笈田太郎@小学校教員

小学校教員6年目。日頃の実践や読んだ本のレビューを発信。今年は毎日投稿したい!

笈田太郎@小学校教員

小学校教員6年目。日頃の実践や読んだ本のレビューを発信。今年は毎日投稿したい!

マガジン

  • 日々のふり返り

    友人とnotionというアプリで日々のふり返りを見せ合っています。短い時も長い時もありますが、実践や教育観についてのふり返りを紹介できたらと思います。

  • 社会科授業関係

    社会科の授業づくりについて書いています。

  • 自分の実践に影響を与えた実践に影響を与えた本紹介

    自分の実践に影響を与えた本を紹介しています。

  • 最近読んだ本紹介(簡単に)

    小学校教員が最近読んだ本を簡単に紹介します。小説、教育書、ビジネス書、自己啓発本などなど、特に関係なしに、簡単に紹介します。

最近の記事

#70 頭の中に思い描いていること

最近考えていることを整理するためにバーっと打ち込んでみます。 新しい価値を創造する子ども 新しい価値を創造する力とは? そこに向かって社会科は何ができる? 学びのSTEAM化が言われている。 STEAM教育 子どもの問いが起点 創造的問題解決 社会科 教師の発問が起点 問題解決型学習 新しい価値の創造✖️学びのSTEAM化✖️社会科 そもそも新しい価値はなぜ必要か? 変化の激しい社会に対応する力 =持続可能な社会の実現 =ウェルビーイングな社会の実現 令和の日本

    • #69 社会科実践サミットに参加して

      姫路で行われた実践サミットに参加しました。学びをアウトプットしていきたいと思います! 子どもの疑問をもとにした学習問題の設定 学習内容をもとに導入で子どもたちに「疑問」を持たせる。その疑問から学習問題をつくっていく。 ただ、子どもの疑問(問い)にはレベルがあり、本質的にいく子もいれば外れる子もいるが、学習内容から出た疑問であることは間違いないため、それらを総合して学習問題として捉えていく。 学習問題には時間をかける、命をかけるというお話もあった。 やはり、導入、学習問題の設

      • #68 スーパーマーケット教材研究へ

        スーパーマーケットへ教材研究へ 今回はインタビューなどはせず、さらっと足を運んでみるだけに留めました。 スーパーマーケットの定義日本セルフサービス協会は、スーパーマーケットについて と定義しているようです。セルフサービス方式とは、簡単にいうと、客が買い物カゴに商品を自分で入れて勘定することで、今では当たり前ですが、アメリカが1930年代に生み出したシステムだそうです。それまでは、客対店員が1対1で対応して商品を買っていました。 スーパーマーケットの工夫教科書にもよく載っ

        • #67 社会科オープンサロンに参加して

          「まとめる」「いかす」場面に注目した今回。学んだことを整理したいと思います。ただ、車で帰省中だったため、きちんと聞くことができなかったのが残念ですが・・・ まとめるでは関連付けを横田先生の実践。まとめるの段階では、表や図に整理しながら学習問題の答えを考えていきます。ここでは、「関連付け」によって、整理していきます。 いかすでは多角的思考を対していかすでは、多角的思考を活用します。自分たちにできることをさまざまな立場で検証いていきます。 ここで興味深かったのは、「お米をた

        #70 頭の中に思い描いていること

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        • 社会科授業関係
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        • 学習学
          3本
        • 学校の評価を考える
          6本

        記事

          #66 第2回社会科実践交流全国大会に参加して

          2日目のみ参加させていただきました。(1日目はNITSの自由進度学習のセミナーに参加していました) そこでの学びを共有したいと思います。 最高の教師は心に火をつける長岡文雄先生のお言葉です。冒頭、長岡先生や有田和正先生のお言葉を引用されながら、「改めて授業とは何か」について考えることができました。 教えることは探ること、子どもを捉え直すこと 不完全な教材を子どもと一緒に作っていく そんなメッセージが伝わってきました。 教師ががっちりと教えたいものをぶつけるのではなく、

          #66 第2回社会科実践交流全国大会に参加して

          #65 日本個性化教育学会に参加して

          日本個性化教育学会の全国大会に参加しました。 個を大切にする個別最適な学びや自由進度学習の先には、子どもたちの幸せがあり、社会の幸せがあるDE &Iという言葉も初めて聞いたけど、ダイバーシティーやインクルーシブといった既存の特別支援的な教育とも融合し、新たなステージに立った気がする。次の指導要領改訂にも大きな影響が出る気がする。 ただ、最後のシンポジウムでも話にあがったが、子どもたちの知識はどうなるのか問題。個人的には概念の形成を子どもたちの問いに委ねていきたいけど、「教

          #65 日本個性化教育学会に参加して

          #64 東・北小社合同夏季研修会に参加して

          PBL的単元構成の授業デザイン兵庫教育大学の吉水先生からのお話。「PBL的」というプロジェクトベースの単元を社会科で提案されていた。 授業観の転換が叫ばれる中、子どもを「無知な受容者」だけでなく、「知識の運営者」として捉え、授業を転換する1つの方法がPBL的単元構成となります。 つまり、子どもに対して教えないといけないと一方的に思うのではなく、子どもは学んだことをいかしてできるようになる存在であるというふうに捉えることが大切だということである。 デザイン思考このPBL

          #64 東・北小社合同夏季研修会に参加して

          #63 揃わない前提の授業

          授業づくりネットワークが刊行している雑誌を読みましたので、感じたことや考えたことを整理したいと思います。 揃わない前提の授業何が「揃わない」のか。 それは色々あると思います。多様性を受け入れる時代、一人ひとりの考え方を認める時代。個別最適な学びや協働的な学びを求められる時代。 そんな時代において、これまでの一斉型授業で、同じめあて(課題)の中で、全員が同じ進路で、同じ方法で同じ内容を学んでいくのではなく、一人ひとりがめあて(課題)をもち、自分で進め方学び方も決めていく。一

          #63 揃わない前提の授業

          #62 市川町の校内研修にお邪魔しました!

