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連続140字『長崎すひあすくわっど』2-22

「瓊之浦家の本邸でございます」

 降りたそこは駐車場だった。少し歩くと、立派な木の門の前に出た。表札には『瓊之浦』とある。コハクは圧倒されてしまった。

「ふたりは両親と暮らしてるって言ってたな」

 アコヤはいつも通りのテンションで双子に話しかけていた。

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