Yuki Tanaka

Facility Manager. 専門はファシリティマネジメント、趣味はアフリカンダ…

Yuki Tanaka

Facility Manager. 専門はファシリティマネジメント、趣味はアフリカンダンスと哲学です。CFMJ/一級建築士/岐阜生まれ

最近の記事

【寄稿】ファシリティマネジャーの仕事(JFMAジャーナル208号)

日本ファシリティマネジメント協会の機関誌『JFMAジャーナル208号(2022年10月発行)』に寄稿した文章です。 ファシリティマネジャーの仕事について、機関誌を購読している方だけでなく、広く知ってもらいたいという意図のもと、noteに転載させていただくこととなりました。 今回のお願いを快諾いただいた、日本ファシリティマネジメント協会の皆さま、本当にありがとうございます。このnoteが、どなたかにとって、ファシリティマネジメントの仕事に興味をもってもらえる機会になれば嬉し

    • 総務FMの仕事を俯瞰し、業務の定義や必要なスキルが分かる『総務ジョブディクショナリー』について

      はじめに 『総務ジョブディクショナリー』の作成を少しお手伝いさせていただいたご縁のもと、このnoteを書いています。有意義な取り組みだと思いますので、告知的な内容であることをご容赦ください。なお、このnoteがきっかけで申し込みされた場合でも、僕にお金が流れる仕組みはありません。 総務ジョブディクショナリーってなに?仕事の範囲が広く、「なんでも屋」と形容されがちな総務。担当領域の広さや実務の分かりづらさから、客観的には専門職として認知がされにくいのが実情です。仕事に取り組

      • 物から見る生活の変化。日常を支えてくれる9つの愛用品

        はじめに 物を通してここ数年を振り返りたくなり、久しぶりに愛用品にまつわるnoteを書いています。今回は、約3年前の振り返りから1つ減り、9つになりました。 毎日身につけたり持ち歩いたりする物には、持ち主の生活や価値観が、本当によく映し出されるものだと思います。 丁寧にメンテナンスされた財布や、使い込まれた文具。愛用品を通して人の考えに触れる瞬間が大好きで、その背景は、他人と分かり合いたいという欲求の入口が「物」にあるからなのかもしれません。 物は、自身を振り返るとき

        • オフィスにカフェや食堂をつくる方法と注意点

          はじめに このnoteはインハウス総務FMの担当者向けになります。サプライヤー向けではありませんが、インハウスの担当者はこんなふうに考えているという点では、サプライヤーの方にも役立つ部分はあるかもしれません。 2021年は多くの企業が働き方を見直し、今まで以上にオフィスの縮小や閉鎖、移転といった動きが見られました。フットワークの軽いベンチャー企業だけでなく、大手企業も働き方の再定義を行い、新しいワークスタイルのプレスリリースを打ち出す事例も増えてきました。 ワークスタイ

        【寄稿】ファシリティマネジャーの仕事(JFMAジャーナル208号)

        • 総務FMの仕事を俯瞰し、業務の定義や必要なスキルが分かる『総務ジョブディクショナリー』について

        • 物から見る生活の変化。日常を支えてくれる9つの愛用品

        • オフィスにカフェや食堂をつくる方法と注意点

          オフィスに企業内保育園(企業主導型保育所)をつくる方法と注意点

          はじめに このnoteはインハウス総務FMの担当者向けになります。サプライヤー向けではありませんが、インハウスの担当者はこんなふうに考えているという点では、サプライヤーの方にも役立つ部分はあるかもしれません。 社員を雇う企業にとって、産休や育休などの制度設計や、子育てをする社員のサポートは欠かせません。社員の多様なバックグラウンドや生活様式に対応するため、企業独自の勤務体系や補助金制度、社内に保育園を設けるといった取り組みも見られるようになりました。 企業が社内に保育園

          オフィスに企業内保育園(企業主導型保育所)をつくる方法と注意点

          オフィスに非常用電源(BCP電源)を導入する方法と注意点

          はじめに このnoteはインハウス総務FMの担当者向けになります。サプライヤー向けではありませんが、インハウスの担当者はこんなふうに考えているという点では、サプライヤーの方にも役立つ部分はあるかもしれません。 オフィスビルに装備される非常用発電設備。2011年の震災以降、停電時でも電源を供給するために大規模オフィスビルでの採用が進み、2015年以降では中規模オフィスビルにおいても非常用発電設備が標準装備されることが増えているようです。 昨今では不動産やオフィス家具を手が

