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生きづらさを抱える少女や家出する少女とサービスデザイナーの私の接点 その①

こんにちは!株式会社NTTデータのデザイナー集団「Tangity」でサービスデザイナーをやっています Kaoriです。
現在私はプロボノの一環で生きづらさを抱える少女や家出する少女たちに向けた支援を行なっています。今回はその内容を書いてみたいと思います。

活動のきっかけ

この活動のきっかけは、私の高校生の時の出来事にあります。高校時代、同じクラスの女の子が突然学校に来なくなってしまいました。出会い系で知り合ったかなり年上の男の人に会うため東京に行き、そのまま帰ってこず中退してしまったと聞きました。
何度も言葉を交わしたことのある子だったので、ずっと気になっていました。その子がどんな思いで家を出たのかはわかりません。ただ、その後、生きづらさを感じたり居場所がなく家出をした女の子たちが夜の街を彷徨っているというニュースを聞いた時、「何か私にできることはないかな?」と
考えるようになりました。
私は今、人の体験をデザインするサービスデザイナーです。生きづらさを抱える女の子たちに、信頼できる誰かを頼るきっかけを作り、そこからぬくもりあるコミュニケーションが生まれる、そんな体験をデザインできたらと思いました。そこで私が考えた企画が「Furelute(触れる手)」です。

Furelute(触れる手)

企画検討のプロセス

では、ここから私がどのようなプロセスで企画検討を進めたのか書いていきます。

1)ユーザー調査

まずはユーザー調査です。今回実施したのは下記方法です。
①ネット記事やyoutubeなどで調査
生きづらさを抱える少女や家出する少女は、現在「トー横キッズ」という呼び名でニュースなどで数多く取り上げられています。少女たちへのインタビュー動画や密着記事などを容易に見ることができるため、ビジネスにおける机上でのユーザー調査よりも比較的情報入手がしやすかったように感じます。

②NPO団体の方へ話を聞く、活動に参加/見学する
社会課題に取り組む場合、支援を必要とする人(いわゆる受益者)と支援をする人(例えばNPO団体)のどちらの声も捉えることが大切です。
当然ですが、NPO団体の方々は受益者の生の声をとても大事にしており、とても近い距離にいるため、受益者のことを深く知っています。
ビジネスと異なり売り上げや利益が目指すべきところではなく、”受益者のため”が何よりも一番であるため、企業で言う”顧客のため”以上にその意識が強く、NPO団体の活動を見学させていただいたり、参加することで受益者についてもとてもよく知ることができました。
その中で私は生きづらさを抱える女の子と直接話す機会もいただけて、女の子たちのことをより知ることができました。

NPO団体の方々が行っている夜の街のパトロールへの同行

2)支援対象の女の子について

生きづらさを抱える女の子たちの中には、家族関係がうまくいっていない子が多くおり、家庭から逃れるようにしてトー横などの夜の繁華街にいつの間にか吸い寄せられている状況でした。
そして、今回私が調査した結果からこのような女の子をイメージして企画の検討を進めることにしました。

支援対象とする女の子のイメージ

この後、この女の子が抱える課題やそこに必要な提供価値の検討に入りますが、長くなってしまったので、今回はここまでにします。またの機会に続きをお話ししていきます!

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