台湾のことが知りたいから聴講してきました!『「台湾」どこへ向かうのか』講師:小笠原欣幸氏
こんにちは!踏青工作室です。
台湾への旅行、またハイキングや登山を通じて、少しずつ台湾の友人・知人も増え、台湾のことをもっと知らなければならないなと思うことが多くなりました。自分があまりにも何も知らなさすぎて…。特に政治と歴史の分野には苦手意識がありましたが、避けて通れないものだと感じています。
そうすると不思議なことに以前よりも「台湾という単語を含むもの」が目に入ってくるようになりました。本日は、そんな中見つけた東京調布市での講演会を聴講してきました。
講師の小笠原欣幸氏は、東京外語大学にて台湾政治を専門とされていた研究者で、台湾の総統選挙の際などでは、日本のテレビ番組で解説をされる有名な方だそうです。2時間ほどの講演でしたが、台湾を取り巻く政情の概論として非常にわかりやすく面白かったです。
講演の題名『「台湾」どこへ向かうのか』という問いに対しては、どこへも向かわない(=現状維持)という答えが示されました。
講演を拝聴して、改めて以下の事を認識しました。
・地政学的に、台湾と日本は切っても切り離せない関係にあり、台湾だけでなく、日本の国益を守る意味でも、これからも相互理解・交流を深めることが必要であること。
・一般市民としてできることは、世論を醸成することであること。
個人的には、これまでの民進党政権下で台湾の高山の開放が進んできたことを歓迎しており、賴清德政権でも基調(開放が進む方向性)は変わらないと思っています。ただ、ねじれ国会になり、法案が通りにくくなったことで、観光や山岳の開放にどのような影響があるのかを注目していかなければと思います。
そして、台湾に旅行に行かれる方が、より自由により手軽に登山ができる環境が整い、登山の選択肢として台湾の山を選ばれる方がますます増えるようになることを願って、私も微力ながら活動をしていきたいと思います。
ちなみに、今回新総統に就任した賴清德氏ですが、以前台南の市長を務めていたことがあり、その際に3/13を「正義と勇気の記念日(正義與勇氣紀念日)」に制定しています。
この記念日は、湯德章(坂井徳章)という日台ハーフの命日を記念する日なのですが、台南の中心部に小さな公園があり、今年の3/13には、徳章の銅像の前にたくさんの花が手向けられていました。
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