          オフィスに非常用電源(BCP電源)を導入する方法と注意点

          アークテリクスヴェイランスのバックパック「Nomin Pack」の隙のないデザインと機能美について

          2019.4.21 はじめに 両手が空きつつ、体の重心が偏ることなく荷物を持ち運べるバックパック。旅行だけでなくビジネスの場でも使われるようになり、色々な特長のバックパックを街で見かけるようになりました。 最高のバックパックを探そうとすると、どうしても行き着いてしまう「Nomin Pack」というプロダクトがあります。あまりに自分のニーズを満たしすぎていて、どうあがいても辿り着いてしまう。 このnoteでは、初期のモデルからアップデートされ続け、いよいよ完璧になってき

          アークテリクスヴェイランスのバックパック「Nomin Pack」の隙のないデザインと機能美について

          20代を経て辿り着いた。僕の生活に欠かせないプロダクトたち10品

          2019.1.5 はじめに 2018年11月、遂に30歳になりました。成人を迎えてから10年が経ったのかと思うと感慨深いものがあります。 振り返ると、年を経るとともにたくさんの素晴らしいプロダクトに出会ってきました。同時に多くのものを手放してきました。 特別な趣味がないかわりに傾倒してきたのは、機能やデザインに優れた国内外のプロダクトを試しては自分好みのとっておきを探すこと。高校生のときの文具集めが入口だったことを考えると12年近く続けています。 長い年月を経て気づ

          20代を経て辿り着いた。僕の生活に欠かせないプロダクトたち10品

          ワーホリ中に何度も通った、アイルランドのお勧めパブとカフェまとめ

          ギネスビールの原産国・アイルランドには、お酒を通して社交を楽しむ「パブ」が多くあります。パブの数は本当に多く、国を支える収益のうち半分以上はパブ絡みのものと言われるほど。 このnoteでは、パブで有名な観光地・テンプルバーエリアにある騒がしくてお酒の値段が高いハズレ店ではなく、「静かに落ち着いて飲める」「ゆっくりアイリッシュミュージックが聴ける」「ぼったくり要素ゼロ」のお勧めのパブを紹介いたします。 お酒だけでなく、バリスタやコーヒー文化も豊かなアイルランド。パブと肩を並

          ワーホリ中に何度も通った、アイルランドのお勧めパブとカフェまとめ

          自己紹介(2023.08.10更新)

          このnoteを読んでいただき、ありがとうございます。ここではキャリアの棚卸しも兼ねて、自身の生い立ちや仕事、大切にしている考え方などを言語化しています。 同時にこういった発信が、ファシリティマネジメント(FM)業界の盛り上がりにも役立てば嬉しいです。 昨今オフィスを手放す企業が増え、FMの軸のひとつ「ハードづくり」の機会が減るのは間違いありませんが、働き方全般を考える役割としてFMの需要は高まると考えています。 ただ、実際にファシリティマネジャーを目指すにあたって、キャ

          自己紹介(2023.08.10更新)

          【まとめ】執筆したものや取材記事など

          このnoteでは備忘録として、過去に書いた記事や取材いただいた記事をまとめています。 今はもう執筆の仕事はしていませんが、ライターとして文章を書いていた経験が現在の仕事に活かされています。たとえば、文章で人にお願いをするときや、人に何かを伝えるための資料をつくるときなど。 どんなことも未来の自分を助けてくれるものなのだという学びと感謝の気持ちを込めて、以下に整理しておきます。 ウェブマガジン・haconiwa連載「けんちく目線で見てみよう!」航空業界におけるインハウスP

          【まとめ】執筆したものや取材記事など

          ソーシャル・マジョリティ研究が面白いという話

          みなさん、「ソーシャル・マジョリティ研究」って聞いたことありますか? 主に発達障害やコミュニケーションを扱う研究で、知り合いの方がお勧めしていたのをきっかけに、僕は最近はじめて知りました。 以下の書籍に詳しくまとめられています。 初めは仕事に活かせそうだと思って手に取ったのですが、これが仕事にとどまらず本当に面白い内容でして。職域によらず、色んな分野で活かせる知見が詰まった研究だなあと思ったのでシェアしてみます。 学ぼうと思った背景僕はファシリティマネジメントという仕

          ソーシャル・マジョリティ研究が面白いという話

          けんちく目線で見てみよう!平日の朝一にこそ行きたい「根津美術館」

          なんだか難しい顔をしながら腕を組んで考える、そんな分野に捉えられがちな「建築」という世界。 この連載では、建築がもっと身近に感じられるよう「建築」ではなく「けんちく」のように、ひろくやさしく、やわらかく。そんな目線で建築の魅力をお伝えします。 けんちく目線からの施設の紹介を通して、「こんな素敵な建物があったのか!」という新たな出会いや、「もともと好きだった建物には、こんな見方があったのか!」という発見につながれば嬉しいです。 都会の喧騒を忘れられる、とっておきの美術館

          けんちく目線で見てみよう!平日の朝一にこそ行きたい「根津美術館」