2023-09「時代的な文化のスターが疲労感をあらわにしている」

今月分のまとめ。

 スケジュール的に簡素なものにせざるをえない。小説の感想を長ったらしく書くみたいなことができずさびしいが、肩の力を抜いて書くのもいいんじゃない。


今月のツイート

何のために電話をかけたのかもう忘れてしまったね。

会話ってうまくいかないね。地道にがんばるしかないよ。

いい回だった。

あれ以来『ぼざろ』を見ているところを見かけないので、視聴はやめてしまったのかもしれない。

 声色を変えるのってできてないかも。がらっと、みたいなのは無理だ。柔らか~くすることはできる。多分。

 幽谷霧子さんに「人と話すときはそんな声の出し方じゃダメだよ」みたいな助言に似た誹謗を浴びせる人がいるのかもな、と考えていやな気持ちになっていた。

シャニマス:斑鳩ルカとカフェ

pSSR【broken shout】斑鳩ルカの感想。

 シャニマスにおけるカフェ・喫茶店の機能は、イルミネやアルストなどユニットの交流の場、あるいはアイドルとシャニPがサシで仕事の話をする場、と思っていた。ルカの場合、明確に「家の外部」「仕事の外部」としてカフェを使っているのを新鮮に思った。

 この意味では、私は一限をさぼってドトールに行くのが好きだったので、このカフェの位置づけは親近感を覚える。

デイヴィッド・クローネンバーグの新作と代表作。あとは『クラッシュ』も見たいね。

座るところを求めて東京駅をさまよっていた。コーヒー代を払えなきゃ座れないなんてあんまりだ。

映画:『アリスとテレスのまぼろし工場』

 寄り添う両親と仲間はずれの幼児の衝突というもろ精神分析ぽいにせよ、その話をまさかあんな鬼気迫る語り口で描かれるのはめずらしすぎないか。見てよかった。

 この衝突の迫力に比べると、中学生たちの恋愛まわりの感情は学園青春ものの域を出ない印象があってもどかしい。 とはいえ、ややキツめに性的な台詞や演出がところどころに配置されているので、中学生的なエロティシズムと家族の問題の短絡が作品全体の魅力になっている。とくにスカートを翻す手前の、校舎の壁に影が映るカットが鮮やかな印象を残した。

映画:スター・ウォーズ

(プリクエル→シークエル)

 これは編集のテンポがあまり気持ちよくない『アソーカ』への当てこすりでもある。続三部作とは違うラインのSWを作ってくれるのはいいけども、という。もちろん、フィローニだからそんなこと百も承知でゆったりとしたテンポにしているんだろうけど、それがうまくいっているとは思わない。

旅行で気持ちよくお金を使うことのむずかしさを語っている回。お金を使うのってほんとに難しいよなあ。

ポール・シュレイダー作品。次は『ハードコアの夜』を見たいな。

『カード・カウンター』を見るためにはじめて新文芸坐に行った。思っていたよりスクリーンが大きかった。孤独の男をオスカー・アイザックを演じているから詩情が醸し出されるのだけど、舞台であるホテルのカジノや電飾のイルミネーションは俗っぽさが疑いようなく映っている。

 あとプールの遠景よかったな。ぶっそうな復讐を企てる青年とそれを止める男、それをつゆ知らぬ男女が手前でたわむれている。

ウルトラマンブレーザーに登場する怪獣。

円谷公式HPより引用

かわいい~

シャニマスのオファー企画。誰が楽曲を提供してくれるかが楽しみだ。

シャニマス:三峰結華と「推し」概念

「湘南新宿ライン」と似ている。

 内容に触れると、シャニPが「俺の推し」というふうに三峰さんのことを呼び表していた。このことについて思ったこと。世間ことツイッターでは、「「推し」概念ってどうかと思うよ」という元来からあった批判+反省ムードが醸成されつつある。私も危うくのっかりかけていた。けれど、この批判的態度が三峰さんの背景と衝突することを忘れていた。

 推し概念を批判するならこの衝突を覚悟しなくてはいけない。もしくは、われわれは「推し」概念の失効した時代の三峰結華を見据えなければならない。

 みごとな快作だった。ニューヨークで営まれる人間社会を羨望のまなざしで見るタートルズのショット、みごとだった。赤ちゃんタートルの輸入おもちゃを買おうかと迷ったが、踏みとどまった。

生活:新型コロナウイルスに罹患

 徹夜明けの熱だと思っていたが、ちゃんとコロナだった。薬の効果が切れたとき、発熱は39.2度まで上がって悪寒がつらかった。熱にうなされながら眠っていたとき、亡くなった祖母が夢の中に出てきた。そういうふうにできているのか。のどはまだ痛い。

 五類に移行したかもしれないけど、また感染症対策をしてくれ~という気持ち。私という個人から別の個人に向けてのお願い以上の何物でもないが。

今月の下書き

 七草家の家庭の状況を考えれば、にちかさんが高校の時からバイトを始めることは何か意味合いを帯びるはずだけど、そこで音楽という自分の関心のある分野を選ぶことのできる人間であるというのがすごい。七草にちかはアイドルだぜ、と思う。

にちかさんがアイドルをやる前のすごさ。

ロブ=グリエ『快楽の漸進的横滑り』を見た。冒頭の予告編的スタッフロールと矢継ぎ早のカットにしびれた。序盤のセリフがないところまででかなり掴まれたのだが……。

後半、修道学校になってからは停滞してしまって、映像の刺激のわりに眠たかった。

 PUNPEE「Free Roamin' (Self-regi Dystopia)」をMVで初めて聴いた。流行りのビートに対していささか投げやり風なリリック。都会の真ん中の疲労感があっていいですね。くたくたな文化系の都市生活者が描かれる村上春樹『ダンス·ダンス·ダンス』を思い出す。
 『ダンス~』が特に好きなのは、時代的な文化のスターが疲労感をあらわにしているところだ。それはある種、 特権的な都市生活者の賛沢な悩みのようでもあるし、その独特の切迫感が描かれるのもハワイに行く前に限られるけど。

いい曲。

親の耳が遠くなったら私の声をよく聴くことができる人がいなくなってしまう。

友人たちもよく聴き取ってくれているので、さいわいです。

密輸ってすごい

国家と法を超えた経済。

今月のファボ・ブックマーク

今月はなし

今月の分はおしまい。この頃ちょっとがんばる必要があるけど、悲壮感に飲まれず、自分のペースを崩さずにいきたいね。



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