自分を取り巻く環境に悩むと状況はより悪化する
こんにちは@tateshina_lifeです。
今日は自分を変えれば世界が変わる、ということについて書いてみます。
SNSなどで見聞きしたり、僕自身も人から相談を受けることが多いのですが、他者や環境を変えようとして悩んでいたり、不安に苛まれている人が結構います。
一度は聞いたことがあると思いますが、環境を含めた他者を変えることは簡単ではありません。自分と他者とでは置かれた環境が異なりますし、そもそも考え方やベースとする価値観が違います。
ですから、他者を変えようとする人は、なかなか変わってくれないことに苛立ち、結果的に自分と他者の関係が良くならないことについて悩むことになります。更に、他者を変えることができない自分の能力を否定することに繋がるかもしれません。
引きこもりになっている人に「出てきなさい」と言ったところで出てくることは稀でしょう。
天照大神が天岩戸に隠れた後に再び顔を出して、出てくることができたのは彼女自身の好奇心によるものでした。他の神々が外で楽しそうに騒ぎ踊っていることが気になって自ら行動したのです。
一方で自分が所属する組織を変えたい、営業でなんとかして仕事をとりたい、ふさぎ込む相手の表情を明るくしたい、など他者の行動を引き出すことで自分の環境をより良くしたいという場面は誰にでもある自然なことです。
そこで相手を諭すのではなく自分自身が楽しむことに没頭するのです。
組織を変えようとするのではなく、少なくても良いので一緒に楽しく仕事ができる仲間と目の前の仕事に集中して成果を出すこと自体に喜びを見出し、自分自身を褒めてあげましょう。相手が笑わないことに気分を悪くする前に、自分が笑いましょう。
赤ちゃんや動物はその人の感情の微妙な変化を読み取って、近づいてきたり同じ感情を返してきたりします。人間には無意識に相手の感情を読み取り、受け取り、味わうことができる能力が備わっています。
感情は伝わり、共鳴・共振する音叉のようなものです。自分がより良い音を奏でることで、相手も少しずつ音を奏でるようになります。それはだんだんと強い力になっていき、いつの間にかその人らしい音楽を楽しむようになるでしょう。
その音楽はあなたが奏でる音と素晴らしいハーモニーを生みだすことになるでしょう。
ですから、他者を変えようとしていると自覚したら、まずはその仕事、もしくはプライベートでの状況に置かれた自分が楽しんでいるのかどうか、楽しめるかどうかを意識するのです。
世界が美しい音で満たされる日が来ることを。
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