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記憶に残る仕事。



マキ先生、マミ先生、ヌマタ先生、ホリウチ先生、ハンダ先生、ハヤシダ先生、フジキ先生、タカダ先生、カワノ先生、オノダ先生、タバタ先生、タキ先生、スドウ先生、ナカバヤシ先生…




私の幼稚園から大学まで、お世話になった先生方(担任※仮名)である。




他にも、授業を受けた先生の名前も顔もエピソードも何となく覚えている。同窓会でも必ず先生の名前は上がる。




思い出してみてほしい。あなたはどのくらい「先生」を覚えているだろうか?




親身になってくれた憧れの先生もいれば、二度と会いたくもないような先生まで、脳裏に焼き付いてはいないだろうか?




卒業してから何十年と経つのにも関わらず、鮮明に記憶に残っている。あらためて自分の記憶辿ってみると〝先生〟という仕事は、子どもたちにかなりの影響をもたらす重要な存在だと実感した。


私の感覚に過ぎないが、家族の次に影響力のある存在と言っても過言ではない気がする。




幸いにも私の人生は人に恵まれており、憧れの先生に出逢う機会が多く、気付けば先生という職業が私の「将来の夢」になっていた。




名前や顔、エピソードの一部は記憶から抜け落ちたとしても、子どもたちの中には私たち「先生」からもらった言葉ややりとりの記憶が散りばめられている。意識はしていなくとも、学校で学んだことは何らかのカタチで役立っているはずだ。


数年ぶりにあった子どもたちが「先生!」と駆け寄ってくれたり、言葉は交わすことがなくても「ニコッ」と笑って手を握ってくれたりする。それは、私が子どもたちの中に「記憶」として残っていたからだと思う。



だからこそ、学校では新しい世界に触れて欲しい。「面白い。楽しい。もっと知りたい。」そう思えるような授業を目指したい。そして、それらが生活に生きるように導いてけるような先生でありたい。







地図には載らない。


ニュースや新聞でも報道されない。


職場で表彰されることもない。


世間に注目されることもない。


だが、


目の前の子どもたちの記憶には一生残る。



先生とは「記憶に残る仕事」だ。






卒業しても、担任を外れても、これまでの私の言葉ややりとりは子どもたちの記憶に残っていく。だからしっかりと向き合い、少しでもできることを増やしていきたい。



これからの人生を導く、星のひとつになれれば嬉しい。



私は、「先生」という誰かの「記憶に残る仕事」に誇りを持ち続けたい。





教職はブラック?そんなものは、〝みんな〟でぶち壊していこうじゃないか。働き方改革は、もう始まっているのだから。










P.S.将来の夢

卒業アルバムに「夢」をテーマに一言書くことになった。

「みなさんの夢は何ですか?」と、ありきたりな質問をした。すると、ひとりの子が「この学校に帰って来ること!そしてたれめ先生と一緒に先生をやる!体育がいいな!」と言った。

最高の夢をありがとう。子どもの頃の自分とその子の姿が重なった瞬間だった。



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