たなしゅう

1986.10.13。大阪出身。トゥインクル・コーポレーション所属。東京のピン芸人。作…

たなしゅう

1986.10.13。大阪出身。トゥインクル・コーポレーション所属。東京のピン芸人。作家。主に一人芝居の様な一人コントを軸に舞台で活動。 コント台本/短編小説/雑記/エッセイを載せています。 https://twinkle-co.co.jp/talent/tanashu/

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  • 雑記集

    その日のメモ。まとまりもない文字の欠片。「ここ、これ、いいじゃん。ここはようわからん」と楽しんでください。創作の手前。

  • たなしゅう短編小説集

    短編小説を書いています。10分くらいで読めるかと思います。ほら、移動中とか待ち合わせとか寝る前とかに読むのに丁度良いよね。スキとか感想を貰えると嬉しいです。ちょっと不思議な話。

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    一人コントや芝居や番組台本を。その台本です。少しずつ手直ししたりもします。

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    エッセイとかコラムとか。そんな風な日記のような。

  • 製作日記

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一人コント台本|ゴーストライター

下手寄りに机、椅子 暗転板付き 椅子に座っている L:全明転 M:シシおどし 原稿を書いている 頭をかきむしる 原稿用紙を丸めて棄てる 酒を飲む 机を叩くように酒を置く 人が来る 「…何しに来た?」 「…そこ座ってて」 「締切?わかってるよ、今書いてるだろう!」 「…ハァ」 振り向きながら、万年筆を持って立ち上がる 「…は?なんつった今?温泉入りました?入ってる場合か!アンタのためにこっちはこうやって温泉宿に籠りきりで寝ずに原稿書いてるんだよ!あ

    • 雑記|ビリビリ

      体がここ数日、痺れていた。 比喩ではなくマジで。 足の裏が正座して20分とかの時に痺れる感覚あるじゃあないですか。 アレが寝てても歩いててもあったんですね。 いよいよか?とか思ってたのですが、とあるドラマの締め切りを書き終えて、提出したらとまりましてね。そう言うやつ?と思ったらそう言うことの様でね。 ここ半年は穏やかな生活を心掛けつつ、振り返ればすごいスピードで外側に引っ張り出されていましてね。 脚本を書いたり、演出をつけたりしておりまして、詳しい現場の皆様が言うにはそ

      • MOB BIRTHDAY BAND ONEMAN LIVE を観て

        人の人生を眺め続ける事ができるのは、とても幸福な事です。 それと同じぐらいに、自分の人生を通して表現し続けて、誰かの夢であり続けて…ステージに立ち続けるという事は尊く、難しいとも思うのです。 今日は、お世話になっている《にっぽんワチャチャ》というアイドルグループに所属する鈴木M ob.さんの生誕ライブに行ってまいりました。 にっぽんワチャチャプロデューサーいっP氏が大阪吉本時代の芸人仲間、養成所同期なんです。 去年一年間、にっぽんワチャチャさんのYouTubeなどをお

        • たなしゅうの誰でも入れる企画室ショートドラマ 「オンライン占い」台本

          たなしゅうの誰でも入れる企画室 ショートドラマ 「オンライン占い」 《登場人物》 たなしゅう 怪しいオンライン占い師。家にあるモノで何でも占える。変な占い方なだけでいいヤツ。 松浦 オンライン占いを始めてやるOL。今の彼氏と結婚していいか悩んでいる。 《設定お題》 家にあるモノで、めっちゃ適当な占いをするヤツ。 以下台本 松浦 私、オンライン占い始めてで… たな 大丈夫ですよ何占います? 松浦 今の彼氏と結婚したらいいか悩んでて たな なるほど〜何で占います? 松

