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2020年5月1日朝。「おしっこ、でなかった!」4歳になる次男がオムツを手に叫んでいる。夜の間におもらしをしなかったことを誇っているらしい。緊急事態宣言の延長方針が発表されたとは思えない、緊張感のない1日の始まりだ。寝苦しい夜を過ごしていただけに救われたような気がした。経済は停まっても、子供はすくすく成長していくものだ。

こんにちは。舘澤史岳です。この1ケ月、引きこもり同然の自粛生活を送りながら、今後どうしていくべきか。様々な思想をめぐらしてきました。結果、これまで半休していたnoteを活用して、自分を少しずつ開放していくことを決めました。「覚醒」です。多くの人にとっては、「お前誰?」「何している人?」だと思うので、今後訪れる人のためにも、ここに、基本コンセプトみたいなものを記しておきます。

【自己紹介1】私が何者かについて

職業で分けるなら「文筆業」です。

もともとはリクルートの代理店に勤務するコピーライターでした。2013年にフリーになってからは、同業で生計を立てつつ、以前より興味のあったシナリオセンターを受講。2016年にはWOWOWでドラマ化も果たしました(「食い逃げキラー」という作品です)。どんな広告・作品を手掛けてきたかはいずれ紹介していきます。

【自己紹介2】なぜ、覚醒しようと思ったのか

このままだと「死ぬ」と思ったからです(色んな意味で)。

コロナと関係なく、ここ1,2年、徐々に仕事量・単価が下がる傾向にありました。また、その一方で、何かを表現しようとした際に「波風を立てるな」「当たり障りなく書け」という圧力を感じることも多く、それが非常にストレスでした。「このままではいけない」という危機感はあったものの、手のかかる子供二人の世話に追われていたこともあり、見て見ない振りをしていました。心のどこかにあと20年くらい、ごまかしながら生きていけるのではないか…そんな思いがあったことは事実です。でも、今回のコロナで見事に飛散しました。正確に言えば、「もう逃げきるのは難しそう」って感じです。だったら、後は戦うしかないですよね。

【自己紹介3】何を書くつもりなのか。

「自分を出す」つもりです。

なぜか? そっちの方が、生き残る確率が高くなるからです。たとえば、腐りかけの肉があったら食べても大丈夫か。群れのボスが交代した時、そこにい続けるべきか・抜けるべきか。生物は常に生存競争をやむなくされ、その都度、選択を迫られています。現代人だって同じです。たとえば、何かを指示された時、「それは違うのでは…」と思ったとしますよね。「こっちの方が効率的なのにな」って。でも、日本社会では、言わずにおくのが通例です。効率や雰囲気が重視されるので、異を唱えてもあまり聞く耳を持ってもらえません。だったら、ご機嫌を損ねるよりは、黙っておいた方が得策ですから。

でも、これからは、違うくなると思うんです。最近、社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)というワードが頻繁に使われていますが、仕事をする上での適切な距離感も変わってくると思います。何たって出口の見えない、右肩下がり確実の世の中ですから。指示を待っていたら墜落しちゃうし、指示が間違っていない保証もありません。誰かにおんぶにだっこは、もう、きついです。相手方にとっても。だからシートベルトをするならする、脱出するならする、自らハンドルを握るなら握る、とにかく距離を選択しなければ。

距離を置くと言っても、「一人で生きていけ」と言っているわけではありません。勝手を言うようですが“つながり”は必要です。組織の中に埋没していた時以上に。ただし、これまでのノミュニケーションのような粘着質のものとは違って、もっと、ゆるやかなものだと思います。そして、それを築くために大切なのが、適切な距離をとった上で自分をOPENにすることだと私は考えました。つまり、「自分はこう思う」「こういうことがやりたい」「こういうことならできる」、組織の中に埋没していては発信することのできなかったことを、OPENにしていくのです。

たとえば、自分が今生きている世界をちょっと考えてみてください。そこには、同質の人間が1万人いるとします。服装とか喋り方とか考え方とか、大体が似たり寄ったりの高校のクラスの拡大版みたいな。同質であるが故に同調性も強い。すごく息苦しいけど、そこしかないと思って、みんな頑張って生きているわけです。

でも、視野を広げてみると、その向こう側には広い世界があるわけです。たとえば、見知らぬ人が1億人いたとします。「自分はこう思う」「こういうのは嫌だ」「こういうことがしたい」どんどん発信していくと、大多数には「こいつ生意気だな」と思われるかもしれません。でも、1%でもいいから「なんか面白い奴だな」って受け入れられれば、そこには100万人の世界があるわけです。0.1%でも10万人です。0.01%でも1万人です。

私は、この可能性に賭けてみたいと思いました。そのためには、声を出さなければいけません。だから、このnoteをつけはじめたわけです。

今はまだスタートしたばかりですが、いつか、ここから新しい仲間が見つかったり、新しい仕事が生まれてきたりすればいいなと思います。そのためにも、自分をどんどんさらけだしていきます。もしよかったら、フォローして、今後を見守ってやってください。
※問い合わせ、質問・疑問は以下まで。お待ちしております。
tatesawa1021@gmail.com

最後に、自粛をやむなくされている方、生活のため働かざるをえない方、最前線で国民のために尽くしてくださっている方、みなさんの頑張りに感謝と敬意を。一刻も早いコロナ危機の終息と、みなさんの健康と幸せを心から祈っています。

2020.5.1 舘澤史岳


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