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#61 関西個性化学会に参加して

本日関西個性化学会に参加させてもらいました。通算4回目ぐらいですかね。
次回はいよいよ夏の学会に参加します。来年度は僕も発表できたらなとも・・・

学びをまとめていきます。

中学校国語 自分の好きなものを批評する

中学校の国語の実践。批評文の書き方を学び、最後に自分で批評文を書く単元構成。
ここで出てきたキーワードが、「ジェネレーター」「自分の好きを書く」です。

ジェネレーター

発表者の方が用いられていた言葉。どこかで聞いたなと思ったら、市川力さんの提唱されたものでした。
その先生は、「まずは教師が本気で批評文を書く。それを子どもたちに見せて、一緒に考えていく」とおっしゃられていました。
どのような関わり方がジェネレーターとなるのかは、まだまだ勉強不足で「こうだ!」とは言えませんが、ファシリテーターではないジェネレーターが教育界で有名になりつつあることを実感しました。

https://www.amazon.co.jp/ジェネレーター-学びと活動の生成-市川-力/dp/4761928344/ref=sr_1_5?__mk_ja_JP=カタカナ&crid=1ZPJFO2PU8ITN&dib=eyJ2IjoiMSJ9.I5c9fmJCd7DUDdU-8wmb7hKldhAstL7frD8yqO5lYtY4IDQhyz6mc1TyG97CWGuIRaaIFE_QrSasV1Q5jXXjbxAm8qo0eBlIKjrPy94WvL4pnto0unlCLQBN98KV679F6ZcL7J41Rj7mW-XJznDlwi_YrP_KtGQ3vliGxxC04o6q7mwS0E0CdSoqSefc4FYr09aVGGjUVb5WKqRLOmYeUUkFRPM2RMdr3gXPqrThl7ET7BfNpK1BOjW6MF8hkZ9SlgIIh8OSswzSOCatyfWvIpxXVMZYu6UifV8_VItkHZw.l30hbmejadvF3xyVotZ46hyL-tmVKgvaZjDay9bkie8&dib_tag=se&keywords=ジェネレーター&qid=1720876462&sprefix=ジェネレーター%2Caps%2C401&sr=8-5

自分の好きなことを書く

自己開示の方法として、1年生の頃から「偏愛マップ」というものに取り組んでいると教えていただきました。
書くことを通して自己開示していくことで、書くことに対する抵抗感がどんどんなくなっていきます。さらに、国語の学習で批評文などを書いていくことで、「誰に読まれても平気」になっていくといいます。

ここで、自分の好きなことが書けるというところにもポイントがあると思いました。
普通なら、国語の教材に沿ったものが題材として選ばれると思いますが、「自分の好きなもの」が書けるというところで、「自分」にベクトルがむき、自分なりの価値観の創造につながっていくと感じました。

他にも、「防災小説」というものをされているそうです。自分が被災したことを想定して物語を作っていく。これも、ベクトルは自分です。自分について書くことが一つのキーポイントなのかもしれません。

小学校 総合 田んぼの問題を解決する

次は小学校の実践です。総合的な学習の時間での実践。気づきは二つです。

材は子どもたちの身近なもの

教材は子どもたちの身近なもの。物理的な距離もそうですが、身体的な距離もそう。子どもたちが日常から接し、触れ合い、遊べる場所にあるものが良いと感じました。

今回の発表でも、校区にある田んぼを選択されていて、子どもたちがすぐに見にいったり遊びにいったりすることができます。
遊びや体験などを通して、子どもたちの中に問いが生まれ、解消するために教科の学びを活用していきます。

大人も本気でコミット

素敵だったのは、授業した教師自身が、学習を終えても課題意識を持ち、地域の活動に参加していったことです。子どもたちも、高校2年生まで連絡を取り合いながら参加したとか。

大人の本気を見る子どもたち。その姿が何かのきっかけになるのかもしれません。先ほどの「ジェネレーター」の話ともつながりそうです。


遊びと学びについての話も出ました。やっぱり遊びは大切。なのかもしれません。

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