          今年度お世話になっている関西学院初等部の宗實直樹先生がSNSで紹介されているのに目が止まり、参加しました。 終始穏やかな雰囲気で、部外者の僕を暖かく迎え入れてくれました。本当にありがとうございました。 そこでの学びを少しまとめていきたいと思います。 「問い」とは偶然なのか、私が先日校内で行った教科部提案で使ったスライドと同じものを使われて説明されていました。 「問い」は創造的対話を促すものとして定義されており、「問い」を通して、更なる問いやアイデアが創発されるとされてい

          #62 市川町の校内研修にお邪魔しました!

          #61 関西個性化学会に参加して

          本日関西個性化学会に参加させてもらいました。通算4回目ぐらいですかね。 次回はいよいよ夏の学会に参加します。来年度は僕も発表できたらなとも・・・ 学びをまとめていきます。 中学校国語 自分の好きなものを批評する中学校の国語の実践。批評文の書き方を学び、最後に自分で批評文を書く単元構成。 ここで出てきたキーワードが、「ジェネレーター」と「自分の好きを書く」です。 ジェネレーター 発表者の方が用いられていた言葉。どこかで聞いたなと思ったら、市川力さんの提唱されたものでした

          #61 関西個性化学会に参加して

          #60 子どもの自己調整スキルを磨く

          横田富信先生の著書。今の自分にドンピシャ。 実は、2年前に研究発表大会で研究授業をしたときも、横田先生の著書を参考にした。 社会科が苦手ではなかったけど、この本の真似をして、さらに社会科のレベルが上がったと思う。 今回は、こちらの本。 自己調整スキルを磨くこの本のテーマ。社会科を中心に論が展開されていく。 近年注目されている「協働的な学び」や「個別最適な学び」と関連づけながら、自己調整スキルについて書かれている。 また、OECDのエージェンシーやウェルビーングとも関連づ

          #60 子どもの自己調整スキルを磨く

          #59 生活科ー2人称視点と3人称視点の関わり

          先日、生活科の研究授業が行われました。 そこでの学びを共有します。 2人称と3人称の視点で子どもと関わる指導助言に来られていた先生のお言葉です。 教師は、3人称の視点での関わりが多いと言われていました。 3人称とは、「話し手と聞き手以外の全ての人」という意味で、言い換えると、学校や社会、そこに属する市民全体のことを指します。 2人称は、you(あなた)となりますので、教師が相対している子どもになるということです。 一例を書くと、 例えば、高学年が廊下を走っていたとしま

          #59 生活科ー2人称視点と3人称視点の関わり

          #58 記憶と理解の関係ー認知科学より

          コミュニケーションについて書かれた本、『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか』を読みました。そこで、「学んだことを少しシェアさせていただきます。 頭のいい人ってどんな人?皆さんは、「頭のいい人」と聞いて、どんな人を思い浮かべますか? 本著では、「頭のいい人」=「記憶力のいい人」として考えられているのではないかと書かれています。 日本には、暗記偏重があり、ペーパーテストなどは記憶力を問う問題が多かったと思われます。近年は、少しずつ思考力や想像力を問う問題が増えてい

          #58 記憶と理解の関係ー認知科学より

          #57 子どもの問いをもとにする社会科授業③問いの分類と価値づけ

          前回の記事。今回は、問いの分類、価値づけについて。 子どもの問いを交流→分類ロイロノートに提出された問いを印刷し、子どもたちに返します。 その後、子どもたちが調べた問いと答えを発表し交流していきます。 この時、子どもの問いを、3つの視点で分類して行きます。 その視点は、社会科の3つの見方です。 社会科の見方(小学校)として、 ・位置や空間的な広がり ・時期や時間の経過 ・事象や人々の相互関係 の3つがあります。この言葉のまま伝えても難しいので、子どもたちとは簡単な言葉

          #57 子どもの問いをもとにする社会科授業③問いの分類と価値づけ

          #56 関西個性化学会に参加して②

          前回は理科の実践をまとめました。今回は社会科✖️理科✖️家庭科の実践です。 3教科同時の自由進度学習6年生の実戦発表。なんと、理科・社会科・家庭科の同時並行実践。 もともと社会科で実践予定だったそうだが、学年団の先生と話をすると、「それなら他の教科でもやってみよう!」となったそう。 最初に、それぞれの教科を合わせた劇を行い、動機づけを行なったそう。 まずは一人で自由進度学習を行う目的として、「自分一人で考える力をつける」ことを挙げられていた。 「自由」という名のもとに

          #56 関西個性化学会に参加して②

          #55 関西個性化学会に参加して①

          武庫川女子大学で関西個性化学会が行われました。 第2回の単元内自由進度学習の学びをシェアさせていただきます。 第5学年 理科での実践西宮の中西先生の実践発表でした。5年生の理科です。 話を聞いて、素直にいいなと思ったのは、子どもがいきいきと学んでいるという話。休み時間に理科室に50名集まるという。それだけ子どもたちがワクワクしている証拠だと感じた。 理科という教科の特質 理科は仮説を立てて実験していく。その過程が自由進度学習と親和性が高いと感じた。実験のキットもあるため

          #55 関西個性化学会に参加して①