ピラミッドって何だろう?
こんにちは。みーきちです。
今日は「ピラミッド」についてのお話です。
Google先生に聞いたところ、ピラミッドとは、角錐の形をした古代エジプト君主の「お墓」です。
みなさまご存じの通り、大きな石を組み上げて造られています。
一番高いピラミッドは、ギザの大ピラミッドで、なんとその高さは139メートルです。
大体、高層ビルの40階(!)に該当します。オソロシイ高さです。
このピラミッド、一番古いもので、約4,700年前(!)に造られたものが現存しています。
2008年時点で、ピラミッドは合計138基が発見されているようです。
もし私が古代エジプト時代に生まれていたら、「おふぅ、おふぅ」と言いながら、石を運び続ける人生だったかもしれません。
現代に生まれて、本当に良かった・・・
冗談はさておき、私たちの身近なピラミッドに「人口ピラミッド」というものがあります。
試しに、1930年代の日本の人口ピラミッドを見てみましょう。
引用:損害保険料率算出機構
わーお!これぞ「THE ピラミッド」ですね!
まるで富士山のような美しさを感じます。
1930年代は、第二次世界大戦に突入する前の時代です。
当時は、大日本帝国が政策として掲げた「富国強兵」をベースに、とにかく「産めよ増やせよ」の時代でした。
当時の人々は、兄弟姉妹が10人を超える人も珍しくなかったと思います。
今、兄弟姉妹が10人いるとなれば、その珍しさからテレビに出られるかもしれません。
とにかく、人口の増加スピードが凄まじい時代でした。
経済が成熟するにつれて、人口の増加スピードは徐々に低下し、日本は高齢化社会に足を踏み入れていきます。
以下のグラフは、1980年~2010年の日本における人口ピラミッドの推移です。
引用:損害保険料率算出機構
わーお!だんだんと足元が不安定になってきました。
これをピラミッドと呼ぶかは、非常に微妙なところです。
こんなカタチのピラミッドを石で組み上げたとすると、ちょっとした振動で倒壊してしまいそうです。
ついでに、2020~2050年の日本における人口ピラミッドの予測を見てみましょう。
引用:損害保険料率算出機構
・・・ピラミッドって何でしたっけ?
こんなの、ピラミッドではありません。まるで、怪しい人が私みたいな正直者に売りつけている「壺」です。
しかも2050年のグラフをよく見ると「100歳以上のおばあちゃん」が飛び抜けて大勢いらっしゃいます。
新生児の女の子の人数よりも、100歳以上のおばあちゃんの人数が多い状態です。
日本は、超高齢化社会に突入します。
いや、すでに超高齢化社会に片足を突っ込んでいるかもしれません。
ニュースをみると、やたらと「高齢者の方が自動車でお店に突っ込む事故」が目につきます。
政治家は、選挙対策として、パイの大きな高齢者向けの政策を連発しています。
個人的には未来の子どもたちの支援を、もっと手厚くして欲しいところですが・・・
私が80歳になる2060年代には、恐らく、介護施設も満杯になると思います。
幸か不幸か、私は自宅のベッドで天井を見上げながら、ゆっくりと1人で天国へ旅立つことでしょう。
天国に旅立ったところで、心配事は尽きません。
まず、お墓が増えすぎて、お墓を作る土地がありません。
山口県にある私の実家のお墓に入るということも考えていますが、とにかく田舎なので、2060年代は恐らく誰もメンテナンスが出来なくなっていると思います。
私は、本心を言えばピラミッドのお墓に入りたいのですが、多分無理なので、妻と息子に、瀬戸内海などの海に散骨を頼もうと思っています。
お墓がないと、お墓参りにもいけませんが、そこは男らしく「俺のお墓は、地球全体だァッ!」と、ワンピースのルフィが言いそうな遺言を残そうと思います。
ちなみに、超高齢化社会を切り抜けるために、諸外国からの移民を受け入れるという案があります。
治安悪化などが懸念されていますが、反面、色々な髪色の子どもが増えるので、「地毛証明書を提出せよ」などのふざけた学校校則は多分なくなるんじゃないかと思います。
日本は超高齢化社会を迎えますが、高齢化がひと段落した後、人口ピラミッドは「小さなピラミッド型」になると思います。
日本の都市も集約され、いわゆるコンパクトシティが実現するかもしれません。
ちなみに、私がいなくなった2070年頃には、石油や天然ガスが尽きると言われています。
人々は、パソコンやスマホなどのデジタル社会から解放され、ゆっくりと農業を楽しみながら、平和に暮らすのかもしれません。
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