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にぐちの硯

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にぐちが書いたもののなかで、これはエッセイだなーというものをまとめたものです。
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2020年6月の記事一覧

推しが支えにならなくなったら

推しが支えにならなくなったら

先週の月曜日からいきなり人生を再考し始めて(ずっとうだうだ悩んではいたのだが)、土曜日に結論がでた。日曜日はそれを現実的に捉えなおして意思を固めるのに必要だった。まるっと1週間。1週間で人生大転換するような結論を出していいのか?と思う人もいるだろうし、私もそう思った。でも、そういうときもあるらしいよ、と伝えたい。結論を出すのも大変だった。とりあえずこのまま、と言ったほうが今は楽なのかもしれないな、

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いきなり岐路に立つときもある

いきなり岐路に立つときもある

私には行き詰まった時、一息入れたい時、気分転換したい時に必ず行く場所がある。場所というか部屋なのだが、そこからはとてもきれいに山が見える。地元では信仰の対象になるくらいの独立峰で、ここに住んで5年目ともなれば、ちょっとした心のよりどころになっていた。

このご時世でリモートが進み、使っていない部屋がたくさんある。その部屋もいつもなら人がたくさんいるのだが、今はすっからかんだ。私以外誰も使わないよう

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3word小説、面白いかも

月曜日はなぜか夜更かししてしまうのが常で、今週も気づけば11時、みたいな感じだった。週の初めだし、まだまだ長いし、しっかり寝るのが理想なのだが、どうも上手くいかない。私がああ、また寝るタイミングを逃した、と思うきっかけが一つある。それはテレビ朝日の「かみひとえ」が始まることだ。基本テレビはあまり見ないのだが(残念ながら家にもそんなにいない)、この番組だけは毎週見てしまっている。(ちなみに好きな番組

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誕生日いろいろ

誕生日いろいろ

今日の朝、中国人の先輩がミニサイズのケーキを買ってやってきた。昨日は私の誕生日だったのでケーキを買ってきました、と言う。中国では誕生日の人が周りに贈り物をするのか…文化の違い…と思いながら、促されるまま選ばせてもらった。どこで買ったのか聞けば地元ではわりと高級店で、朝からそんな贅沢品を食べてしまうなんて…と一気に非日常である。誕生日の人にケーキをごちそうになるというちょっとした違和感は、値段を考え

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隣の芝は青いので

隣の芝は青いので

隣の芝は青い。たぶん永遠に青いままだ。他人の庭というのはなぜあんなにも瑞々しい緑をこれでもかと輝かせているのだろうか。常に比較されながら、そして自分自身でも比較しながら自分の芝が育つのを待つのはなかなかに苦行である。大体そういう芝は捨てて、違う場所で作ってみたり、色や形の違う芝を作ってみたり、大きな塀を作って見えないようにしたりするものだ。隣人が誰もいない場所で芝を作れば革新者であり、その道の第一

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noteを書く理由:にぐちの場合

noteを書く理由:にぐちの場合

物心ついた時には文字を書くのが好きだった。好きと言えば聞こえがいいが、苦にならなかった、という意味も含んでいる。国語の課題で絵にあった物語を書いてみましょう、とか、何か行事があるたびに作文を書きましょう、とか。皆さんも身に覚えがないだろうか。特に小学校はとんでもない数を書かされる。あれが嫌いだったという人もいるだろう。私はほかの宿題よりは作文のほうがよかった。作文には正解がないから。何を書いてもい

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夏を感じさせるもの

夏を感じさせるもの

四季の中で、一番「この時期がきたか…」と思うのは、夏である。盆地だからか、夏は「はい!!夏です!!!」とわかりやすくやってくるような気がする。春は今住んでいる場所に越してきて以来、この時期が春ね、とわかるようになったが、未だに秋は冬の前哨戦のような感覚である。秋って多分今頃のことなんだろうな…?と思うのが毎年のことだ。それはさておき、今日から6月。2020年の夏が来る。

年々暑さが増す夏において

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