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クラシック音楽

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に関する記事のまとめ。アマチュアオーケストラでビオラを20年くらい弾いています。演奏会を作るまでの過程も暑すぎる舞台照明も、全てが音楽だよね。
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#コンサート

雨天中止…ショックはデカいが野外コンサートはやっぱり楽しい。

雨天中止…ショックはデカいが野外コンサートはやっぱり楽しい。

弦楽器、オーケストラの話です。
フジロックなどの野外フェスのようにオーケストラもコンサートホールを飛び出し、たまに野外でコンサートをしたりします。日本は気温湿度が高いからか、野外コンサートの文化があまりありませんね。

野外コンサートは弦楽器などの演奏に特には不向きで、音は響かないし、楽器は直射日光に弱い。しかも練習しても雨なら中止、カメラマンにも野外コンサートの撮影は断られる。どちらも経験ありま

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『子ども向けコンサート』楽曲決めるの難しい話。

『子ども向けコンサート』楽曲決めるの難しい話。

簡単なようで意外と難しいんですよね。誰のためのコンサートか、わからなくなってきます。

自分に子どもがいるからかもしれませんが、未就学児も鑑賞可能なコンサートもたくさんあり、音楽鑑賞が好きな親にとっては有難い環境になってきました。

元々、私はオーケストラの演奏を大きなホールで聴くことが好きなので、ラフォルジュルネの0歳からのコンサートや日本フィルの夏休みコンサートなどに子どもと一緒に足を運んでい

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サントリーホールはやっぱりホテル並みのおもてなし空間だった。“3つの理由”をのぞき見してきた話。

サントリーホールはやっぱりホテル並みのおもてなし空間だった。“3つの理由”をのぞき見してきた話。

1987年に開業したサントリーホール(=港区赤坂)。国内外の有名オーケストラが数多く演奏会をしている、有名な音楽ホールです。私も観客として何度も足を運んでいますが、一歩踏み入れたときの特別感やワクワク感は格別。その理由をバックステージツアーでのぞき見してきました。

親愛なるサントリーホールに関する別記事はこちら。愛が重い。

理由① ホールの顔!レセプショニストコンサートに行くと、ホワイエと呼ば

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チェコからやってきたオーケストラと、静かな大喝采。

チェコからやってきたオーケストラと、静かな大喝采。

東欧チェコから、プラハ・フィルハーモニア管弦楽団というオーケストラが来日。新宿にある東京オペラシティで演奏会を聞いてきた。この演奏会、大変感動的だったのは、自国の作曲家であるスメタナとドボルザークで組まれた素晴らしいプログラムと演奏技術ということだけではなく、この状況下で海外オーケストラが来日し、しっかりと開催を実現させたことではないだろうか。演奏終了後、森から湧き出た一雫が水流となりチェコの繁栄

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『音楽の危機』をジャケ買いしたら、音楽の尊さを思い出した話。

『音楽の危機』をジャケ買いしたら、音楽の尊さを思い出した話。

2019年12月に近隣保育園でのミニコンサートの機会をいただいたのが最後、もっぱらお客様の前や人前で演奏させていただく場がなくなった。元々近隣施設への営業活動により実現した依頼演奏が活動の根幹だったわけだが、地域イベントも中止、保育園での依頼演奏も中止になり、ここ2年は活動の場が全くなかった。

私たちの音楽団体には、団体の活動収益で家計を支えている音楽家はいない。活動の場がなくなったこの期間、私

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