記事一覧
ほなまた楽しい地獄で。②
拝啓バンドマン/砂場
僕にとって音楽は救世主だった
教室の隅、四角い机は、最終防衛ライン
なにも見えない なにも言えない
そんな僕が 深呼吸しても許してくれた
小さなスピーカーに両耳をうずめて
目を閉じれば浮かんできたのは まだ見ぬ大ステージ
僕の拍手は心臓の鼓動 鳴り止まないから
明日が来ることも受け入れられた
生きることしか 選べなかった
死ぬなんて魔法 使えなかった
このまま大人にだけ
ほなまた楽しい地獄で。①
母曰く、自分は赤ちゃんのときからあまり泣かずに育ったらしい。
物心ついてからは親に甘えることがどんどん下手くそになり、友達と遊びに行くからお金が欲しいとなかなか言えなかった。
拾ったウォークマンに、友達が沢山アルバムを入れてくれた。救いだった。
今思うと昔からずっと調子乗りの躁鬱だったような気がする。
人が大勢いるところでは大きい声を出して目立とうとして、結局はずっと1人だったような。
マジ
日本にカッコいいバンドめちゃくちゃいるのにみんな売れてなくて絶望してる。