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        一人コント台本|ゴーストライター

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          雑記|この街の何処かでおかわり

          「好き」という感情をsukiの二音にしたのは英断だろう。これが長文では何となく冷めてしまう。 それに対して、「嫌い」と言う感情をkiraiの三音にした事はどうだろうか。もっと濁音とか使っても良かったかもしれない。いや、そこまですると嫌われた側をオーバーキルし過ぎてしまうから、真ん中にラの音ぐらいで勘弁してくれたのだろうか。 毎日の暮らしを平凡で鬱々としたモノにしている。日に日に感度が良くなり過ぎていて、疲れるから自然とそうなっていく。感度が良いというのは聞こえが良いが、わ

          雑記|この街の何処かでおかわり

          雑記|このα下さい

          偽物になるなと唸る様な声がする。 本物が何かもわからないクセに偽物が何かはわかる気がする。 好きな彼は鉄を喰え飢えた狼よとイヤフォンから僕に話しかけた、死んでも豚には食いつくなと。 かろうじてその言葉が身体の内側を反響して僕の脚を動かしてくれた。 何者かになりたいけれどなれないまま、なりたくないモノばかり増えていく。敗北や敗北感が進路を教えてくれる。僕は今日も僕になるために這いつくばるけれど地べたには何もない。 お粥ばかり作っている。 理由は冷蔵庫を買ったからであり、ウチ

          雑記|このα下さい

          雑記|底から天を仰いで

          東京に来てよかった。 出会う人の殆どが夢を持ち、夢の中にいる。 渋谷の底、ひとひとひと、降り立った日を覚えている。 尾崎豊の歌ったスクランブル交差点に圧倒されて背景になりながら僕の中心は譲らずに渡った。 428というゲームが好きで、それはかまいたちの夜のようなサウンドノベルというジャンルのゲーム。その中に出てくる道玄坂を時折歩いていることが嬉しい。 大阪にいた時、上京よりも先に数日とか東京に遊びに行きたいと思いながら行けなかった。当時の僕には夜行バス往復すら高く、それよ

          雑記|底から天を仰いで

          雑記|食後に一錠

          今日の晩ご飯は、茄子味噌、やみつき新玉ねぎ、ひじき、沢庵。僧侶になるつもりか? コナンの映画を観て、ラザニアを食べながら少し先の夢を語った。叶えば良いし叶えれば良い。 ウーバーイーツのサブスクみたいなやつにいつの間にか入っていて、それが更新されてしまった。少し苛立っていたら、割引してくれるらしく、スーパーの宅配で牛乳や珈琲を持ってきてもらった。あとネギとオリーブの瓶詰めか。オリーブオイルこそ使うが、オリーブ自体がある生活が馴染みがなくて緊張する。パスタやピザか?日本で言う

          雑記|食後に一錠

          雑記|神器

          部屋をガンガン片付けている。 というよりはモノをバシバシ捨てている。 冷蔵庫(170リットルという2人用ぐらいの)を買ったからだ。いままでは、備え付けの、48リットルぐらいのもの。 家で作業をする機会が増えて、在宅が増えたことにより貯蔵庫として欲しいという理由が一つ。 合わせて脚本のアイデアを出す為の散歩をやたらするので、外食しがちになってしまう(目的地にしたりふらりと入ってしまう)ので節約のためや健康のためや。 冷蔵庫を買うと部屋が綺麗になるのかぁ。 気づいた事とし

          雑記|冷蔵庫を買った自分の金で

          誰かに気づかれる様にため息をついた。 ため息ぐらいしかもう使えるコマンドが無かったんだろうか。 日常、ユニットバス、その汚れ。目につく様になって、現実を知る。買うとか奪うとかよりも整えられる所を整えれば、それなりに豊かになれるだろう。 大人だから、自分で冷蔵庫を買った。 洗濯はコインランドリー。それを楽しみにしている。 春菊の苦味がうまい。ピーマンを苦く感じない。 今月沢山書いている。どれがどうなるのかわからない。毎日何か上がってくる。自分の名前のモノを作るルーテ

