、今月もまとめる。  引きつづき、秋山駿の本を読み、1970年代の日本映画を見ている。 今月のツイート 七草さんって妹さんと暮らしているんですよね~、っていう。それだけじゃすまない。  いま読み返すまで気づかなかったんだけど、寮に泊まったはづきさんが千雪さんの服を借りていますね。これはたまげた。 *  多摩ニュータウンの一日を、三人の女性の視点から描く。終盤、日本語ラップに合わせて踊るシーンがあり、とてもよかった。「この映画はここ

          2024-03「距離を保って友人の感傷的な態度を切り捨てると同時に、ひとつの画面のなかに二人が存在する事態を伝えようとする」

          2024-02「70年代の日本映画を集中的に見ようキャンペーン」

          今月のツイートをまとめます。 今月のツイート 1970年代の日本映画を集中的に見ようキャンペーンを開催中(個人的に)。キャンペーンがいつまで続くかわからないけれど、とりあえず有名どころのお勉強をしようということで、雑誌『キネマ旬報』の「1970年代の日本映画ベスト・テン」特集を参考にして作品を選んでいます。志があるのかないのか。  その第一弾が1971年の作品『八月の濡れた砂』。夏の湘南、地元でくすぶる若者二人が東京からきた姉妹に接近する。  終盤、青年が継父が所有する

          2024-02「70年代の日本映画を集中的に見ようキャンペーン」

          2024-01「長く見た分だけ映像を覚えていられる、というあまりの当然さに笑ってしまう。」

          ひと月が過ぎた。 今月のツイート 中学校の同級生たちと年を越した。 * これが初夢。 *  新年早々、地震があった。東京はゆっくりと長い揺れがあった。直後に姉が帰ってきて、夕飯におせちをつついたりして正月気分は続いたのだが、そのあいだ津波警報のニュースをどう受け止めていいものかわからなかった。 *  正月気分がみせた夢。暢気な理想だけども、基本的なスタンスはこうであることを忘れたくない。 *  ライブパート以外が楽しくないというのが私の感想だ。ドラマパートに

          2024-01「長く見た分だけ映像を覚えていられる、というあまりの当然さに笑ってしまう。」

          映画『PERFECT DAYS』の感想、存在への心配り

          東京スカイツリーの存在  印象にのこったショットの話からはじめよう。土砂降りのなか、大きなレインコートを着て自転車を漕いでいる平山(役所広司)。その奥には、雨雲で先端が隠れた東京スカイツリーと高層マンションがそびえる。この遠景のショットはロマン主義の絵画を彷彿とさせた。  私は、ここ最近、東京に林立する巨大なビルを見上げるたびに、どこか衰弱させられる気分だった。立ち並ぶビルはこの私の存在を拒否している、という不快感があった。この都市特有の体験はいったい何なのか。そして、先

          映画『PERFECT DAYS』の感想、存在への心配り

          2023-12「ショーン・ベイカー監督、シャニマスの映画を撮ってみませんか?」

          2024年になりましたが、昨年の記録をまとめます。 今月のツイート映画:『白痴』  夢の内容を忘れたので、『白痴』の感想だけ。ドストエフスキーの原作小説を、戦後の北海道の舞台に翻案している。  前半、室内で人がセリフをいうだけの映像が続く。これだから小説原作の映画はいやだ、と思いながら見ていた。だけど、ミッドポイントでその退屈さは消し飛ぶ。主人公・亀田(ムイシュキン)が恋敵?である赤間(ロゴージン)に「あの女はくれてやる」といわれた衝撃から放心状態になり、冬の北海道の街

          2023-12「ショーン・ベイカー監督、シャニマスの映画を撮ってみませんか?」

          2023-11「困惑を和らげる夢」

          今月もまとめます。 今月のツイート映画:『ゴジラ -1.0』  山崎貴監督作品。公開前から注目作だったね。  ドラマパートの演出、元軍人の扱い、帝国主義の反省の欠如はどうにかならないかと思う。終盤の戦艦+マーチがかかる瞬間の気分の盛り上がりが、どうもきなくさいものに思えてしまう。 「この音楽って本来はこういう使い方でしたよね!」という目配せ以上のものであってほしかった。終戦・敗戦直後という戦争との距離がぐっと近い時代設定だからこその、新たな意味を付け加えてほしかった。

