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これから太宰治を読みたい人へ 〜「太宰治全部読む」を終えて〜
私は、太宰治の作品を全部読むことにした。
太宰治を全部読むと、人はどのような感情を抱くのか。身をもって確かめることにした。
前回の『地図 初期作品集』をもって、これまで約1年半にわたり続けてきた「太宰治全部読む」が、めでたく最終回を迎えた。
今回は、企画の締めくくりとして、これまでの「太宰治全部読む」の取り組みを総括してみたい。
太宰作品をひたすら読み続けた結果、私は何を思ったのか。
そ
今日も、読書。 |最初の短編に、すべてを持っていかれて
短編集の、はじまりの一編。
その一編にすべてを持っていかれて、そのまま最後まで、転がり落ちるようにして読んだ作品。
今回は、サラ・ピンスカーさんの『いずれすべては海の中に』をご紹介。
何年も読書をしていると、”慣れ”のためか、並大抵の設定では、驚かなくなってくる。
設定だけを見て、「この作品は気になる……!」と思わず手が伸びてしまうことは、あまりなくなってしまった。
ところで、本作『いず
1年365日、「1日1冊本を読む」を休まず2年やりきった結果
読んだ!!読み切った!!
1年365冊。
2年目。
1年間、毎日1冊本を読む習慣。
2年目を先日、やり遂げた!
365冊×2年=730冊。
よく読んだ!
いや、本当によくやった!
そう思うのだけど…
けっこうふつうにやりきった。
それほどの達成感はなかった。
一応、それなりに意識はしていて、記念すべき730冊目は何か特別な本を読もうと思って、積読状態(だってけっこう分厚いんだもん)になっ
【書評】ジェームズ・M・バーダマン『アメリカ黒人史』--黒人は空を飛ぶ
今まで知らなかった話がいっぱい出てくる。アフリカから連れて来られた奴隷たちは様々な場所の出身だったので互いに言葉が通じなかったと思っていた。だがこの本によれば、そもそも彼らは多言語話者で、しかも奴隷船の中で独自のピジン言語を作ったりして、なんとか必死に互いにコミュニケーションを取っていたと言う。まあそりゃそうだよね。
黒人奴隷たちが西洋の医学を信用していなかった、というのも興味深い。白人の医師
映画『ドライブ・マイ・カー』とセットで読みたい4冊!
第94回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞、第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞ほか4冠に輝いた話題作『ドライブ・マイ・カー』が、いよいよWOWOWで放送!
1冊目:女のいない男たち村上春樹(著) 文春文庫
村上春樹さんが2014年に出版した短編集です。アカデミー賞受賞映画の原作「ドライブ・マイ・カー」が収録されていることで有名ですが、こちらを映画と比較しながら読み進めると、作品の深いテーマ性
最近よく聞くキーワード「ナラティブ」についての理解が深まるナラティブ関連本おすすめ5選
私ごとで恐縮だが、拙著『ナラティブ・カンパニー 企業を変革する「物語」の力』が世に出てちょうど1年が経った。
もちろんこの本だけの影響ではないけれど、この1年で、日本でも明らかに「ナラティブ」への関心が高まっていると肌で感じている。
実は「ナラティブ」はいろいろな分野にまたがる概念で、先行研究の長い歴史があり、その定義や解釈は多岐に渡る。いろいろな分野とは、例えば行動経済学や教育学、臨床心理の
「箔押しを愛する、すべての者たちへ」
おそらく過去に前例がなく、この先も二度と出会うことができない、そんな予感がするお仕事。それが、2022年6月発売『 デザインのひきだし46 』の表紙への箔押し加工です。
これはもう、『 伝説となること間違いなし 』でしょう!
・ 前代未聞!! 表紙が全1000パターン
紙が10種類、箔色は20色、腐食版と彫刻版の2つの版で繰り出す、今回の表紙のパターン数は、なんと1000パターン!
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