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空雨傘とは?| 図解と実例解説 | 本当の空雨傘の実力知ってますか? | フレームワークも使いこなせる一石二鳥の最強思考ツール

よく巷で「フレームワークを使おう!」という言葉を聞いて、実際に使おうとしても・・・

「どうもピンとこない」
「なんか色々ありすぎて、訳わからない!」
「結局、どう当てはめたら正解なんだ・・・?」

・・・とフレームワーク路頭に迷ったことはありませんか?

私はありますw 胸を張って言えます。仕事ですごい人を見る度に「なんかフレームワークすごいな・・・でも私には全く手のつけようもありません(ごめんなさい)」と何度落ち込んだことか。

しかし、そんな私もフレームワーク路頭から抜け出せるたった一つの方法がありました。そう、こんな私でも1週間で変わりました。

それは「空雨傘」です。

え、空雨傘ってあれでしょ・・・?知ってるし。
あれのどこがそんなにすごいんですか?


と思ったあなた(私も最初はそう思っていました)
そうです、その「空雨傘」です。

https://xtech.nikkei.com/atcl/learning/lecture/19/00027/00009/

この図の通りで、小学生でもわかるような至極シンプルなものです。

事実>解釈>結論
空>雨>傘
事実や状況認識>事実に基づく解釈>解釈に基づく結論

っていうあれです。

ちなみに、空雨傘は「客観」→「主観」→「主観」の順番です。
これもテストで出ます。

事実>解釈>結論
空>雨>傘
事実や状況認識>事実に基づく解釈>解釈に基づく結論

客観>主観>主観

まず、この考え方を頭に叩き込んでください。
空雨傘、1+1+1=3と同じくらいシンプルに覚えてしまいましょう。

空雨傘を「身の回りの全て」に適用しよう

実は、、、思考力を身につける真髄はたったこれだけです。
フレームワークを使いこなせるようになる真髄はたったこれだけです・・・!

え、なんで?どうやって使うの?全然つながらないんですけど・・!

というあなたに。ポイントは7つだけです。

空雨傘を「身の回りの全て」に当てはめてしまえば、その瞬間に有無を言わせず「空雨傘」のフレームを使える形に持ち込めます。一瞬です。
全てのとっかかりを自分で作ってしまうのです。すごくないですか?

ルール1:全てを「目的・空・雨・傘・アウトプット」で捉える。

はい、もうこの図の通りです。この枠組みがあると、この要素があるはずだ、この全体図になるはずだ!と仮定して当てはめるのです。

ただそれだけです。

ルール2:空雨傘を当てはめる対象は「身の回りの全て」と捉え直す


まず、空雨傘の対象、対象となる何か = 「身の回りの全て」です。

発言、文章、事象、現象、ドキュメント、文書、画像、動画・・・

もっと具体的にいうと

チャットのテキスト、画像、動画、会議の誰かの発言、誰かのパワーポイント、Wiki、Word、Excelの資料、誰かの表情、歴史、旅行、イベント、概念、思想、史跡、宇宙、空・・・

今朝、何をみましたか?今日何をしましたか?明日何を目にしますか?
全てを「目的・空・雨・傘・アウトプット」の集まりであると想像します。妄想します。仮定します。急速に思考が進んでいく感じがしませんか?

ルール3:全てを「傘」として捉える

全てを「傘」として捉えます。その瞬間に、「雨」があるだろうと想像できます。空があるだろうと想像できます。目的とアウトプットがあるだろうと想像できます。

「何かを理解したい・捉えたい」時には、全てを「傘」として脳内変換します。すると、すべてが「傘」となるための残りの空・雨・目的・アウトプットは何だろう?と思考が働き始めます。

ルール4:全てを「空」として捉える

全てを「空」として捉えます。その瞬間に、「雨」があるだろうと想像できます。その先の「傘」があるだろうと想像できます。目的とアウトプットがあるだろうと想像できます。

「何かを考えたい」時には、全てを「空」として脳内変換します。
すると、全てが考えるための材料「空」になります。

これを「空」「事実」として捉えると何が言えるか?どんな「雨」を適用しようか?どんな「傘」が欲しい?そのためには、どんな「雨」が良さそう?とどんどん思考が働き始めます。

全てを空と捉えた時、「雨」がいわゆる3Cや7Sなどのフレームワーク・視点・法則を当てはめる部分です。

え、どういうこと?何か今すごい大事なことを聞いた気がする!
(でもよくわかってない)

