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私がお笑いを始めた理由

こんにちは。女優でグラビアアイドルの春野恵です。今日は私の人生に関わる出来事を綴っていきます。

あまり体のことを言うのって苦手なんですが、私のことをちょっとでも知ってくれたら嬉しいです。何せ私は言いたいことを我慢する癖があるので

ちょっと勇気出しますね。

小さい時から親子体操の習い事をしたり
和太鼓を叩いたり
踊ったり
殺陣のある役をやったり
スポーツをしたりしていました。

身体に異変があったのは去年の12月。
左脚付け根の痛みが強すぎてなかなか起き上がれなくなってしまいました。
歩くことも辛くなり
仕事のない日は一日をソファで過ごすのがやっとという生活になりました。

年末年始で病院はどこもやっていなくて
やっと行けた病院で診断された病名は
臼蓋形成不全という生まれつきの病気でした。
骨の成長が止まってしまっているようです。

春野『先生、私役者をやっているのですが殺陣やダンスもダメなんですか?』

医師『そうですね。激しい動きとか立ちっぱなしなんかもやめたほうがいいですね。高いヒールも控えたほうがいいですね。今後杖や車椅子になることも視野に入れて過ごして下さい。』

どうしよう。
踊りも殺陣もましてや走ることもジャンプもダメ。体力と運動神経には自信がありましたがここまでだとは...1〜2月は出来る仕事だけをして暫く落ち込んでいました。
デビュー当時からしていたグラビアアイドルも16年やらせていただいていましたが
ヒールを履くことや無理な体勢でポーズをとることも出来なくなってしまいました。
確かに成長期あたりから沢山動いたあと身体が痛かったのですが、日常茶飯事だったので「(きっと皆そういうもんなんだな)」
と思って気がつけなかったんですね。

うん
...これは流石に気付けない笑

我慢しすぎてしまいました。失敗失敗。

ここからは市民プールに通う日々。
激しい運動が出来ないのでここで体力作りもします。

なんとか体重を減らして体力つけてまた舞台やステージに立たなければ。私じゃなくなる。出来たことが出来なくなるなんて

本当に悔しい。

舞台のオーディションでも脚のことを話すと

「うちじゃ無理かもね」

それから皆に迷惑がかかってしまうんじゃないかと自分からその世界から離れていきました。

友人が出演する舞台を観にいくのですが
その姿がとってもとっても羨ましくて

どうしたらまたステージに立てるんだろう。
脚が良くなければ、もう必要とされないのだろうか。
でも諦めたくない。
そんなことを思いながら過ごしてきました。

そんな時、私を変える出来事がありました。

テレビでお笑い番組を見ていた時のことです。

お笑い芸人さんは3分〜5分くらいのコントネタをしていることに気がついたのです。ステージを大きく使って視聴者を楽しませています。

(あれ・・・?コレってなんだか舞台演劇みたい)

試しに自分もお笑いネタを書いてみました。ファンの人も一緒になってネタを考えてくれました。それから事務所の社長。

春野「(緊張しながら)あのお、お笑い芸人目指すのって・・・いかがでしょうか。ネタも3分から5分くらいで。やっぱり、どうしても私、ステージに立ちたいです。」

社長「え?いいじゃんすごくいいよ。僕言ったよおおおお笑いやった方があああぜったいいってえええええ!いや僕も学生時代はよく思ったもんだよお笑いやりたいってってゆーかなんで僕お笑いやらなかったんだろう・・・戻りたい中学生くらいにもdory...」

正直、無理だって言われると思っていました。私はあまり頭の回転が速いわけでもないし人を笑わせられる自信もなかったので。試しに自分の生動画配信で紙芝居ネタをやってみました。すると面白かったという声をいただくことができました。私が毎月出演させていただいている番組ニコジョッキーでも披露しました。ん?思ったより褒めて貰えた・・・いやいや、きっとアレだ・・・(?)みんな気を遣ってくれているんだ。(この時は本当にネガティブ)

