見出し画像

優しい介護職員。

僕は昨年介護の資格を取得した。
介護職員初任者研修だ。
転職をするつもりは無かった。
勉強も兼ねて学んでみようと思ったのだ。
そこで出会ったクラスメイト達と意気投合した。
年齢もバラバラだったが仲良くなった。
学校帰りに飲みに行ったりもした。
先生曰くかなり珍しいケースらしい。
そんなクラスメイト達とは今でも定期的に飲み会を開催している。
そんな飲み会で感動したことがあった。
丁度WBCがあった3月の頃だ。
クラスメイトのAさんがネガティブになっていた。

「大谷翔平は凄い。完璧すぎる。前人未到の二刀流やし人柄も良いし…それに比べて自分は何てダメなんや。イヤになるわ…」

お酒も入り落ち込んだご様子。
そこですかさずBさんがフォローした。

「そんな事ないですよ。Aさんも凄いですよ。だってAさんベットメイキング出来るじゃないですか。車椅子の移動・移乗も出来ますし衣服の着脱もしてあげられる。大谷翔平これ全部出来ませんよ。自分の良い所探して行きましょうよ。」

感動した。

尊厳の保持と自立支援。
介護の世界で1番最初に習う言葉。
それをこうして実行出来ていることが素晴らしい。
未来の介護職員に拍手が巻き起こった。
こんなに心の優しい人がいるのだ。
介護の勉強をした中で1番の収穫である。

Bさんのような心優しい介護職員が増えますように。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?