障害者夫婦が子供を育てるということ
こんにちは。みーきちです。
いつもふざけた文章をまき散らしていますが、今日は、真面目な話をしようと思います。
私も妻も、比較的若い頃から精神的な障害を持っています。
妻は、うつと軽度の発達障害があり、私は双極性障害です。
そんな2人が出会って結婚し、早5年が過ぎようとしています。
おかげさまで、可愛い息子に恵まれ、幸せな日々を・・・と言いたいところですが、現実はいろいろと大変なことがあります。
今日は、その辺のお話をしようと思います。
1.お金がない!
多分、ほとんどの障害者の方が、この問題に直面していると思います。
結論から言うと、夫婦が障害者同士の場合、普通に子育てしようとすると、恐らく「ほぼ100%」お金に困ります。
私たち夫婦は、たまたまお互いに障害年金を受給していたため、結婚と出産に踏み切り、サラリーマンである私の給与を足して、今もなんとか暮らすことが出来ています。
この障害年金は、皆様が納めた「税金」から支給されるものです。
私たち夫婦は、皆様の血税を1円足りとも無駄にしないように、家賃を節約するために築57年の安い賃貸住宅に住み、家中の電灯をLED電球にするなどして、節約に努めています。
多分「過去の記事を見たぞ!家計が厳しいのに、何夫婦でカラオケを楽しんでいるんだ!」とか「厳しい家計なのに猫を4匹も飼うな!」などと厳しいご指摘を受けるかもしれませんが、現状、娯楽費とニャンコたちにかかる費用は、すべて私の給与から工面しているので、どうかお許しください(ちなみに、我が家のニャンコは全て保護猫です)。
私はフルタイム勤務ですが、私の月給を時給換算すると、「約900円弱」です。
もちろん、給与の面だけ見ると転職すべき状況かと思いますが、現在の会社では障害をオープンにして働いているため、なかなか現在の障害に理解のある職場を去って新しい環境に飛び込むのは難しい状況です。
これは私の感覚ですが、障害者は、何がペナルティなのか分かりませんが、賃金を抑えられるケースが多いです。
ふとnoteの記事を見ると、作業所で「時給200円」の環境で働いている方がいらっしゃいます。
もし私が国会議員なら、まず「障害者なら最低賃金以下で働かせても良い」という現在の社会構造や法律を速やかに「カイゼン」したいです。
もちろん、健常者の方でも、低賃金に苦しんでいる方がいらっしゃいます。
これは、障害者だけの問題ではないかもしれません。
障害者、健常者関係なく、みなが経済的に自立して快適な生活ができる環境が、この日本に生まれないものか、私は思い悩んでいます。
こう書くと「妻にも働いてもらえばいいじゃないか」というご意見もあるかと思います。ですが、現状、妻は療養と家事と子育てで手一杯なため、就業は困難です。
とにもかくにも、給与を上げて障害年金なしでの生活を目指すため、私は今後も節約をしながら業務に邁進します。
2.子育てって超大変!
これは、健常者、障害者関係のないことだと思いますが、子育ては「超大変」です。
息子はもうすぐ3歳になるため、だいぶ意思疎通ができるようになってきましたが、息子が生まれた当初、我が家は「てんやわんや」でした。
個人的な感想としては「宇宙人がやってきた!」という気分です。
息子が0歳の時は「おぎゃあ」と泣く息子を夫婦で必死にあやし、夫婦交代でミルクを与え、夫婦で交互におむつを替えていました。
つらかったのは、夫婦で障害持ちなので、どうしても「病気で動けなくなる時がある」ことでした。
幸い、私の両親が助け舟を出してくれることが多かったため、ここまで何とか、息子を育てることができました。
障害者の夫婦が子育てをする際、「身近な人のサポート」は必須です。
夫婦ともに突然、床に伏せてしまう可能性があるため、何があっても良いように、我が家は、私の実家から5分の距離にあります。
私たち夫婦をサポートしてくれる両親には、本当に感謝しています。
ちなみに、妻の両親は少し遠くに住んでいるため、なかなかサポートを頼むことは難しいのですが、週末は息子と遊んでくれたりしてくれます。
妻の両親にも、私は心から感謝しています。
3.まとめ
上記で述べましたが、障害をもった夫婦が子育てをする場合、特に重要なポイントになるのは「お金」と「身近な人のサポート」です。
これは、健常者のご夫婦の場合でも、同じかもしれません。
今の日本は、少子高齢化の社会ですが、子どもは「未来の宝もの」です。
障害者、健常者の壁を超えて、誰もがより子育てしやすい社会になることを、私は切に望んでいます。
換気扇にこびりついた油汚れのような私の記事を読んで頂き、本当にありがとうございます。サポートして頂けると、妻がニッコリします。