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ぎゅうにゅうとカルピスとおちゃのおはなし

「おちゃはよろこんでいます。」

お茶を飲みほした娘(3歳)がいいました。なにかというと、アドリブでつくった自作のおはなしを娘に聞かせていたら、絵本風の会話が生活に根付いてしまったという日常のワンシーンです。

その自作のおはなしはこんな感じです。

〜「ぎゅうにゅうとカルピスとおちゃのおはなし」〜

ぎゅうにゅうとカルピスとおちゃは、いつもなかよし。「きょうもしーちゃんに飲んでもらえるかな」と、ワクワクしながら待っていました。

そこにパパがやってきていいました。
「しーちゃんなに飲む?」
「(娘アドリブ)カルピス飲みたい!」

それを聞いたおちゃは泣きながらいいました。
「ほらまたカルピスじゃん。いっつもぎゅうにゅうかカルピスなんだ。」

おちゃは悲しんでいます。「飲みたい」といってもらえなくて悲しんでいるのです。

「(娘アドリブ)カルピス飲んだら、おちゃ飲んであげるね」

しーちゃんはやさしくおちゃにいいました。でも寝る前にそんなにいっぱい飲んだらオネショしてしまいます。なのでどちらかしか飲んであげられないのです。

「おちゃさん、元気だして」
ぎゅうにゅうとカルピスはおちゃをなぐさめます。

「いいなぁ、ぎゅうにゅうさんとカルピスさんは。いっつも飲みたいっていってもらえて。でも、もういいんだ。飲みたいのを飲んだらいいもんね。」

そういいながら、おちゃはまだ泣いています。ずーっと泣いています...。

「(娘アドリブ)じゃあ、おちゃ飲む!」

「あ、飲んでくれるっていってくれた!!」

それを聞いたおちゃは、よろこんでいます。ぎゅうにゅうさんもカルピスさんもなんだかうれしくなりました。

そしてぎゅうにゅうとカルピスとおちゃは、いつまでもなかよく暮らしましたとさ。おしまい。

「はい、おちゃどうぞ。」

いつも牛乳やジュースばかり飲みたいという娘に対して、適当にアドリブで聞かせたお話です。ほかにも、こどもと電話するver.のおはなしや、今ハマっているアニメのキャラが登場するおはなしなど色々あります。

アドリブのおはなしは、こどもに受け答えさせるとなかなか面白いです。ストーリーも登場キャラクターも応用がきくので飽きません。こどもと登場キャラクターとの会話もなかなか興味深い一面をみることができます。

なにより、一緒に想像力を育んでいけることが良いですね。

おしまい。

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