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退院前夜から1年

 昨年の11月30日は宇都宮の病院で、退院を前に「何を食べよう。寿司かラーメン、それともお肉」、期待や妄想が頭の中を占めていた。
 一方で退院したら「自分は何をしなければならないか」という考えも、心の底で蠢いていた。

 この数日前に、宇都宮駅前の路上で心臓の発作を起こし、苦しみながら「死んでも良いか。それなりには良い人生」と考えていたところを、通りすがりのおじさんに拾っていただいた命。
「この命をどう生かすべきなのか」
 足掻き、踠きながら1年を過ごし、今は寧静を迎えている。

 まだ見ぬ後輩達に向けた「公務員のタマゴに伝えたい話」という書籍を残せた、noteの世界で多くの優しさに触れ、少しの足跡を残せた。

 自分の活動に意味があるのか、誰かの役に立つことができるのか確信は無いけれど、昨年とは異なる気もちで、郡山の自宅で過ごしている。
 noteでの出会いが僕を成長させてくれた。皆さん愛をありがとう。

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