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連続140字『長崎すひあすくわっど』1-33

「理由覚えてないのかよ、さすが脳筋」

 アコヤはそのまま舌打した。
 おろおろするハリをよそに、ルリがクスクスと笑いながら言う。

「でも、なんだか息ぴったりって感じがします」
「どこが?」

 コハクとアコヤの声はまたしてもかぶっていた。

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