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大阪旅日記-2日目-

前回のお話の続きです。

別に寝不足という感じはなかった。元々ショートスリーパーになっていたのと旅行気分のアドレナリンで身体は至って普通、むしろ元気であった。

格安ホテルではあったが、朝食ビュッフェはちゃんとついていた。
安っぽい飯とかではなく美味しそうな朝食のラインナップが揃っていた。嬉しい事に自分の好きなチキン南蛮があった。
しかもこのチキン南蛮、タルタルソースが紫シソを使ったタルタルで白色と紫色が混ざりあいピンクっぽい奇抜な見た目をしているがシソの風味がタルタルとよく合うしこのチキン南蛮との相性が抜群だ。
思わずこれをメインに沢山食べてしまった。他にもカレーやデニッシュ、さぬきうどんにフレンチトーストにアイスクリーム三種・・・朝からかなり沢山食べてしまった。まぁ少し動けばすぐに腹は減るのだが。そもそも朝は沢山食べないとすぐに空腹になる。

映えとか気にせず好きな物をどんどん載せるタイプです。
これが"大人"のやり方だ。

朝食を終え、部屋に戻りユニバーサルスタジオジャパン(以下USJと略)へ向かう準備をする。財布、スマホ、モバイルバッテリー。そして自分は衣装と小道具の最終確認。

そう、USJは365日コスプレ、仮装がOKとされている。
まぁ全部のコスプレが許されてるわけでもなく若干グレーだったり、する物や行動によっては白い目で見られ叩かれる事もある。
故に自分はちゃんと
「パークに適したキャラ」
「迷惑をかけない」
「コスプレでは無く”仮装”」

を心がけパークへ向かった。
当たり前だがコスプレイベントというわけではないので、更衣室なんてものはなくホテルから着替えて行ったので周りより、仲間たちより少し目立ってしまった。

マリオではなくドクターマリオをやりました。
スマブラ参戦してるおかげか小さい子から「ドクターマリオだ!」と言われたり
クルーさんの反応も良かったです。

実の話、USJには一回行ったことがある。
とは言え、高校生の修学旅行の頃なので数十年前の話になってしまう。
10年間の空白の記憶だがこのパーク入り口までの町並みはよく覚えていたし、なんなら当時泊まっていたホテルも覚えていた。

ゲーム好きなのでマリオを見た時にもう興奮が止まらなかった。

仲間たちにそんな思い出話をしていたら入り口に到着、チケットブースに並びワンデイのチケットを買い、開園まで後は待つだけだ。

・・・この感覚は久しぶりだ。2、3年前になるのか。自分は過去にディズニーリゾートの年間パスポートを所持しており、休みや仕事終わりとかによく通っていた。朝早くリゾートに到着し、長蛇の列に並び開くまで楽しみに待つ。待ってる楽しみを久々に感じていた。

予定より早く開場、一斉に列が進む。早く並んだとは言えパークに入るまでは結構な時間を要した。
並んでた人が一斉に早歩きし急かしくしてるなら自分たちは一度トイレへ行きコンデションを整え最初のアトラクションへ向かった。

“進撃の巨人XRライド”

このアトラクションを簡単に解説すると「VRを使用した屋内型ローラーコースター」だ。元はスペース・ファンタジー・ザ・ライドという屋内型のローラーコースターであるがユニバーサルクールジャパンという様々なアニメ作品やゲーム作品とコラボしている中の一つ。

クルーが調査兵団の恰好しているのが最高ですね。

ストーリーは

街は巨人の襲撃によって壊滅的な被害を受けた。生存者の救助に駆け付けたリヴァイ兵長率いる調査兵団の話によると、救出作戦は次の通り。彼らが特別に開発した馬車に乗り、安全に移動できる地下通路を通って壁の内側まで誘導するという。早速、馬車に乗り込み、出発する生存者たち。しかし、想定外の攻撃により進路は断たれ、巨人たちが占拠する地区を突破すること
に!あなたは、壁の内側まで無事にたどり着くことができるのか!?

