顧客をファンにさせる方法
こんにちは、（ほぼ）無職のタナカさんです。
無職じゃまずいだろっ！！ってことで
今はセルフベーシックインカム（早い話が貯金の切り崩し）と
フリーで動画編集をしています。
そして実労働以外で収入を得ようと考え始めています。
今回は、なんだかんで儲かっている、っていうお話です。
この記事を読んでほしい人
✅マーケティングに興味のある人
✅人の信用を得たい人
▼30分間の皿洗いで１食タダになるアレ
2020年8月関西で少し有名になったニュースがあります。
◆仕送りが遅れている
◆前日から食事をとっていない
◆学生
というルールはあるものの
30分皿洗いをすると食事はタダ
というシステムです。
張り紙の
ただ
と
但し
の色を変えているのは
ご主人がきっと
韻を踏んでいるからですね。
（ご主人ラッパー説）
もともとこのサービスを始めたきっかけが
ご主人の若い頃に金銭面で苦労をして
その時に周りに助けられた経験があったそうです。
きっと若いころはラッパーだったんでしょうね。
（ラッパーは若い時に苦労しがち）
まぁそんな感じで
（まとめ方 雑）
実はこの【皿洗いすれば食事が無料】って
高度なマーケティングなんですよね。
▼30分間の皿洗いで１食タダ、の裏の仕組み
まず、騙されちゃいけないのが
食事を無料で提供すると店は損
という発想です。
元ラッパーなんでそこはしっかりしてますよ。
（しつこい）
実は損どころか得をしている
食事代を￥800円をします。
それをタダにする代わりに
30分皿洗い。
このシステムがなぜ得になるか説明します。
まず
飲食業では基本的に
売る値段の3割を材料費（原価）としています。
￥800円の3割が原価→￥240円
食事を無料にするだけなら
お店は￥240円の損になります。
ここで皿洗い30分の登場です。
実際に皿洗いとして人を雇うとなると。
日本の平均時給：900円の半分の金額。
￥450円必要となります。
でも食事を無料にすることで
お店側は￥450円が￥0円になる訳です。
皿洗い代￥450円から原価￥240円引くと…
￥210円お店はお得なんです。
いや～すごいですけど。
なんかシビアですよね。
あの笑顔の裏にこんなこと考えてるんすね。
さすが元ラッ(ry
そして
◆返報性の法則
何かもらったんだから
何かお返しをしないといけない
そんな気持ちになる心理効果のこと
ここで言う
何かお返しというのは
「皿洗い」ということでもあります。
ただ、それ以上に
返報性の法則は
リターン率が高いというのも特徴なんです。
心理学者のデニス・リーガンさんが行った
返報性のある実験があります。
美術鑑賞をした大学生に絵画の評価をしてもらいます。
この後、
休憩時間に
デニスさんが用意したAさん（さくら）の
2つ行動で、
大学生はどの様な変化があるかという実験です。
①Aさん（サクラ）が休憩時間に部屋を出て、
「君の分のコーラも買ってきたよ」と
小さな親切をする。
②Aさん（サクラ）が休憩時間に部屋を出て、
手ぶらで帰ってくる。
（親切はしない）
そして絵画の評価が終わった後に、
Aさん（サクラ）が
新車が当たるくじ付きのチケットを売ってるんだけど、
何枚でも良いから買ってもらえないかな？？
とお願いします。
結果は
親切をされた大学生は、
何もされなかった大学生より
2倍のチケットを購入した
コーラの金額だと5倍のチケットを買ったことになる
このリターン半端ないです。
しかも、
親切にされたことより、
好感度が高いほど
チケットを買った枚数が多かった
ということも分かりました。
親切以上に好感度が大事なのね。
皿洗いをやって食事が無料となれば
お店や店主に対して
どんな気持ちになるでしょうか？
どれだけひねくれてても
好感を持つことは
想像は付きますよね。
そして、実験でいう
リターン率の高さは何に結び付くか…
タダで食べた人は
将来リピーターと
広報になってくれる
好意をもった店に対して
人はどんな行動をしやすいでしょうか？
人に話す。
しかもかなりポジティブに。
お金がない時にあそこで
タダで食べささせてもらった。
30分皿洗いしないといけないけど、
すごく助かった！
なんて、口コミやツイートしてみなさいよ。
（突然の水どう 藤村D口調）
どんな店？
一回行ってみようかな？
タダでそのお店を宣伝することが出来るんですよね。
しかも
食事が無料だけなら
その人はその店に行きにくいという気持ちになる。
けど
皿洗いをすることで
「行きにくさ」も解消できる。
恩を返せないまま終わると、
モヤモヤが残りますもんね。
皿洗いをすることで
行きやすい雰囲気を作れる。
結果、リピーターに。
もう、すべてがすごいサイクルに
なっているとしか言いようがない。
▼さいご
30分皿洗いすると食事が無料
には
お客さんを顧客ではなく「ファン」にさせつつ
さらにお店の宣伝もしてもらう
存在に育てる
という
なかなかやり手なマーケティング方法でした。
でも、あの写真からはここまで考えてたとは思えない（失礼）
実際、そう思ってやっていたらかなりショック。
健全な気持ちからやっていたと信じたい。
こんな長文よく脱落せずに読んで頂いた
そこのあなた！
優しさの塊かよっ！
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
***
noteを続けていくと
大変うれしい事にたまに
「スキ」やコメントを頂けるんですよ。
（でへへっ）
感謝してもしきれねぇ！
感謝の気持ちが枠から飛び出しちゃうよ…
スキってなんで1クリックなん？？noteさん！
なんとか言葉やスキ以外にも
何とか感謝の気持ちを伝えたい…
あとはもうお金…？？
あるいはスマイル？
もうこれしかねぇ
フォローして頂いた方にはフォローバックさせてもらう
期間限定ではありますが、この様にさせてもらいます。
皆さんともっと交流したいっス。
ぜひとも【フォローするボタン】を
よろしくお願いします！
👉次に読むなら
・マーケティングから見る2021年 今年は幸せになる人が多いよ
・note誰が見てるねん！問題
この記事が参加している募集
好き勝手書いている 私の記事ですが ありがたいことに ◆面白い！ ◆その考えなかったわ！ ◆また読みたい！ と 仰ってくれる方もいます🙇 サポートして下さいなんて… 恐れ多いので 「これでジュース飲みな！」的な感じで ぜひサポートお願い致します。