          雑記|冷蔵庫を買った自分の金で

          雑記|記号としての感情

          やっと自分の事に意識がむき出したように思う。向き出した剥き出しだ。 春になるにつれて、少し呼吸が深くなり、血が通う。 お金が欲しいけれど、そのやり方では欲しくないと言いながら啜るカップラーメン。 味噌汁とはタンパク質であるという驚愕の事実。 部屋の機能を上げる。 不機嫌を機能として利用しているヤツは滅せよ。 親を神とするから捻れる。ある所からは敬えど、崇めるな。 すき家の朝定を自宅で用意する。 いつでもペペチーを食べられる環境。 風通しを気にする。東洋の知識。

          雑記|記号としての感情

          雑記|守られる胃腸

          スーパーで半額になっていたので、赤飯を買った。半額も赤飯も好きだ。半額がめでたいから赤飯を食べるべきだよなとも思った。これはメタ構造だろうか? 壁に貼るタイプのホワイトボードを買った。頭の中を整理したい、可視化したい。ずっとぐるぐるしてるばかりで何も進まないから。 文章にしたり、コントにしたりするのは健康の為に必要だ。排泄行為。それを人に見せようなんて、はしたない。ましてや、それでご飯を食べていこうだなんて、エゲツない。 文字や感情が身体にすんなり入る様になってきた。人

          雑記|守られる胃腸

          雑記|お久しぶりどすえ。

          さて、明けましておめでとう御座います…と言うには少しばかり遅くなってしまいました。 昨年は色んな事をさせて貰いました。 新しい世界や感覚を沢山見聞き、体験したと言う印象です。 新しく得たモノはたくさんなのですが、根本、根底の自分のスペースを確保出来なかったと言う印象がハッキリとあります。 答えとしては切り替えたり、自他の分離があまりうまく出来なかったということでしょう。 他ジャンルの仕事はあくまで、サブクエストとしてやるべきであり、仕事に限らず、自他の境界線はとても大

          雑記|お久しぶりどすえ。

          雑記|いつも高い所から低い所に流れていく

          冬が好きだ。 呼吸が心地よい。 寂しい感じが当たり前のようになるのも、寒い公園で飲むアイスコーヒーも好きだ。 1人で鍋を永遠に作って食べる。金もかからない。 ひたすら歩く季節。 目的と手段が一致する季節。 動画編集に慣れてきた。 どのコンテンツや芸のジャンルでも通用する技術や方程式、自分の感覚。そう言うものに頼る。 あまり、旬なモノを好きになれない。 残らないものは作りたくない。 それはつまり、誰かに覚えていて欲しいという欲求なのだろうか。もしくは、未来の誰かに届いて欲しい

          雑記|いつも高い所から低い所に流れていく

          短編小説|秋刀魚と兎

          【1】 大人になると秋って、居酒屋でしか感じないよねと秋刀魚の骨をスイっと抜きながら美智子は言う。 俺は秋刀魚を綺麗に食べられる人になりたかった。 どうしても尊敬してしまう。 俺の秋刀魚は何か事件に巻き込まれたんじゃないかというぐらいグチャグチャだ。 味は同じだろうけれど綺麗に食べてもらえた魚はなんだか神々しい。 「マジで夏と冬に秋って押しつぶされてさぁ、無くなっちゃったよね。秋刀魚だけは食べたいわ…あと栗」 「だけじゃないじゃん」 美智子と話す会話に意味はない

          短編小説|秋刀魚と兎

          雑記|ラーメンは身体に悪いけれど元気が出るんだ。

          ノートを開いたけれど、何を書くつもりだったかは思い出せない。 とりあえず何かを書き出せば思い出すかなとペンを走らせると色は青。 色弱の僕はすぐにそんなの気づかない。 気づいた途端に嫌になった。 色弱の癖に色んな色のペン持つなよ。 自分の部屋にいたくない。家にいるのに帰りたい。 気が紛れたら良いなと、米を研いでみたけれど、水が白濁とすればするだけで食欲も意欲もイマイチ湧かなかった。 なぜか、そんな時は散歩に出る。 目的のない深夜の散歩は、結局弱さと光のせいでラー

          雑記|ラーメンは身体に悪いけれど元気が出るんだ。