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#57 子どもの問いをもとにする社会科授業③問いの分類と価値づけ

前回の記事。今回は、問いの分類、価値づけについて。

子どもの問いを交流→分類

ロイロノートに提出された問いを印刷し、子どもたちに返します。
その後、子どもたちが調べた問いと答えを発表し交流していきます。

この時、子どもの問いを、3つの視点で分類して行きます。
その視点は、社会科の3つの見方です。

学習指導要領ナビよりhttps://cosnavi.jp/js2017/202_shakai/2-1-1.htm

社会科の見方(小学校)として、
・位置や空間的な広がり
・時期や時間の経過
・事象や人々の相互関係

の3つがあります。この言葉のまま伝えても難しいので、子どもたちとは簡単な言葉で共有します。
・場所
・時間
・人

それぞれの問いをこの3つの視点でYチャートに分類したのが、以下の板書写真です。


問いを価値づけ

それぞれの問いを分類しながら価値づけて行きます。
「Aさんは時間に注目したんだね」
「Bさんは加東市という場所に注目してるね」
「C3は農家の人に注目したんだね」

それぞれを明確に分けていますが、つながる問いも出てきます。
例えば、
「なぜ、加東市で酒米が有名なのか」
この問いには、場所と人の見方が関係していると思われます。

加東市という地理的(地形・気候など)な特色に加え、
その土地に住む人々の努力を知る問いになるでしょう。


このあとは、学級で追究していく課題をみんなで確認しました。
これからも、子どもたちの問いをもとにした授業を展開して行きたいとおもいます!!

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