一週間後。舞台の共演者とお茶会。たまたま私のお笑いネタをあげていたYouTube動画を紹介したことがあって友人に見てもらいました。

友人「私のMCしているお笑いライブがあるんだけどよかったら出てみない?」

春野「(えええええええい!ままよ!)」

思い切って出演してみることに。

4月10日に初めてのお笑いライブに出演。芸名は女神インラーン。紙芝居ネタを持って新宿バッシュへ。とても緊張しましたが、上位に上がることができました。

こんな私でも限られた時間の中で人を笑わせることができたんです。ずっと立っていられないけれど、大きな動きは出来ないけれど確かに誰かを楽しませることができたのです。必要としてもらえることがとても有り難くって少し安心したのか涙が溢れました。挑戦して本当に良かった。

さて、お笑い芸人を初めてはや7ヶ月弱。(ん?6ヶ月強?)ついに主催公演をする運びになりました。ニコジョッキーでお世話になっている作家で芸人のたなしゅうさんとの企画になります。実はたなしゅうさんは、私がお笑い芸人になったきっかけの一つでもあります。彼のおかげで「あ!やりたいことって我慢せずにやっていいんだ!」と思えるようになってきたのです。私の出演している番組の一つ前に出演している芸人さんです。やりたい文章を書く。やりたい企画をする。これ、普通のことに見えて、結構難しいんです。今まで私ができなかったことだ!すごい!勉強させていただきます!

春野「いつもありがとうございます!」

たなしゅう「・・・え?ナニが?(困り顔)」


・・・説明もなく挨拶したらきみ悪がられたようです。

そんなたなしゅうさんとするコントのような芝居のようなお話。

TOKYO LAUGH STORY『彼は私』の公演が今月10月30日(日)に

阿佐ヶ谷アートスペースプロットにて行われます。

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TOKYO LAUGH STORY『彼は私』

[出演]

たなしゅう

春野恵/女神インラーン

[日時]

10月30日(日)

昼公演
開場 13:40
開演 14:00

夜公演
開場 18:40
開演 19:00

アフタートークライブ
開場 20:20
開演 20:30

[会場]

阿佐ヶ谷アートスペースプロット

〒166-0004
東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-9-10

●JR中央線「阿佐ヶ谷」南口下車(土、日、祝日は停車しません)徒歩7分
●地下鉄東西線「阿佐ヶ谷」南口下車・徒歩7分
●営団地下鉄丸の内線「南阿佐ヶ谷」下車・徒歩3分

本公演…前売り3000円 当日3500円

アーカイブ配信…2000円

アフタートーク 前売り1000円 当日1200円

《会場チケット予約》
https://tiget.net/events/199546

《オンラインアーカイブ配信チケット》
https://peatix.com/event/3386597/view?k=c7eef1aa87d00285599082e948d8016b74d96de3

《イベントHP》
https://tls.gai.jp/

《オンライン公式グッズ》
https://suzuri.jp/karewata

《プロフィール》
たなしゅう
https://twinkle-co.co.jp/talent/tanashu/

春野恵/女神インラーン
https://mugen.do/Haruno_Megumi/


この公演を行うにあたって、わたしの女優部分はもちろんなのですが

一番は、私の内面を見て欲しいです。最初にも書きましたが、今まで我慢とか、人のことを気にするとか、いい子でなければダメなんだと思う気持ちから自分を飾ってしまう癖がありました。あはは・・・これを言うのは私とっても勇気入りましたよ。笑

強がってないと弱い私が出てきちゃうから。


(これは幼少期の思い出も関係してくるのですがそれはまた今度)


いい子を脱出した私を見てほしいのです。

今、お客様がどうしたら楽しんでくれるかなどを考えながら公演の準備おするのがとても楽しいです。オリジナルデザインのグッズも作りました。気に入った方は買ってくれたら嬉しいです。大人でも気軽に着られるデザインとなっております。

いっぱいいっぱい人を楽しませることが出来たらいいな!

多分これ私ごとになってしまうかもしれませんが

この舞台を見てもらえることによって自分でもやっと自分のことを女優!って思える気がするんです。だから、絶対見にきてください。ご来場お待ちしております。








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