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連続140字『長崎すひあすくわっど』1-41

 なにせそこにいたのは、自分より一回り年上と見受けられる、若々しくもダンディさ溢れる渋い紳士だったからだ。
 眼光鋭いエスプレッソの目と、それと同色の整った髪が、ロマンス映画のワンシーンのようにコハクの心をがっちりつかんだ。

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