引用元:USJ公式サイトより

殆どのアトラクションにはロッカーがついており、荷物をしまう事ができる。ディズニーリゾートには無いからこのシステムには驚かされた。
荷物をロッカーに入れ既に大分並んでいる列に並ぶ。待機列は進撃の巨人のOPとサントラが流れているので世界観に浸れる。

クルー(スタッフ)の服装は全員調査兵団で自分たちもまるで進撃の巨人の世界にいるような雰囲気を出してくれる、Qラインにある注意事項が進撃の巨人アニメのCMキャッチ風になっておりアニメをしっかり見てるとこのアトラクションは百倍楽しむことができる。

長蛇の列を終えるとアニメキャラ達が誘導してくれるプレショーが始まる。これがまたアニメの世界観に入り込むようでとても面白い。
プレショーが終わるとまた暫く長い待機列。元が宇宙モチーフのアトラクションなので待機エリアの造形自体は物凄く未来的なのだが、中世ファンタジーである進撃の巨人が上手く雰囲気を合わせるようにストーリー作りをしてる所が伺える。

ようやく乗り場に到着、アトラクションに乗りVRゴーグルをつけて視点調整を行う。
VRの体験自体は少ないが、人間の視覚と言うものは得られる情報が8割を占めている為VRでの視覚は本当に世界観に入った感覚に陥る。360度見渡すとそこは進撃の巨人の世界。乗ってるビーグルは馬車に代わり、キャラ達が目の前に立ち、巨人たちが襲ってくる。

元がローラーコースターなのでそれにシンクロした動きになるのだがそこの所ちょっと馬車で再現するのは無理あるだろと思う部分は多かった、けれど上手くシンクロしておりかかるGと映像のシンクロでもうその世界にはまり込んでしまった。

過去に鬼滅の刃やドラえもん、ルパン三世とかFFともコラボしている。
今後またどんなコラボをするのかとても楽しみである。

アトラクションを終えてスーベニアショップを眺め、色々と周りを見つつ何に乗るか考えつつ時間調整が始まった。
・・・事前予約してるイベントがあるのだ。故に時間調整が始まってしまった。

乗って間に合うか?間に合わないかな?とりあえず回る、軽く食べる?・・・まぁこういう適当に周る事が好きなので少し流れに任せようと思った。
道中、気になる軽食が見つかったのでそれを食べる事に。ジョーズのアトラクションの近くにあるお店なのだがそこにあったのが・・・

“サメ肉”を使用したナゲット だ。

サメ肉・・・普段食べれる事の無い魚肉だ。早速食べてみよう。
味としては・・・美味しい、多分鶏肉?と合挽にしてるからなのかちゃんとナゲット感があった。サメ肉が入ってるから多少は魚肉感もある。

ただジョーズのパッケージじゃなくサメ肉を使うという拘りに感服。

ナゲットというとBBQソースかマスタード、ケチャップとかあるけどここでは魚肉類に相性の良いタルタルソースが付属してるのだ、やっぱタルタルソースは最高だ。自分はもしかしたらかなりのタルタルソース好きなのかもしれない。

時間調整が難しい、約束の時間勘違いしていたのもあってアトラクション一個行けたなぁ・・・というのもあった。
さて、予約していたイベントの時間がやってきた。

時間つぶしで見ていたクラシックカー、まさかの実物。
本来なら博物館に寄贈されるべきレベルの品物なのですが
ここ最近マナー悪い客が乗っかったりと話題になりがち。

“名探偵コナン ミステリー・レストラン”

同刻で予約ディズニー関係で出会った関西在住の女性友達と合流しここだけは4人行動となる。このミステリー・レストランとは先ほどと同じユニバーサルクールジャパンの一環で、コナンに出てくる人気キャラ達が俳優(最も分かりやすく言うなら2.5次元舞台的な感じ。)として出てきて食事×なぞ解きを楽しむイベントだ。

正直、名探偵コナンを見ていた時期は月曜日の7時30分にやっていた時でかなり昔だ、だから強烈なファンでもないし、新しい人気キャラはにわか知識しかなく楽しめるのか?と思ったが十二分楽しむ事ができた。

まず俳優達の演技力と声真似が凄い、高木刑事と言うキャラがいるのだがアニメでは担当声優が「高木渉」と言う声優なのだが声を聴いてすぐ誰だかわかるような特徴的な声をしている。その特徴的な声を再現してるのだ、もちろん他の主要キャラの佐藤刑事や安室さんとかも声優と同じ声を出している。もちろん縁起もだ。キャラが憑依していてこちらもアニメの世界にいる感じに陥った。

そしてレストランに出てくるキャラはオリジナルなのでその点コナンに詳しくなくても安心だし、オタクなら安室さんの知識はSNSで入ってくるので楽しめないのでは・・・?って不安は皆無と言って良いだろう。

