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自己紹介(2023.08.10更新)

このnoteを読んでいただき、ありがとうございます。ここではキャリアの棚卸しも兼ねて、自身の生い立ちや仕事、大切にしている考え方などを言語化しています。

同時にこういった発信が、ファシリティマネジメント(FM)業界の盛り上がりにも役立てば嬉しいです。

昨今オフィスを手放す企業が増え、FMの軸のひとつ「ハードづくり」の機会が減るのは間違いありませんが、働き方全般を考える役割としてFMの需要は高まると考えています。

ただ、実際にファシリティマネジャーを目指すにあたって、キャリアプランが描きにくいと感じています。もっというと、総務人事の実務からFMに領域が広がるパターンは分かりやすい一方で、建築実務からFMへの道は分かりづらい。

建築業界では、建築実務をやった先の「あがり」としてFMに行き着くパターンが多く、FM業界全体の年齢層が高まりがち問題もあると感じています(もちろん良い面もあります)。そういったなか、若くしてFMに興味をもつ方が増え、ひいてはFM業界全体が盛り上がるきっかけになれば最高です。


生まれ

1988年11月14日、岐阜県に生まれました。内陸で生まれたこともあってか海よりも川派。少年時代の生き甲斐は、図画工作と昆虫採集でした。

学生時代について

2004年4月1日、岐阜工業高等専門学校(岐阜高専)に入学しました。ものづくり大好き!からの「建築」に興味をもつ流れで同校の建築学科へ。

建築の勉強や研究室メンバーとの議論、大好きなマスターやお客さんとの交流が心地よかったカフェでのアルバイトなど、今の自分を形づくる様々な経験をした学生時代でした。

コクヨ、ANAでの経験について(2009.4-2016.12)

2009年4月1日、コクヨエンジニアリング&テクノロジー株式会社(現コクヨ株式会社)へ新卒入社しました。勉強よりも社会での実戦に興味があったので、大学には進学しませんでした。

キャンパスノートで有名なコクヨですが、文房具づくりをルーツとして、オフィス家具やオフィス空間全体の構築も手がけています。僕の場合は、建築技術職としてオフィスの構築工事を手がける同社へ入社しました。

主な担当は、オフィスの構築工事に関わる技術的なマネジメント。オフィスの新規開設や移転に関わる技術的な営業支援・施工管理をメインに携わっていました。このキャリアの後半では次第に、設備や引越しを含めて取りまとめるプロジェクトマネジャーのような役割になっていきます。

2014年4月1日、一級建築士の資格取得をきっかけに転職。ANAファシリティーズ株式会社に入社、施設管理部(当時の部署名)という部署で働いていました。

日本のエアラインであるANAでは飛行機を飛ばすことを軸として様々なサービスを展開しており、それを建築目線で支える立場として同社に入社しました。

主な役割は、空港やバックオフィスにおける建築プロジェクトの品質・コスト・工期の管理。具体的には、発注者の立場から、エアラインとして実現したいことを社内で取りまとめて適切な設計会社や建設会社へ依頼し、竣工までのプロジェクトマネジメントをするという仕事です。

飛行機に乗るお客さまのサービス改善や、空港で働く方がより快適に過ごせるための施設改修に関わる建築工事が円滑に進むように建築の専門性を発揮する、発注者としての役割と担っていました。

インハウスのプロジェクトマネジャーとして立ち振る舞うなかで、ファシリティマネジメントの世界に興味を持ち、認定ファシリティマネジャーの資格を取得しました。

以前のサプライヤーとしての仕事と比べて、発注者としての仕事は異なった視点からの学びが多く、後のキャリアプランに大きな影響を与えます。

2016年12月31日に退社。いま思い返しても本当に素晴らしい環境で、やりたいことを自由にやらせていただき、当時の上司や同僚の皆さんには感謝してもしきれません。

複業について(2015.10-2018.4)

2015年、ライターとしての話。複業として建築専門のライター業を始めます。

建築というと難しい分野に捉えられがちだけど、少しの建築目線をもって建物や街を見ると世界が変わる。そんなことを思いながら、建築という難しい分野を広く分かりやすく伝える文章を書いてきました。

