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『ぼくが《女優でグラビアアイドルで最近芸人を始めた春野恵a.k.a.女神インラーン》とユニットライブをする理由』

なんて長いタイトルなのでしょうか。

そして内容も少し長めです。

いうてね?告知回ですから「あ、小説とかじゃないならいいやっ」って方はソッと閉じてください…。でも「小説並みに…もしかしたらそれ以上に変で面白い告知だから読むだけ読んでよ~オススメだよ~」とだけ添えておきます…。

まずは僕の簡単に!
自己紹介をさせてください。

僕はトゥインクル・コーポレーションという事務所で芸人をしている「たなしゅう」というものです。最近誕生日を迎えて36歳になりました。

芸風は一人コント。お話のようなコント コントのようなお話をしたいというのがやりたいこと、やってることです。


最近は短編小説を書いたりYouTubeアニメの脚本やラジオドラマの脚本のお仕事も頂けるようになりました。


そんな僕が《女優でグラビアアイドルで最近芸人を始めた春野恵a.k.a.女神インラーン》さんとユニットライブを10月30日に開催することになりました。


「なんで女優・グラビアアイドルで芸人を始めた方と二人でユニットライブやるねん?」


という経緯と

「そもそも何するのよ??」

と言うところをお話したいと思います。

9月に告知し始めてからその辺りをハッキリお伝えしてこなかったのでワケわからんかった人すんまへんすんまへん…やっと僕らも(というか僕が)全貌が見えてきたので出来るだけ分かりやすくネタバレにならない様にお話しします。


春野恵さんとの出会いはコンテンツタワー制作のjockeyというネット番組です。

僕が視聴者から貰ったフレーズやアイディアを基に小説を書く番組『たなしゅうの誰でも入れる企画室』の後の時間の番組が春野恵さんとソラ豆琴美さんの『なせばなりソーッス』ということで「入れ替わる際に挨拶するぐらいの関係性」でした。


時は遡り…去年の12月。
番組の企画で『たなしゅうの書いた小説を女性キャストに朗読して貰おう』ということで春野恵さんとソラ豆琴美さんに来て貰いました。それがとても良かったんですね。僕としても初めて自分の作品を誰かが表現してくれて嬉しかったのです。

芸人が小説を書いているという事に僕は《後ろめたさ半分やりたいことやるんだ半分》でやっていたんですが自信を貰った回でした。コントにもストーリーが欲しいし、小説にもシニカルなものでも温かいものでも笑える要素が欲しい。そんなワガママが少し形になった瞬間でした。

それから少し…変な…というか違和感があることが起きます。

1月、2月、3月とコンテンツタワーのスタジオで春野恵さんと入れ替わる時の挨拶が

『たなしゅうさんありがとうございます!』

という一言がつくようになり

『何がですか???』

と毎回僕は戸惑いながら言うことになります。

むしろこっちが12月にお世話なったんやけどなぁ…あ~なんかイイ人で少し変な人なのか~まぁ嫌な気持ちはせんしエエかぁと思ってました。

すると…

その後…

今年の4月…まさかの

春野恵が女神インラーンと名乗りお笑いの舞台でネタをし始めます。

はい、訳がわかりません。

なんなら『芸人が小説を書く企画番組』の後ろで『女優・グラビアアイドルがネタをする企画番組』みたいなことを始めたのでオイオイオイと思ってました。

なんならオイオイオイって言いました。

戸惑っていると春野恵さんから「今度、芸人として初舞台があるからみにきてくださいっ!」とDMが来ます。

「集客されてるがな!!」

と思いましたが面白がって観に行きました。

まぁ、それが中々頑張って一生懸命ピンネタをやっていて「たまにアイドルが気紛れでやる悪ふざけとかではなさそうだけど…なんでこんな必死でネタをしてるのこの人??」という印象に変わりました。

しかもその後も芸人活動を続けていきたいという事でネタのアドバイスを求められ、さらに困惑。

それから、ちょくちょくネタの相談を受けるようになります。僕としては12月の恩もありますし、ネタの話は嫌いではないので台本や動画を貰って感想を伝えてました。それが5月6月。そのうち飽きてやめるだろうと思ってましたし。

「…いやしかしやはり、芸人をなんで始めたのか??ん??やめる気配もないな…ちょ、ちょっとちゃんと話を聴かせて貰えますか?」ということになったのが7月。

そこで春野さんの下記noteで綴られているお笑いを始めた彼女なりの経緯を聞くこととなります。


ざっくりまとめると…

2021年12月
足の不調(臼蓋形成不全だと診断される)
殺陣や高いヒールを履くなど足への負担はかけられないと診断され、激しい運動が出来なくなる。絶望。
12月末、たなしゅうに呼ばれ番組で朗読。『芸人でも小説を書いたりやりたいことをしていいんだ』『今までとも違う表現を探してもいいんだ』と思う。また、同じ頃に春野恵さんはお笑い番組を観ていて『3分で人を楽しませられるって素晴らしい!これなら足への負担は少ないかも!?』と感じ始める。