そしてなぞ解きが凄く面白い。ただ最初はキャラグリの食事会と思っていたので思わずなぞ解きに集中してしまった。
前菜・主食・デザート
と、基本的なフルコースが出てくるのだが、その三つに謎が隠されていて食事をしながらその謎を解くという物だ。最後のデザートが全ての謎の鍵となっている。
ちなみに難易度はかなり難しく、合ってると思っていたけど結構間違っていた。
最新映画と連動したなぞ解きと、誰でも楽しめるストーリーに感動してしまった。名探偵コナンの知識があまりなくても楽しめる食事とグリーディングであった。

女性の友達とはここで別れ、また三人で行動を始めた。
次は自分のリクエストしたアトラクションだ。

謎解きに夢中でカメラ構えるタイミングを何度も逃し、なんとか撮れた一枚

“モンスターハンターワールド:アイスボーン XR WALK”

ただ自分はワールドはやっていたが追加コンテンツのアイスボーンはやっていない。
と言うよりモンハンは今はライズが主流なのだが・・・ただこのアトラクション、コロナのせいで稼働が少し遅れてしまったとか聞いていたからアイスボーンなのかな、と。あくまで噂と言うかそういう風に聞いただけなので事実かどうかは不明。

アトラクションに入ると解説を聞き、キャラ(装備)を選択し、武器を選ぶ。VRの仕様上
「大剣 太刀 ハンマー スラッシュアックス ヘヴィーボーガン」
しか使えないが自分はモンハンでは大剣一筋なので十二分であった。
片手剣も使ってるから正直言うと嘘なんですけどね

キャラ選択で好きな装備(キリン装備)を選んだのはいいけどこれVRで自分の目線だから装備見れないじゃん・・・まさかの残念な自体に。
親友たち曰く「お前と知っててキリン娘なんか見たくない」
何度も説明や説明書を見ていざプレショーへ、ストーリーは

「新米ハンターとして前線拠点「セリエナ」にやって来たあなたは、ギルドの集会エリアにて負傷したハンターと出会う。あるモンスターに襲われてしまい仲間が危険な場所に取り残されている、と助けを求められ、先輩ハンターと共に救出に向かうことに。雪や氷に覆われたフィールドを歩きまわり、アイテムや痕跡を採取した末、ついにイヴェルカーナと対峙することになるが…」

引用元:USJ公式サイトより

アイスボーンの世界を追体験することができるアトラクションになっている。プレショーで先輩ハンターとギルドの女性がチュートリアルを行ってくれる。
実際ゲームでと同じ装備をしているのとコスプレ界隈にいたせいで服装と小道具を思わず見てしまうオタク気質。プレショーが終わり移動するとそこでVRの機材を装備する。

・両手装備
両手とシンクロする機械を取り付ける、中指につける紐が連動し指を動かしたりトリガーを引く動作や本を開く動作にもなったりする。
・バックパック
やや重めの機材を取り付けたバックパックを背負う。機械なので少々重いが別に肩が外れるほど重いわけでもない。しっかりと固定をし、これで目線(身長)や全体の動きがシンクロする
・VRゴーグル+ヘッドセット
無くてはならない装備だ、これで世界に没入できる。マイク付きなので仲間ともボイスチャットできたり迷ったり移動できない所に進みそうになったり仲間とぶつかりそうになればクルーの声を聞くこともできる。

全てつけ終えるとモンハンの世界に入れた。自分の腕が女性の腕になっていて「なるほど、これがバーチャル美少女おじさんの気持ちかぁ」と思わず呟く。

ゴーグルつけてて現実の視界が無くて歩くのが怖いけど壁にぶつかりそうになったら画面内に赤い壁が出たり、誰かにぶつかりそうになるとこれも赤い壁が出てくるので安心である。そもそも歩くときはゲームにも出てくる道しるべ的な要素があるのでこれにそって歩けばぶつかる事はそうそうない。

高い所を見下ろしたり、崖を登ったり、モンスターの襲撃で落下するシーンは思わず声をあげてしまう。実際そこにいる感覚なので激しいシーンは実際体感してるような感じで心にビリビリくる。
モンスター襲撃後、ここで武器を渡される。手を前に出す指示があったので手を出していたら棒状の機械を手渡された。どうやらこれが武器とシンクロするようだ。

