たれめ

noteは、日々の思考を深掘りする場。今の私にしか表現できない言葉があるはず。テーマは…

たれめ

noteは、日々の思考を深掘りする場。今の私にしか表現できない言葉があるはず。テーマは「140文字では伝えきれないことを」 >> https://lit.link/taremeT1 <<

最近の記事

2023

授業力が向上した2023年 支援に悩み続けた2023年  毎年変わらず掲げている目標「自分らしく」は、100%達成できたと言えない年でした。  結果、XもnoteもInstagramも、書いた言葉が上手くまとめることができず、下書きの残骸が山のように積み重ねっています。なかなか投稿ができていないのも、昨年より上手くいっていないことが理由です。 ※ちなみに2022年は、様々なことが重なり最高地点だったので、今年が下ぶれてしまうことは想定内でしたが、上方修正をするのは難しか

    • 一目で分かり、誰にでもできるように。

      「働き方改革に手詰まり。どうしたら良い?」  以前こんな話を上司から受けて、がっかりした記憶があります。なぜなら「今あるものは無くさずどうにかしたい」という趣旨だったからです。そんなことは不可能です。声を上げることは大切だけれども「期待して待っていっても何も変わらない」と思った私は、自分なりの働き方改革を進めてきました。とっても地味で、誰にでもできる、あなたもやっていることかもしれません。  個人レベルで今取り組んでいることは「データを残す」ことです。そんなこと、誰にでも

      • 月下の雪

        神様のカルテ 第三話 月下の雪 生きていて苦しくなった時、どうしようもない時、この話を読むことにしている。 呟こうとしていたツイートを何度も削除した。投稿しようとした「note #生きねば5」も下書きに保存した。今日も私は気落ちしている。 誰かに何かをされたわけでもない。仕事で大きなミスをしたわけでもない。プライベートが絶望的なわけでもない。ただ、大きな変化に苦しみ、100%の実力を出せないことに納得がいっていないのだ。 「上手くいかないな」 「間違っているのかな」

        • 日曜日の夜。

           金曜日の放課後。子どもたちをスクールバスに乗せ、放課後デイサービスに引き渡し、一人教室に戻った時に溢れる言葉がある。 「一週間おわったぁぁぁぁ!!」  絶対に隣のクラス…いや…もっと遠くのあそこのクラスにまで届いているかもしれない。  発作、病弱、全介助、他害、自傷…様々な配慮を要する子たちが集まる特別支援学校の教室では、一瞬足りとも気が抜けない。金曜日の放課後は、そんな張り詰めた緊張の糸がぷつんと音を立てて切れるように、私は「終わった」と叫んでしまう。仕事が好きとか

        2023

        マガジン

        • 教採対策
          0本

        記事

          最後の桜

          春めく陽気に、膨らむ蕾。 二分咲きが五分咲きに。 街が桃色に色付いていく。 満開の桜に、心踊った。 桜吹雪に淋しさを重ねた。 多くの桜の木は葉桜になっていく。 ふと、恩師との会話を思い出した。 「私ね、草抜きしながら草とお話ししてるの」 嬉しそうに、そう言って笑っていた。ちょっぴり驚いたけれども、何となく分かる気もする。机上には、いつも花が飾られ、植物をとても愛しているのを常に側で見てきたから。 「〇〇さんらしいですね」と返したのを覚えている。本当に世界観が素敵な方。

          最後の桜

          【18:07】

          卒業式も終わり、少し余裕が出てたきた今日この頃。 勤務時間終了。卒業学年の先生は誰一人として残っていなかったが、保護者対応に追われる先生、パソコンと睨めっこしている先生、何かを思い出したかのように走って職員室を出ていく先生。9割の先生がまだ仕事をしている。 定時を30分程過ぎて、少し後ろめたさを感じながらも、私は職員室を後にした。 まだ空は茜色。早く帰れた日の楽しみは、夕暮れの空を眺めること。橋を埋め尽くす、微動だにしないテールランプの群れも、綺麗な空を眺めていると苦に

