たらばがに

25歳の頃から日記を描き始め、徳島新聞の「読者の手紙」に自分が書いた文章が載ったのも、…

たらばがに

25歳の頃から日記を描き始め、徳島新聞の「読者の手紙」に自分が書いた文章が載ったのも、その頃。それからタウン誌のコラムに応募し掲載されたり、徳島の同人誌「飛行船」に小説を応募し掲載された結果、文学や執筆に興味を持つようになりました。27歳から俳句や小説を作り始め、新米です。

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すいません、変更します。

今日から、新たな(たらばがに)として記事を作っていきます。前のアカウント(たらばがに)は変更等でややこしくなり、ログインができなくなったので、新たに作り直しました。スキをして頂いた方やフォローして頂いた方、突然の変更ですいません。 note初心者であり、ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします。 ※下のリンクは私の古いアカウントです※ 過去に5つ投稿していますので、読んで頂けると幸いです。 https://note.com/tarabagani16

    • ベネディクト「菊と刀」から「第10章 徳目と徳目の板挟み」を読んで

      みなさん、こんにちは。ベネディクトの「菊と刀」から「第10章 徳目と徳目の板挟み」を読んだ感想を書いていきます。 ベネディクトは文化人類学者であり、戦時中の日本について研究したアメリカ人です。この章は日本とアメリカの文化について違いについて述べています。 その文化とは 一つは「罪の文化」、もう一つは「恥の文化」 についてです。 ベネディクトは、アメリカは「罪の文化」。日本は「恥の文化」。 と言っています。 簡単に例えると、 もし、自分がジュースの缶を持っている

      • 大高翔さんの俳句教室に参加して

        みなさん、こんにちは。4月16日に徳島文学書道館にて「大高翔の俳句教室」に参加した感想を書いていきます。 大高翔さんは徳島出身の俳人です。 10代の時、第一句集「ひとりの聖域」を出版してから俳人として活躍され、審査員を務めたり、子供~大人に向けての俳句教室を開き、俳句の楽しさを伝えています。 私は去年初めて参加し、今回で2回目の参加になります。 徳島文学書道館の会議室が会場でした。 ※コロナの対策も十分行われていました。 参加人数は7人。主に高校生~20、30代の男

        • ドストエフスキー 大審問官 「カラマーゾフの兄弟 第5篇 プロとコントラ 5より」を読んで

          みなさん、こんにちは。ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」に収録されている「大審問官」を読んだ感想を書いていきます。 あらすじです 次男のイワンが三男のアリョーシャに自分の考えをもとにした小説を作ったと言います。 前回のやつです その小説は 大審問官 という物語。 舞台はスペインのセヴィリア。神の栄光のため、国内では毎日のように異端者が火あぶりにされていました。 その物語の主人公は90歳の大審問官。 国内では偉い立場であり、神様の教えを受け継いで、それを

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          サローヤン 強盗(ヒューマン・コメディより) を読んで

          みなさん、こんにちは。サローヤンの「ヒューマン・コメディ」の章にある「強盗」を読んだ感想を書いていきます。 あらすじです 舞台は第二次世界大戦のアメリカです。 日本が真珠湾攻撃をしてから太平洋戦争が始まり、南半球の島々でアメリカと日本が戦い、ヨーロッパではイギリスやアメリカとドイツ、イタリアが戦っていました。アメリカ本土は戦場になることはありませんでしたが、戦争に行った家族の訃報のニュースが多く伝えられていました。良いニュースや悪いニュースを伝えるために、電報局は日々頑

          サローヤン 強盗(ヒューマン・コメディより) を読んで

          O・ヘンリー ミス・マーサのパン を読んで

          みなさん、こんにちは。O・ヘンリーの「1ドルの価値 賢者の贈り物」に収録されている「ミス・マーサのパン」を読んだ感想を書いていきます。 あらすじです ミス・マーサという40代の女性が主人公です。彼女は独身でパン屋を営んでおり、心が優しく思いやりのある真面目な女性でした。 そんな彼女の店に、あるお客さんがよくやってきます。中年男性で眼鏡をかけており、服装はみずぼらしく、いつも古いパン(硬くて一番安いパン)を二つ買っていました。しかし、彼は礼儀正しく、こざっぱりしていました

          O・ヘンリー ミス・マーサのパン を読んで

          トルストイ「小さい悪魔がパンきれのつぐないをした話」を読んで

          みなさん、こんにちは。トルストイの「トルストイ民話集 イワンのばか」に収録されている「小さい悪魔がパンきれのつぐないをした話」を読んだ感想を書いていきます。 あらすじです貧乏な百姓が主人公です。ある日、朝飯を食べずに畑仕事に出かけた際、パンきれを一つ弁当に持っていきました。汗水垂らして畑仕事をし、昼食の時間になりパンきれを食べようとしましたが・・・ 藪の下に置いたパンきれが無くなっていたのです。 百姓はそこらじゅう探し回ったり、服を裏返していきましたが、結局見つかりませ

          トルストイ「小さい悪魔がパンきれのつぐないをした話」を読んで

          完成しました。

          みなさん、こんにちは。たらばがにです。 3月19日、徳島の同人誌「飛行船」が完成し、本を頂きました。皆様のおかげで無事完成することができ、感謝します。 完成された表紙の表裏はこんな感じです。 編集者が力を入れてデザインや作品の紹介が書かれています。 私は「かさなる影」という作品を掲載させて頂きました。 小説を書き始めて、約2年弱。まだ表現力や日本語の細かな間違いがありますが、現在勉強中です。 2月に行われた小説講座にて「文章の書き間違いや表現のミスが目立たないよう