実際のモンハンは動き回り、ぶっ飛んだりぶっ飛ばされリ動き回るゲームだけど、現実では動き回れるような装備ができないのでそこで立ち止まり、ガードをしたり武器を振り下ろして攻撃や、ギミックを使いモンスターと戦うゲーム内容になっている。ただ切ったりするだけではなく行動の仕方や攻撃回数、ガード成功やそこからの反撃によってポイントを稼げるので、仲間と競い合う遊びができる。

モンスターが旋風を巻き起こすと実際に風が当たり臨場感が凄い。
自分は大剣なので溜切りを何発もモンスターに当ててダメージに貢献した。

モンスターを撃退成功するとモンハンのクリアBGMが流れ達成感をここでも感じる。帰還をし、アトラクションが終わる。全てのVR機器を外す、当時気温が高かったのもあって室内は快適にも関わらず身体に熱を帯びていたので背中は凄い汗まみれであった。

やはり、好きなゲームの世界に入れるというのは最高だった。正直もう二回、三回でもやりたいのだが次回インできる時はもうXRイベント終わってしまってるんだろうな・・・。悲しい。

成績としてはぼちぼちでした。
モンハンプレイヤーとしてはちょっとしょんぼり。

・・・少し話が変わるがこういったXR施設が都内に沢山あったのだがいつしか潰れてしまったり無くなってしまったのが多い。
歌舞伎町も沢山のXR施設があったのだが今ではクレーンゲームだらけになったり、新しくできた施設なのにまた取り壊されビルが建設されていた。池袋も秋葉原もデカいXR施設があったのだがいつしか消えていた。

今となってXRが体験できる施設は少なくなってきてる、あるとしても結構高額なのでこれが難しいし廃れた要素でもあるのだが・・・。いつかはXRがゲーセン感覚で遊べる時代がくるのかもしれないし、それが自宅でできる日も近いのだろうなとふと思う。実際VRだけなら家庭で気軽に遊べる時代にはきてしまっているし。

実物大アイルーが可愛すぎでした。

ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド ~バックドロップ~”

XRのアトラクションを終え、次なるはUSJの目玉の一つでもあるローラーコースター「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド ~バックドロップ~」に乗る事に、ちなみに元は普通のコースターなのだがこの「バックドロップ」は特殊車両になっており「後ろ向きのローラーコースター」となっているのだ。通常の正面で動く車両がある中に一台だけ後ろ向きで稼働するコースターがある。

通常のハリウッド・ドリームかバックドロップかはQラインで途中で別れている、並んでる列は通常の方が長いが、バックドロップでは一台しか稼働していないので回転率は低く待機時間はどっこいどっこいと言った所だろうか・・・。
70分待ちは長かったが、基本的に何も考えなかったり休んだり談話したりしてればあっという間である。
このローラーコースター、曲をチョイスすることができて好きな洋楽(邦楽もあるのだが)を流し楽しむことができる、自分が選択したのは「マイケルジャクソンの「BAD」だ」(※知ってる曲がこれしかなかったというのも事実。)

コースターに乗る前、ロッカーに荷物を預けそして乗車をし安全バーをしっかり締める。
後ろ向きで進むコースターは何だか不気味である、そして登る時のGがいつもと逆で益々違和感しかない。
そして落下、これが滅茶苦茶怖い。
普通なら落下する時、落ちる瞬間が目線に入り覚悟ができるのだがその予想が全くつかない。突然掴まれそのままバックドロップをされてような感覚、まさにバックドロップと言う名に恥じない一撃だった。

後ろ向きで高速で動き回るのはとんでもない刺激を感じる、予想だにしないGの負荷とスリル。通常のコースターを後ろ向きで乗るだけでこんなに面白いとはアイデア勝利を感じる。
終わったあとは思わず放心状態になっていた。
親友が「キまるぜ・・・」って言う理由も納得だ。
次に乗る時は通常がいいなと思うが、この刺激を感じると次もバックドロップに乗りたいな・・・と思ってしまう。

待ち時間とバックドロップで少し疲れたので小休憩、親友の一人がピンズを紛失したらしく捜索に向かう。その間自分は食べてみたかった物があったのでそれを食す事にした。

“こんがり肉G”

モンスターハンターとのコラボ食。モンハンといったらこれだろう、もはや代表的アイテムなこんがり肉。2000円と軽食コーナーで売られてる物で見るととんでもなく高いが、その高い理由がわかる。

