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優しさだけだと人をダメにする

昔から人にやさしく振舞うように生きてきた。
小さい子にもお年寄りにも気にかけて。お友達にもそう接して。 

そして大きくなって、大人に近づくにつれて人を好きになる。
そうした時に、人に優しく接すればいいと思ってた。
でも、恋愛はうまく行かない。それだけでは。

「このままだと甘え過ぎてダメになってしまう」
「優しいだけの人はいらない」
僕が好きになった人達は、別れ際にそれぞれ似たような事を私に伝えてきた。

自分なりの優しさだけだと、その人にとって毒な場合がある。
その視点を教えてくれる人は、僕の周りには誰もいなかった。 

人にやさしくするのは、もちろん大切だ。
怒りっぽい人よりも数段良いに決まってる。

でも、やさしすぎるのも良くないのだ。

やさしさを砂糖に例える話がある。
砂糖って甘い。この甘さを、やさしさに例える話だ。

甘さと言うやさしさは、心地よくするものだ。
時折食べる、ケーキのように。

ところが、甘さと言うものは少しずつ脳を蝕む。
徐々に身体が甘さに慣れてきて、そのうち身体を蝕んでしまうのだ。

その蝕んだ身体になると、甘さに慣れてしまってなかなか治らない。
そして身体が糖尿病になってしまう。
糖尿病になると日常生活に支障を与えるのはご存じかと思う。

やさしさを受ける立場になった時、「人の甘さに甘んじる」のは、時には良いことだ。
近所のおばさんから野菜を貰ったり、友達からゲームを貸して貰ったり、恋人からご飯を作って貰ったり。

でも人に甘んじて受け入れているばかりでは、心も身体も慣れてしまい、人は動いてくれなくなってしまう。甘さで蝕んだ身体のように。

このように、やさしさって奴は時にも毒になるのだ。

相手の人がそうならないためには、たまには自分から動かないことも大切だ。
そうする事で、相手は甘えるだけでなくなったり、自分でやらなきゃと思うようになったりするものだ。

もし、相手が自分でやらなきゃって思わなくなってしまっり、切れてしまったりするならば、相手はあなたのやさしさ、甘さに慣れてしまっている状態だ。

人はやさしさを求めていても、100%のやさしさを求めている訳ではない。
たまに自制を促したり、気遣ったり、注意したり。
それが思いやりであり、愛情である。

私も占いの時に、恋愛相談をよく受ける。
その時に、「相手がちゃんとしてくれない」と相談を受けることがある。
その原因って、自分なりのやさしさをはき違えている事のパターンも多い。

「ダメな人ばかり掴んでしまう」と言う人の原因って、根本的な部分でやさしさだけを伝えていることにある。

甘やかすのと、優しく振舞うのとは違う。
時にはメリハリを持って伝えてみる。
これを肝に銘じて、人と接していきたいなって心から思うのだ。

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