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連続140字『長崎すひあすくわっど』1-23

「あ、呼び捨てでいいですよ」
「私も」

双子は気軽に答えてくれた。

「えと、じゃあ、ハリとルリは……、ええと、その」

コハクはしどろもどろになった。これからしようとした質問があまりにもデリケートに思えたからだ。

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