          2023-11「困惑を和らげる夢」

          2023-10「おれたちは錯覚の塊なんかじゃないぜ?」

          今月のまとめです。 今月のツイート 顔文字リバイバルこい、と思っている。  小学生のときは放課後にずっとメールをしていた。顔文字をめっちゃつけていたし、めっちゃ草(www)を生やしていた。中学に入ってツイッターをはじめた頃もその名残で顔文字をつけて草を生やしていた。 *  今月の初めはコロナ療養中に進路のあれこれを考えるはめになり、その定かでなさに恐れおののき、寝床でおいおいと泣いていた。 *  今月からアトロク2が始まった。これまで夕方6時からの三時間放送だった

          2023-10「おれたちは錯覚の塊なんかじゃないぜ?」

          2023-09「時代的な文化のスターが疲労感をあらわにしている」

          今月分のまとめ。  スケジュール的に簡素なものにせざるをえない。小説の感想を長ったらしく書くみたいなことができずさびしいが、肩の力を抜いて書くのもいいんじゃない。 今月のツイート何のために電話をかけたのかもう忘れてしまったね。 * 会話ってうまくいかないね。地道にがんばるしかないよ。 * いい回だった。 * あれ以来『ぼざろ』を見ているところを見かけないので、視聴はやめてしまったのかもしれない。 *  声色を変えるのってできてないかも。がらっと、みたいなの

          2023-09「時代的な文化のスターが疲労感をあらわにしている」

          2023-08「水着がかわいいからほしかったんです」

          今月のツイート小説:犯罪(※性犯罪の話題を含む)  このツイートは川上未映子の作品にたいする感想というより、八月初めの私の心境についての報告という性格が強い。このときの私は生活上の焦燥感に苛まれていた。そんな状態で『黄色い家』を読んで、貧困と生活能力の乏しさから犯罪をおこなう登場人物たちの境遇が他人事とは思えなかった。もちろん、私の実際の経済状況やもとの性向を冷静に顧みればこの状況把握は見当違いとわかるのだけれど。  『黄色い家』を読み進めるのと同時に秋山駿「内部の人間

          2023-08「水着がかわいいからほしかったんです」

          2023-07「ズボンにカナブンがひっついていた」

           ひと月が経過するのはあっという間ですね。  自分のツイートや下書きをまとめて補足の文章を書く作業も、自分の中で限界が見えてきた。自分しかいない記事を書くという自分の思いつきに、自分の勝手で限界を感じている。これは少しおかしいのかもしれない。「自分の中で限界が見えてきた」という言い回しも格好をつけすぎかもしれない。  限界といっても、フォーマットとしてはまあまあ気に入っている。ほかの人にもやってほしい。月ごとのツイート数が少ない人はやってほしい。自分の気にいったツイートだ

          2023-07「ズボンにカナブンがひっついていた」

          2023-06「〝If knowledge ain't your power, what the fuck is you rhyming for?〟ですよ。」

           今月から装いを新たにします。記憶の定着もできていなければ、月に一回書く記事が〝日記〟であるはずもないから。やることは変わらないにしても、ずっと同じタイトルでいるのも飽きがきたのかもね。 今月のツイート映画:バビロン・シンドローム  「最後のあれ」とは、マイケル・B・ジョーダン監督の『クリード 過去の逆襲』の上映後についてきた特典アニメ「クリード SHINJIDAI」のこと。この感想と同じことが、『ザ・フラッシュ』のクライマックスにもいえる。「この歴史、この文脈を、私が新

          2023-06「〝If knowledge ain't your power, what the fuck is you rhyming for?〟ですよ。」