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駄文屋の独り言

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当初は他のマガジンに入らない、「シリーズ化できない話」、noteの「お題」に挑戦したのも、こちらに。ということでしたが、他のシリーズものは、ほぼ動かない状況ですので、このマガジン… もっと読む
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2020年11月の記事一覧

駄文屋 福島太郎

 鬱病を発症し、退職したKという同僚がいました。公民館から生涯学習課に異動してきた職員で…

加算方式と言うか積み上げ式というか

note界に参戦して7ケ月半、「今更かよ」と言われそうですが、私がnoteの沼に嵌る理由の一つと…

夢で逢えたら

スマホが軽い音を告げる。 (夜中だというのに) 寝足りない感覚がある。こんな時間にLINEを送…

退院前夜から1年

 昨年の11月30日は宇都宮の病院で、退院を前に「何を食べよう。寿司かラーメン、それともお肉…

思い出の食安

 2020年4月、ツイッターやインターネットニュースで、東京・有楽町にある「食安」閉店のニュ…

縁というものの不思議さ

 あおはるさんの企画に参加するために作成した原稿を、少しだけ修正してキリンさんが開催して…

ふくしま逢瀬ワイナリーのシードル

 ふくしま逢瀬ワイナリーで、最初に醸造されたのが「りんご」を材料としたシードルと「ぶどう」を材料としたロゼワインでした。  復興支援事業という位置づけで事業がスタートするにあたり、「風評被害で売れない果物を活用できないか」という考えもあったようです。  しかし、農家の方と語り合う中で、宿題を出されました。 「うちのリンゴは日本一美味しいんだよ。これで日本一美味しい、シードルというお酒を造って欲しい」  東日本大震災から3年が経っていましたが、未だに風評被害はありました。しかし

勇者の旅立ち

どこからともなく声が聞こえる 「たろう............たろう、目覚めるのです。勇者太郎、あな…

唐突ですが、寺田克也先生のこと

 「女神にお礼参りを2」で、イラストレーター「寺田克也」先生に触れてしまいましたので、少…

女神にお礼参りを 2

 前作「女神にお礼参りを」からお待たせすること数時間、待望の続編「女神にお礼参りを2」の…

女神にお礼参りを

 先に投稿した「女神の誘い(いざない) 或いは 福島太郎のソウサク願い」で、『「旅する日…

女神の誘い 或いは 福島太郎のソウサク願い

 事後報告になり申し訳ありません。  唐突ではありましたが、以下の6稿につきましては、「…

二人を別つまで

 大学進学を機に、一人暮らしをする娘を山梨に残し、車は郡山に向かって高速道路に入る。 談…

帯をギュッとね

 日本マスターズ柔道大会は、千葉県で開催された。年齢・体重別の大会で、カテゴリー別での参加者が少なく、誰にでも入賞のチャンスがある。  小椋が勝てば3位となる試合、相手は同じ倶楽部の田中となった。 (これで入賞確定か)  田中は倶楽部最弱であり、普段から投げている。負ける気がしない。  試合早々に内股が決まり審判の声が響く 「技あり」  仲間が見守る中、次々と技を出す。また、田中の体が宙を舞う。少し縺れたが「技あり以上」なら勝利が確定する。  刹那、小椋の体が畳に押し付け