思わず「うそでしょ・・・」って呟く
包み紙がモンハンのアイコンなのが可愛らしい。

Gの名は伊達ではない、とにかくデカいのだ。
軽食なんてものではない。もはや主食、バカでかいターキーレッグチキン。
そのデカさのせいで専用の袋入りでくれるし沢山のナプキンとまさかのエンボス手袋も渡してくれる、実際このエンボス手袋が無かったら食べにくかった。
軽食のつもりで挑んだので少し焦ってしまった。食べても食べても肉と筋との戦い、減る感じが無くちょっと時間がかかってしまう事に焦る。
・・・こういう品って味が大味だったりするのだがちゃんとしっかり味が付けれていて結構バクバクと行けた。中身は肉の味わいが強く柔らかく、外側より中身の方が美味しく食べれた。ただ先ほどの通り筋も存在してるので急いで食べると口の中にダメージが発生することがあるので気を付けよう。
ようやく食べ終わる、もうすでに満腹であった。軽食のナゲットを食べ、ミステリー・レストランで食べたフルコースを食べたにも関わらず完食。流石に腹がいっぱいだ。

ご馳走様でした。
これを一瞬で完食するハンターは凄いですね・・・。

全員バラバラで行動していたので、一度集合する為にハリーポッターのエリアへ向かう事に。急いでいたのだが道中、気になるドリンクがあったので思わず買い食い、いや買い飲み。

“バタービール”

こちらはハリーポッターに出てくる架空のドリンクなのだがそれを再現したドリンクだ。
ビールと書かれていたからアルコールだと思っていたがこちらまさかのノンアルコール、どちらかと言えばソフトドリンクである。
通常のバタービールとフローズンバタービールというものがあったが、ここはまず通常の飲んで味わいを楽しんでみる事にした。
驚き、甘いドリンクの中にバターの風味と香りが口いっぱいに広がる。バター風味と言うと固形物で楽しむことが多いのだが、なんというか液体でバターを楽しむというのがかなりの衝撃を感じる、けれど脂っこくてキツイってのは無く意外と爽やかに飲めてしまう。
ビールとも書かれてるし炭酸が結構スッキリ要素を足してくれている・・・今思い返せば濃厚なバターと炭酸って相性悪く思うがそれを感じさせないトロ甘ドリンクであった。
連続で飲むにはキツイけれど時々飲むにはいいかもしれない。

並々注がれていたので少し飲んでから写真撮りました
ぱっと見はビール

“ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー”

ピンズを失くした親友が少し遅れそうなので、ハリーポッターエリアで合流したもう一人の親友とハリーポッターのアトラクションに乗ることにした。こちらも知識が”賢者の石”しか無いのだが親友曰く
「クディッチさえ知ってれば大丈夫」と。
入った時はどこもかしこも100分待ちが多かったが夕方近くになってからは30分待ちのアトラクションが増えてきた。すいすいとQラインを超えてあっという間に乗り場についた。むしろ全然待たなかった。
乗り込み、安全バーを固定するともう一気に魔法の世界へと突入した。
なんか「比較的冒険的な魔法ファンタジー」を体験できると思っていたのでその思いに裏切られる。滅茶苦茶「激しい、危険いっぱいの冒険」だった。
グワングワン揺らされ飛ばされ、映像と動きの激しいシンクロにドラゴンの襲撃、巨大蜘蛛に襲われ水を吹きかけられたりクディッチのスピード感を体験し何かよくわからん死神みたいのと(詳しくなくてごめんなさい)戦って洞窟を脱出・・・ハリーポッター知ってればもっと楽しめると思うけど知らなくても物凄い冒険をさせてくれるのでとても楽しかった。
ただ、こんがり肉Gとバタービールが腹に溜まっていたので少し酔ってしまった。親友も酔っていた。
あまり乗り物酔いしないタイプなのだが、コンディションの問題もあり久々に乗り物位酔いしてしまった。それほど激しい動きがあるとだけは言っておこう。

“マリオカート ~クッパの挑戦状~”

ピンズを失くした友人とはとりあえずニンテンドーランドで合流することに変更した。
モンスターハンターもそうだったのだが基本的に自分はゲーマーなのでここにはどうしても行きたかった。

どうしても行きたかったのでワクワクが止まりません
ボム兵の戦場の絵画、思わず入りたくなりますが
暴れるのは厳禁です
土管を抜けた先は「スーパーマリオ64」の内装のままで
「はねマリオ」への道もちゃんとあります。
先ほどから撮りかたがオタクすぎる。