2022年1~3月
春野恵さんお笑い活動の準備を始める(ほぼ誰にも足の不調からの活動転換とはいわずに)


きっかけの一端であるたなしゅうに

『(足の事で絶望してたけどお笑いをやってみようと思えました…出来るかはわからないけれどな何かしようと思えたんですきっかけをくれて)ありがとうございます!』

と伝えて

『何がですか???』


と言われる。


この経緯を新宿でパフェを頬張りながら悲観的でもなく、寧ろ楽しそうに春野さんに伝えられた時、僕は言葉が出ませんでした。

春野さんの足の不調は最悪の場合、車イスや杖を使う生活になる可能性があること。女優としては致命的であること、それほどの状況でも舞台に立ちたいから30を越えてる上でお笑いにチャレンジしようという事。

それは彼女の女優としての覚悟なのかなと感じました。

とはいえ…余りにも春野さんはお笑いのことを知りません。危険だなとも思いましたし少し…僕は勝手に責任を感じました。

本来の軸足を置いている活動以外の…他ジャンルの活動をすることは諸刃の刃だと思います。仕事が増えるように見えるけれど、今まで培ってきたイメージやそれまでのお客様が愛してくれているモノを裏切る可能性があります。

女優やグラビアアイドルとしてのイメージを壊してまで芸人をやるべきなのか…。

少し僕の話を挟みます。

僕が小説を書き出したのは二年前…心と身体を壊した時にコロナまで来てしまい、なにも出来ないから身体に蠢く言葉を使って何かしないと消えてなくなると思ったからです。

言ってしまえば仕事を増やすためというより治療に近かった。副産物として何故か小説や脚本を書けるようになりました。

コントと生活を守るため。今だからいえますが苦肉の策、悪あがき、悲鳴のようなものでした。

それを春野さんに朗読して貰って…喜んでいた僕は忘れていたんです《作品は他人に影響を与える場合がある》ということを。

これはナルシズムから来るものというよりは僕の自信のなさから来る《いくら自分が何を書いても何も世界に影響を与えられないだろう…これはそもそもが超個人的な落書きにすぎない》という配慮に欠けた結果だと感じました。

まさか自分が女優さんがお笑い芸人になろうとする理由のひとつになるなんて思ってもいません。

パフェを食べ終わって春野さんが『コントライブとかやりましょーよー』と言い出しました。絶対にそのしんどさとか時間のとられようなど…わかっていない発言です。

やはり戸惑いましたが、これは縁なのかなと思いました。

それとは全く別に。

僕は僕で小説をお芝居にしたいという…やはり自分のテリトリーからはみ出たことをしたいと動きだし始めておりました。それに春野恵さんに出て欲しい…とお願いしたいとすらおもってたわけです。

彼女のその発言を否定出来るわけもなく、むしろお芝居公演をやる前にツーマンライブをやってみるのも良いんじゃあないかということで…よし!じゃあやりましょうと伝えました。

そして10月19日。やっとこさ、公演の内容が固まりました(お?やるやんけ)

春野さんの良いところや人生で感じてきたモノをコントやお芝居にしつつ…僕の良いところや人生で感じてきたモノを混ぜて脚本をなんとか仕上げられそうです(まだなんかいっ)

《で、何をやるのか?》

この公演はコントと芝居のオムニバス舞台です

笑うところも戸惑うこともあるでしょう

芸人のコント単独のようなお芝居のような感じ

ずっと自分の言葉で話せなかった人達が自分の言葉で話そうとする公演です


テーマは《境界線》


正直、なんやかんやゆうてもっとライトな感じ(なんか3本ぐらいコントやってトークするだけみたいな…それでもすごいけど)の公演になるかなぁなんて思ってたら中々ボリューミーなので必見です!でも60分なので観やすいです!

いやはや…

長くなりました。

話し長くてすみません。

この公演は春野恵さんの覚悟とか変わろうとしている所…とかもですが気楽にコントとか芝居を楽しみに来て貰って大丈夫だと自信をもって言えます!会場でも観れる!アーカイブ配信もあるから全国からも観れる!やったね!



TOKYO LAUGH STORY『彼は私』

[出演]

たなしゅう

春野恵/女神インラーン

[日時]

10月30日(日)

昼公演
開場 13:40
開演 14:00

夜公演
開場 18:40
開演 19:00

アフタートークライブ
開場 20:20
開演 20:30

[会場]

阿佐ヶ谷アートスペースプロット

〒166-0004
東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-9-10

●JR中央線「阿佐ヶ谷」南口下車(土、日、祝日は停車しません)徒歩7分
●地下鉄東西線「阿佐ヶ谷」南口下車・徒歩7分
●営団地下鉄丸の内線「南阿佐ヶ谷」下車・徒歩3分

本公演…前売り3000円 当日3500円

アーカイブ配信…2000円

アフタートーク 前売り1000円 当日1200円

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《オンライン公式グッズ》

劇場で!まってるでぇ!
春野恵さんの!やる気が!すごい!