身近な人に、喜んでもらうことができていますか?
「ひだまりカフェ」という、毎週土日に相談もできるカフェを開いていて、毎週水曜日には「伴走型支援者養成講座」という傾聴やカウンセリングの講座も開いているので、うちには「困っている人のために、何か役に立ちたいんです」という方が結構いらっしゃる。
「誰かのために何かをしたい」という気持ちは、本当にありがたいことで、そう思ってくださる方が増えることが、お互いを思いやり、支えあう、本当の意味での「共生社会」につながっていると思う。
災害を受けたところに何かを送る、募金をする、困っている人のことを想像する、それだけでもいい。何か自分にできることを考えて、動く、あるいは考える、そのことが、よりあたたかく、生きやすい未来につながっているのは間違いないと思う。
ところで、今日みなさんは買い物をしたときに、「ありがとうございます」と言われて「ありがとう」と返しましたでしょうか?
コロナのことが明らかにしたことの1つに「商品を作る人がいて、運ぶ人がいて、販売をしてくれるお店があってはじめて、私たちは商品を買うことができる」ということだと私は思う。
どちらが上とか下とかいうことでなく、販売してくださる方がいて、そして購入する私がいて、お互いに「売ってくれてありがとう」「買ってくれてありがとう」という関係だ。
そうしてまた、「ありがとう」と言われてうれしい、というのもお互いさまのことだ。言ってうれしい、言われてうれしい、そのようなお互いさまの関係を作ることが、商行為だと、WIN-WINの関係なのだと思う。
今朝、すれ違う人にあいさつをされて返したかどうか、道を譲られて会釈をしたかどうか、笑顔で話しかける人に笑顔を返すことができたかどうか。
今日1日に会った人に、「会えてうれしい」「話ができてうれしい」「時間を作ってくれてありがとう」と伝えることができたかどうか。
支援というのは「相手に喜んでもらいたいと思い、その相手が、たまたま、困っている人だったり、苦しんでいる人だった」ということ。
あなたは(私は)、今日1日、目の前の人に、すれ違った人に、喜んでもらうことができましたか?
お読みくださりありがとうございます。 いただいたサポートは、NPO法人ルネスかごしまが行う「生活困窮家庭・ひとり親家庭支援」に全額使わせていただきます。