          完成しました。

          ドストエフスキー「反逆(カラマーゾフの兄弟 第5篇 プロとコントラ から)を読んで

          みなさん、こんにちは。ドストエフスキー「反逆(カラマーゾフの兄弟 第5篇 プロとコントラ から)を読んだ感想を書いていきます。 あらすじです イワン(次男)とアリョーシャ(三男)がレストランにて論争をしていました。 テーマは この世に「神様」がいるかいないについて です。 アリョーシャは 「今、自分たちが生きているのは、神様がいるおかげ」 だと主張します。 世の中、上手くいかないことが多いけど、当たり前のように生活できている。という風に付け足します。 しか

          ドストエフスキー「反逆(カラマーゾフの兄弟 第5篇 プロとコントラ から)を読んで

          オスカーワイルド 忠実な友 を読んで

          みなさん、こんにちは。オスカーワイルドの「幸福な王子/柘榴の家」に収録されている「忠実な友」を読んだ感想を書いていきます。 あらすじです ハンスという、純粋で真面目な男が主人公です。ちびであまりイケメンとはいえない顔立ちでしたが、小さな家で1人暮らしをし、庭仕事(農業)に精を出していました。彼の庭は美しい花が多く咲き、たわわに実った果実が多く植えられています。 そんな彼には、忠実な友がいました。ヒューという粉屋の男です。背が高く、金持ちで妻と息子の世帯持ちで、ハンスと身

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          北条民雄 「いのちの初夜」 を読んで

          みなさん、こんにちは。北条民雄の「北条民雄集」から「いのちの初夜」を読んだ感想を書いていきます。 あらすじです ※ネタバレを含みます 23歳の尾田高雄が病気で入院するため、病院へ向かうところから始まります。病院は東京から人里離れた場所にあり、周囲には何もありません。まるで雑木林にでも迷い込んだように暗く、静かなところです。彼はなぜ、そのような世間から隔離された病院へ行くのか。 その理由は、彼の病気にありました。 その病気とは ハンセン病 という病気です。 尾田の

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          ラフカディオ・ハーン(小泉八雲) お貞の話 を読んで

          みなさん、こんにちは。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の「怪談」に収録されている「お貞の話」を読んだ感想を書いていきます。 あらすじです 越後の国の新潟の町にいる、19歳の長尾長生が主人公です。彼は医者の息子であり、家業を継ぐため勉強していました。あるとき、父の友人の娘であるお貞を紹介され、結婚を前提に交際を始めます。しかし、お貞にはある問題がありました。 それは 重篤な肺病を患っており、医者からもう長くないと宣告されます 「長尾さん。私はもう長くありません」 お

          ラフカディオ・ハーン(小泉八雲) お貞の話 を読んで

          今昔物語集 天竺の金持ちが牛に教えられる話 を読んで

          みなさん、こんにちは。今昔物語集に収録されている「天竺の金持ちが牛に教えられる話」を読んだ感想を書いていきます。 あらすじです 天竺の金持ちとインドの最高位のお坊さんが千両の黄金(今で換算すると約1億3000万)を賭けて闘牛の勝負をすることになりました。勝負の日。互いに自慢の牛を出すと、金持ちは自分の牛に向かってこう言いました。 「あかん、これはあかん。顔や角も、なにもかもが弱々しく見える」 金持ちは、おそらくこの勝負負けるだろうな。とネガティブになっていました。案の

          今昔物語集 天竺の金持ちが牛に教えられる話 を読んで

          ロダーリ ガリバルディ橋の釣り人 を読んで

          みなさん、こんにちは。ロダーリの「猫ととともに去りぬ」に収録されている「ガリバルディ橋の釣り人」を読んだ感想を書いていきます。 あらすじです アルベルトーネと呼ばれているアルベルトが主人公です。彼は釣り人でガリバルディの橋をはじめ、多くの川へ釣りをしています。餌は魚に応じて分別できる知識を持っていますが、ある問題がありました。 それは アルベルトは魚たちに好かれていないのです。 周りは魚が釣れているのを見て、アルベルトは焦りを覚えているのかもしれません。 とりあえ

          ロダーリ ガリバルディ橋の釣り人 を読んで

          芥川龍之介 芋粥 を読んで

          みなさん、こんにちは。芥川龍之介の「芋粥」を読んだ感想を書いていきます。 あらすじです 五位という地位の低い侍が主人公です。彼は背が低く、赤鼻といった、外見に多くのコンプレックスを抱えており、周囲の人からも馬鹿にされていました。近所の子供たちがのら犬をいじめていた際、彼が止めに入っても「この赤鼻が」と軽蔑され、不遇な扱いを受けてしまう始末です。そんな彼ですが、実は夢がありました。 それは 芋粥を飽きるほど食べてみたい という夢です。 あるとき、主家の関白の屋敷で正

          芥川龍之介 芋粥 を読んで

          今昔物語集「利仁将軍が五位の侍に芋粥をご馳走する話」を読んで

          みなさん、こんにちは。今昔物語集の「利仁将軍が五位の侍に芋粥をご馳走する話」を読んだ感想を書いていきます。 あらすじです 利仁将軍という地位が高い将軍がいました。あるとき、主家の関白の屋敷で正月の大宴会に参加していたときです。大宴会には、多くのご馳走がありました。地位が高い人は多くのご馳走を先に食べることができますが、低い人はその残り物を食べるといった、風習がありました。その中に一人の侍も残りのご馳走を食べれるか、食べれないか、そわそわしていました。そして、自分の番が来る

          今昔物語集「利仁将軍が五位の侍に芋粥をご馳走する話」を読んで