          【18:07】

          一緒に。

          難しい時、分からない時「一緒にやろう」と言われると、何だか安心する。 一生懸命に出した答え、苦し紛れに出した答えに「よくやったね」「頑張ったね」と認めてもらえると嬉しい。 改善策を提案された時「あなたのここは良い」「ここはこう改善したらどう?」と伝えられたら、やってみようと思える。 伝え方ひとつ。言葉ひとつ。大きく印象が変わってくる。それは、大人の私だって同じである。 さて、今日は指導観についてのお話。一年を終えた今だからこそ書ける内容かもしれない。Twitterのつ

          一緒に。

          弱み

           「この世には目に見えない魔法の輪がある。輪には内側と外側があって、私は外側の人間。でもそんなのはどうでもいいの。私は、私が嫌い」ー杏奈〝思い出のマーニー〟  私には、弱み、苦手、コンプレックスのようなものがいくつもある。仕事に関わることだけでもこんなにも… ❶字を綺麗に書くこと ❷想像して絵を描くこと ❸スポーツ全般 ❹記憶すること ❺面倒くさがり ❻コミュニケーション ❼臨機応変/緊張状態 そんな私の〝弱み〟とどう向き合ってきたのか、振り返っていきたい。 ❶字をき

          あなたの番です。

          「どうしてそんなに手伝ってくれるんですか?担当でも何でもないのに…」  居残りできるギリギリの時間までに職員室に居た。担当ではない仕事だが「私も手伝います」と引き受けた。毎度はできないけれど、時間がない。「やらなきゃいけない」ときはすぐに動く。  子育て、介護、体調不良…みんなそれぞれに何かを抱えて生きている。仕事は理不尽だ。そんなことは他所に、子どもたちは元気に登校してくるし、締め切りは延びてくれない。本当に優先したいことを優先できずに苦しんでいる人が沢山いる。  「

          あなたの番です。

          記憶に残る仕事。

          マキ先生、マミ先生、ヌマタ先生、ホリウチ先生、ハンダ先生、ハヤシダ先生、フジキ先生、タカダ先生、カワノ先生、オノダ先生、タバタ先生、タキ先生、スドウ先生、ナカバヤシ先生… 私の幼稚園から大学まで、お世話になった先生方(担任※仮名)である。 他にも、授業を受けた先生の名前も顔もエピソードも何となく覚えている。同窓会でも必ず先生の名前は上がる。 思い出してみてほしい。あなたはどのくらい「先生」を覚えているだろうか? 親身になってくれた憧れの先生もいれば、二度と会いたくもな

          記憶に残る仕事。

          「この学校を選んでよかった。」

          🐧はじめに  Twitterでもnoteでも、心掛けていることがある。それは、「誰かを悲しませるような発信はしない。」こと。 (負の発信は#教師のバトンに任せた笑)  画面上にはプラスな言葉ばかりが表示されているけれども、私にだって辛い時、悲しい時、苦しい時、落ち込む時、負の感情はたくさんある。 そんな時に思い出す言葉がある。 「この学校を選んでよかった。」 卒業生の保護者から頂いた感謝の言葉。  子どもたちを学校で育てるということ、社会へ送り出すということ、卒業学

          「この学校を選んでよかった。」

          教材教具づくりで意識していること

           こんばんは🌙今日も遊びに来てくださってありがとうございます。初めての方、ようこそ🎉たれめをよろしくお願いします🐧  今日は、〝教材づくり〟で意識していることについてご紹介します。Twitterでのアンケート投票ありがとうございました🙇‍♀️ ・子どもと向き合う 年度始めには、引き継ぎ資料で子どもの詳細や得意不得意なことなどに目を通します。特に、今何がどのくらいできて、どのようなことを今後伸ばすべきなのかを意識しています。  しかし、資料だけではその子の実態は半分程度し

          教材教具づくりで意識していること

          「そっか。授業ってどこでもできるじゃん。」

          私は、今日も教室にいない。 子どもが校庭へ行ってしまったからだ。 MT(main teacher)に一言「すみません。少し離れます。」と告げ、校庭へ向かう。 校庭へ着くと、彼女は校庭のベンチに腰掛け、空を眺めている。丁度、桜が散り始め、枝葉は新緑の季節へと切り替わろうとしていた。 「どうしたの?教室へ戻ろう?」と言葉をかけ、隣に腰掛ける。返事はない。「音楽の授業だよ。教室でみんなで演奏しよう?歌おう?」…移動しようとする気は全くないようだ。 少しの間、彼女と同じように

          「そっか。授業ってどこでもできるじゃん。」