ニンテンドーランドへの道を抜け、土管に入ると・・・そこはマリオの世界であった。
SNSでの写真やテレビの特番で何度も見たが実際こう立ち入ると、本当にゲーム・・・マリオの世界に入れたことに感動した。

あぁ・・・マリオの世界にいるんだ。
と感動、少し泣いた。

しばらくして親友がやってきて即座にマリオカートへ向かう事に。お昼は100分待ちだったのになんと今はまさかの30分待ちになっている。
これは行かなきゃもったいない!
マリオカートなのだがここで文字として書くのが難しいぐらい完成度の高いQラインだった。兎に角ファンを納得、喜ばせるような小ネタや、待機を飽きさせないデザインや映像、新録された実際使われたゲームBGMが流れ、ディズニーシーのソアリンとセンター・オブ・ジ・アースのQライン並に楽しさがあるQラインであった。
これなら1時間待ちのほうがじっくり撮影できるからそれはそれで良かったかもしれない。

基準が8DXなのでがっつりプレイした自分としては感無量。

さて、マリオカートと言うからカート遊びと思っていたが実際はARシューティングに近い物であった。ただカートに乗ってハンドル操作をするのでちゃんとカートらしさはある。
遊び方のプレショーの後、クルーからマリオの帽子型のサンバイザーが渡されるのでそれを頭に装着し、乗り物に乗ったらARゴーグルがあるのでそれをサンバイザー型の帽子に取り付ける。
そうするとグラス越しにマリオ達やクッパ、小クッパ達が周りを走り抜けるのだ。
映像が流れる+それにプロジェクションマッピングが融合されあたかも走ってるような感じがある。
ルールは先ほど申した通り、ARシューティングである。AR画面にハンドル操作指示が出て、上手く操作できたり、グラス越しの画面に出てくる敵を緑甲羅で撃退しコインを稼ぐゲームになっている。コインはいわばポイントみたいなものなのでグループで遊ぶとかなり盛り上がれる。

本当にこのアトラクションを文字で説明するのが難しいぐらい派手で密度が濃かった。とにかくマリオカートをがっつりプレイして楽しんでる人にとっては、思わず感動して泣きそうになるぐらいの完成度の高さというのは間違いない。
アトラクションが終わった後のBGMと出口かつマリオカート専門スーベニアショップでは新録されたゲーム本編BGMが流れているのでまたこれが泣かせてくる。
ゲーム好きも、そうでもない人、誰でも感動させられる。USJと任天堂には絶大なる感謝と敬意しかないです。

ニンテンドーランドまでの道にあった数字はなんと
「マリオメインタイトルの発売年」と!
自分が一番やりこんだマリオ作品の販売年を撮影。

さて、外はいつしか暗くなっていた。残念だがもう閉園の時間が迫っていて殆どの店は閉まり、アトラクションも乗れなくなっていた。
乗りたかった物ややりたかったアクティビティ、買いたかった品や食事は多数あったが断念。時間は有限だ、次回また行こう。勇気と希望を駆り立てる。

USJを出るのは名残惜しい気もしたがどうしてもしたかった目標を達成できたので大満足だ。
後は予約したレストランへ行き簡単に晩飯を終えてホテルへ戻った。
全員がクタクタでベッドやソファでぐったり。交代でお風呂に入り軽く復活したところで作戦会議が始まった。

「明日、どうする・・・?」

実際、3日目の予定は決まっていたのだが帰る時間が3時発と物凄く中途半端な時間なので観光するのはいいけど時間が微妙になってしまうという事案が起きていたのだ・・・。

提案1として「USJ 2回目」と出た、しかし親友は年パスを持っていて実質無料で入れるが持ってない側としてはいくら割引とはいえ8000近くをまた支払うのは勿体ないし、それで少ししか滞在できないのは正直・・・となった。

提案2は元々予定していた「海遊館へ行こう」というお話。しかし海遊館、物凄く広いので3時までのんびりいられるのが難しく、せかせかしてしまうだろうという話になり結局お流れに。

提案3「大阪観光」・・・シンプルに大阪を観光しようというお話だ。
だが話が難航、どこへ行こうか?どこへ行こうか?ここに行きたい、あそこに行きたい・・・色々話をした結果王道ではあるが「通天閣」へ行くことが決まった。
個人的にはそこをベースにして適当に回りたい気分であったが・・・。
もう日付も変わりそうだ、全員急いでベッドに入り自分以外の二人は数分で眠りについたのであった。

おまけ写真
アメリカ最高

三日目に続く


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