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寄付は時に社会悪@イラン・クルディスタン🇮🇷

どうも、世界を旅するうどん屋「谷村うどん」のジョンです。世界各国を出張スタイルで3年間。世界20カ国(アジア、アフリカ、ヨーロッパ、中東、中米)で、数千人以上の方々が谷村うどんをススりました。

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イラクとの国境付近にあるクルド人の住むイランの街、クルディスタンにやってきました。今回は前回もふれたイランの「人として魅力」に更に迫りまくりたいと思います。

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普通に町中で見る方々がこんな素敵な民族衣装?を着てます。めちゃくちゃかっこいい!渋い!イラン国内でも他のエリアではこのような格好はしてません。

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町中をふらふら歩いていると、若い綺麗な女性に声をかけられました。何か困ってることはないか?と。普通旅していると、男の人やおばちゃんに声をかけられることはありますが、若い綺麗な女性に声をかけられることはほぼありません。私だけでしょうか?(笑)

そんなわけで、絶賛怪しんでいたわけですが、なんとウチにご飯食べに来いというではありませんか!悪い男達に囲まれたらどうしようと思ってました。

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結果的に、なんとも優しそうなお母さんが出迎えてくれ、なにやら色々と食事を作ってくれました。

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もともと行きたかった場所にもわざわざ家族総出でその日に連れて行ってくれ、イランの歌を歌ってくれたり、もう至れりつくせりでした。イラン人すごい!というかクルド人の親切さは異次元!そんなとっておきの話を下記ラジオで話してます。(英語のみ)


(当時の日記より)
寄付は時に社会悪
アフリカを旅していた時に、アフリカ在住の方を話していて興味深かったのが、「アフリカの貧しい層一部の人たちは、外国人とは何かをくれるのが当たり前と思っている」(言うまでもなく、アフリカには富裕層もいる)節があるということである。  

そのせいか、アフリカのある一部の人たちが自分で主体的に何か行動を起こすということが見受けられないという話だった。ここからは勝手な分析だが、これは先進国からのODA等の絶え間ない支援や寄付が原因の一つなのではないかと考える。もちろん他の要因も考えられるのは承知の上で。適切な例ではないかもしれないが、例えば親から永遠に支援され続ける子供はいずれ主体的な行動をとるようになるだろうか?

要は、寄付とは「寄付して終わり」ではないということである。

先進国では単純に「寄付は素晴らしいことである」という考え方が存在しており、「寄付をした」と言って周囲から賞賛されるのは提供者のエゴであると感じることは、寄付される側の国に滞在していて多かった。実際に、政治が腐敗していたりすると本当に必要な現場に届かず政府のトップ層に消費されることもあるし、実際に寄付を受ける貧困層達は「与えられて当たり前である」という意識が芽生えている。

後者については一概に悪だとは思わないが(一方で、一定レベルの寄付は生活を支える上で必要であるとも思うので)、寄付をすることで貧困層が現場の生活レベルから抜け出すために必要である「生活レベルを向上させるために主体的に行動する」ということができないのであれば、その良かれと思ってやった寄付は社会悪になってしまう。

とはいえ、先進国の支援者達に「寄付するからには、それで終わりでなく最後まで必ず見届けてください」と言うのはなかなか荷が重いと思うから、難しいところである。

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結果的にお言葉に甘えて2泊くらいさせてもらっちゃいました。何よりも素晴らしかったのが当時僕が過ごした1ヶ月間ずっとラマダンだったイランですが、ラマダン月の最後の数日間は特別な儀式があるようでそういうシーンにも立ち会うことができたのは、完全に旅人冥利につきました。その時の話が聞きたい方はリクエストして頂ければ。

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イランの最高指導者はイランのそこら中にいます。


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イランの山にハイキングしに行ったら、ガイドが迷って帰れなくなりました(笑)ガイドが迷うって、そんなことあります?(笑)

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そんなわけで、真夜中までみんな帰れず大変だったのですが、当然宿も何も予約してないわけで。優しい村の方がモスクにイスラム教徒であるわたくしめを泊まらせてくれました。モスクのカーペットは気持ちいいよ。

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イランに入る時に飛行機で隣に座っていた方と話しました。それだけの関係なのに、わざわざイランを去る直前、私をご家族とのディナーに招いてくれました。こんなことってありますか?(笑)これぞイラン人の人情。最大の魅力、お分りいただけたでしょうか。

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