執筆実績は以下にまとめています。

アイルランド暮らしについて(2016.12-2017.12)

2016年12月29日、アイルランドへ。大好きなギネスビールの原産国であり、同国発祥のLCCにより格安で欧州の建築を見てまわれることにメリットを感じ、渡航を決めました。

新婚早々、妻を日本に残しての渡航。まだ子供がいないこと、ワーホリによる1年間限定であることから「国は離れるけど、お互いがすべきこと・したいことを各々の国で挑戦するのも面白いんじゃないか」という結論になりました。

海外滞在中は以下のページで夫婦それぞれで毎日、日記をつけていました。タイトルの「9hours」は日本とアイルランドの時差です。

現地では、家賃を稼ぐためにフォトグラファーとして働いたり、好きな建築を取材したり、パブでひたすらギネスを飲んだりしていました。ここでは語りきれないけど色んなことが起きたので、大抵のことには動じなくなりました。

帰国直後について(2018.1-2018.7)

2018年1月8日(正式な入社日は2月1日)、建築系ベンチャーの株式会社フリーランチに入社しました。

今までの自分が持っていなかった新しい視点や考え方を学ばせていただき、2018年7月31日に退社。短いながらも濃密な時間でした。

LINEでの経験について(2018.9.1-現在)

2018年9月1日、LINE株式会社に入社しました。インハウスの建築技術者およびファシリティマネジャーとして、既存オフィスの運営管理および新規オフィス構築に伴う建築工事の取りまとめに携わっています。

また、ファシリティマネジメントチームのマネージャーとして、チームメンバーのマネジメントも行っています。自分自身でプロジェクトを進めるのも楽しいですが、チーム全体として抱えているプロジェクトが円滑に進むための環境づくりや、チームメンバーが楽しそうに仕事をしているのを見ることも大好きです。

LINE入社後の動きとしては、入社すぐに1200名規模のオフィス開設を担当し、一息ついてすぐ、3000名規模のオフィスづくりのPMをチームメンバーと協業しながら担当させていただいたりと飽きない日々を送っています。

コロナ禍となった2020年以降は、チーム総出でこれからのオフィスの在り方を考え抜き、多くのシミュレーションを行いました。結果的に、たぶん他に類を見ない規模とスピード感で本社移転を行なったり…

月刊総務でインタビューしていただいたり、YouTubeのFOSC TVでお話ししたりと、これまた飽きない日々を送っています。FOSC TVでは、自分の提供できる価値を考えて、大好きな先輩方と楽しく話す回にさせてもらいました。

■ファシリティマネジャー(FMer)の人柄とスタンス
■FMerのキャリアと仕事の魅力
■全総務FMパーソンに読んでほしいマンガ

あたりの話をしていますので、ご興味のある方は(倍速でも構わないので…!)是非観てもらえると嬉しいです。

noteについて

noteでは実務を通した学びや大好きなプロダクトについて、楽しく自由に書いています。

ウェブで文章を残すこととは「自分の分身を作ること」だと思って続けています。誰かに何かを伝えたいと思ったとき、それを必要としている方たちのもとへ行き教えることはできません。

仮にできたとしてもあまりにも時間が足りない。僕という人間はただ一人だけど、ウェブに情報を残しておくことで検索をかけた方、つまりそれを必要としている方に情報が届く。

これはまさに、人に何かを伝えるために自分の分身を作り、その分身がその方に伝えにいっているのと同じことだと思うのです。だから、伝えたいという意思をもって発信している以上は、それぞれの記事に、持っている全ての知識や経験を詰め込みたいし、分身として機能するように僕のひととなりも添えておきたい。

ウェブに情報を残すって、人間本来の能力を超えられる素晴らしいことだと思いながら、淡々とnoteに文章を書いています。

最後に、このnoteは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者であります。

いただいたサポートでボールペンの替え芯などを買いたいと思います。ここまで読んでいただき、どうもありがとうございました。