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うさぎに笑われて夜遊び

ゴミを深夜に出す行儀の悪さで秋の訪れを知る。九月も半ば。夏終わりゆく夏。あまり、それらしい思い出もなく、しかし、夏前に使えなかったWordを使えるようになってきた。

住んでいるアパートには、割と部屋として使えるロフトがあるのだが、夏は暑すぎて倉庫として、ほったらかしなのです。そこにはこたつ机も、いわゆるデスクもあり、良い椅子もソファも置いているのに、散らかりっぱなし。流石に涼しくなってきて仕事部屋にしようと登ってみると、買い溜めた本の山。要らない服も捨てよう。

血流が悪いのではと思ってストレッチとセルフマッサージをしたら、とんでもなく寝れた。呼吸と血。青い魚を好んで食べる。

TikTokのショートドラマを書き始めて半年。
ある程度のコツというか、流儀がわかってきた。
もう少しだけ、実験しつつ。連作もやりたい。

性格などはなく、状態。
水に形が無いように。
火に輪郭がなくともある、あるかのように。

来月には38歳だ。
芸人兼脚本家として、どのぐらいの事だろうか。少なくとも、この数年は、割と周りを気にせずにやっているから、ドンドン良くわからないけれど。確か夢見た方向性とズレてないから良いだろう。

人は腸と夜の中で考える。

あまりモノの豚肉とプチトマトを炒めて、買ってきたキクラゲを放り込んで、アドリブで卵を溶いて入れた。カツオのタタキが賞味期限3日切れていた。焼いて食べようか悩んだが、どうにも勇気が出なかった。勇気は他に使おうと思う。

ガムシャラさが足りないのでグレンラガンを観た。初期衝動。俺が信じるお前を信じろ。俺が信じるお前じゃなくてお前が信じるお前を信じろ。とても好きな言葉だ。シモンに向けてカミナが放ったこの言葉は、カミナがシモンを介して自分にも投げかけている様にも思う。

何かを好きになる事が減っているし
何かを嫌いになる事も減っている
無理やり脚で稼ぐ感情の種を
何が好きか嫌いかぐらい自分で決める

秋が好きだ
なんだか寂しくて心地よい
好きでも嫌いでも無い今年が終わり出していく
スーパーのビニール袋が揺れる
スルメイカが安かったけれど、捌くのに興味があれど、どうにも勇気が出なかったのを後悔しながら坂を登る
夏前にセールで買った長袖を着て、何処かに行こうか
そんな元気はどうせ出ない
だからせめて、秋刀魚でも焼いて季節を感じれば良いのだけれど、部屋に秋が充満するのも望ましく無いので、月見バーガー。
そのぐらいでも俺の秋到来。
笑えようさぎ。変わらない僕らに。