と思ったそこのあなた。

雨に好きなフレームワークを当てはめる時のイメージ
会社でいろんな人の意見が出ている時のイメージ

つまり、「空」に適用した「雨」の違いがこのような意見の違い、傘の違いを生み出しています。

裏を返せば、当てはめる「雨」によって必然的に導く結論「傘」も180度変わります。

当てはめる「雨」を発見し、「雨」の引き出しを増やせば増やすほど…導ける結論「傘」の可能性も広がります。

ルール5:全てを「雨」として捉える

全てを「雨」として捉えます。その瞬間に、「空」と「傘」があるだろうと想像できます。目的とアウトプットがあるだろうと想像できます。

「何かを視点として糧にしたい」時には、全てを「雨」として脳内変換します。

雨とは「ルール、文脈、視点、観点、法則、解釈、主観」です。

すると、全てが考えるための材料「視点」「雨」になります。ここから本質を抜き出して「雨」として利用できないか?つまり何を言いたいのか?この「雨」は他の分野でも活用できる?他にどんな「雨」がある?もっと幅を持たせたら別の解釈が生まれる?別の「傘」を生み出すには?真逆の「雨」はないか?どんどん思考が広がり始めます。

ルール6:全ての「空雨傘」には「目的」がある。

全ての空雨傘には「目的」があります。目的は、必ず「人(who)」とセットです。人があるところに意志があります。人がいなければ思考は生まれません。

「考えるための大目的、空雨傘の目的、ゴール、目指す状態、道筋を明らかにしたい」時に「目的」があることを想像します。仮定します。

すると、全ての空雨傘はあくまで「目的を満たすための1つの手段」にすぎないことがわかります。N個とりうる無限の変数を1つに固定した、可能性のうちの1セットにすぎない、それが今の「空雨傘」だとわかります。

ルール7:全ての「空雨傘」には「アウトプット」がある。

全ての空雨傘には「アウトプット」があります。アウトプットは、「人(who)」とセットです。人があるところにアウトプットがあります。人がいなければアウトプットは生まれません。

なお、アウトプットは「傘」とは違います。傘はあくまで概念、考えであって、アウトプットは目に見えるフォーマット、出力された状態のことです。例えば、「〜という予算を立てた」という傘に対してアウトプットは「PPT」「Excel」「Slackの返信 3行」「会議での発言 10秒」など状況によって複数の形式を取りうるのです。

アウトプットが生まれて初めて、目的は達成されたとも言えます。

「考えた結果、成果が達成された状態、目に見える最終形にしたい」時に「アウトプット」があります。
するとアウトプットには、目的・空・雨・傘があるのだろうと想像できます。仮定できます。想像できます。どんな意志があるのだろう?どんな事実に基づくのか?どんな解釈・視点を適用したのか?その結果、どんな結論が生まれたのか?その空雨傘は目的に沿っているのか?そのアウトプットの形はなぜそうなったのか?目的は達成されるのか?など思考が捗ります。

で、なぜ「空雨傘」なの?

ここまで話しておきながら、5W1Hとか3Cとか世の中フレームワークなんて色々あるのに、なぜ空雨傘?と思ったあなた。素晴らしい問いですね。

とことん掘り下げましょう。

「空雨傘」は、いわゆる「演繹法」とも同じ考え方です。高校数学でなんか聞いたようなあれです。

演繹法ってなんだっけ?と思いつつ、サラッとおさらい。

https://www.missiondrivenbrand.jp/entry/thinking_deduction_Induction

事実>解釈>結論
空>雨>傘
事実や状況認識>事実に基づく解釈>解釈に基づく結論

前提>法則に当てはめる事実>結論

おおお!なんか繋がった!

まだまだですよ。

実は、空雨傘は、人間の脳の仕組みと同じなんです。

あなたの脳は、「インプット」→「プロセス」→「アウトプット」というステップで身の回りの出来事を全て処理しています。

https://www.mathmonkey.com.my/v2/index.php/how-brain-works

そして、「インプット」→「プロセス」→「アウトプット」

これは、実はコンピュータの情報処理の仕組みとも同じなんです。

https://movementwithskill.com/2021/06/30/the-brain-the-nervous-system-and-the-body-part-1/

つまり・・・

空雨傘は、人間の脳やコンピュータの仕組みと同じ


空雨傘を基本の基本のフレームワークとすることは究極に合理的なのだ。

※ 人間の脳やコンピュータがどんな功績を成し遂げてきたのか、それはあなた自身と人類の歴史が証明していますね…!

まとめ

空雨傘を「身の回りの全て」に適用しよう
ルール1:全てを「目的・空・雨・傘・アウトプット」で捉える。
ルール2:空雨傘を当てはめる対象は「身の回りの全て」と捉え直す
ルール3:全てを「傘」として捉える
ルール4:全てを「空」として捉える
ルール5:全てを「雨」として捉える
ルール6:全ての「空雨傘」には「目的」がある。
ルール7:全ての「空雨傘」には「アウトプット」がある。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

次回は、空雨傘をどうやって実践していくのか、を私自身のエピソード交えて、リアリティーたっぷりにご紹介していこうと思います!

少しでもご参考になりましたら幸いです。

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