コスパやばない？富山での新たなライフスタイル【一ノ瀬逸平さん】
今年3月に初めて富山を訪れ、6月に富山へ移住した一ノ瀬逸平さん。
なんで富山に移住したの？
実際、富山での生活ってどうなの？
移住、後悔してない…？
富山に縁もゆかりもなかった一ノ瀬さんが富山に魅力を感じ、移住されるまでの経緯や、富山での日常を伺いました。
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ーー一ノ瀬さんは生まれも育ちも関西と伺いました。移住前の生活について教えてください。
とにかくお仕事に時間を費やしました。20代は1ヶ月360時間くらい働いてて、お仕事を通して刺激的なワークライフを過ごしました。今後、生きていく上で色々な経験をしたくて。
ーー具体的にどんな生活を送っていましたか？
朝から晩まで働きまくる。働いて稼いで、高級ホテルやグルメを巡っていいものに触れる。服飾品や家具を買うのも好きで、とにかく色々なものに投資をしましたね（笑）。
海外旅行は30か国以上行きましたし、総額100万円を超える旅も何回か。とにかく刺激を求める日々を送っていました。
ーーすごく美味しそう。。。
今年3月に富山を訪れたきっかけは何でしたか？
ちょうど新卒から勤めていた会社を辞め、次はどうしようかと考えている時期でした。前職のお客様が富山に転勤され、「富山に遊びにおいで」と言ってくださったのがきっかけで、4泊5日の富山旅行をすることに。
ーーそれまで、富山のことってどれくらいご存知でしたか？
正直な話、「福井県」「石川県」「富山県」の並びを答えろと言われたら、ちょっとキツかったです（笑）。それくらい、富山に対する知識は全くなかったですね。
ーーそんな中訪れた、富山の第一印象はいかがでしたか？
「のどかだなあ」というのが最初の印象でした。そして、居酒屋で食べるものが全て美味しく、出会う人もいい人ばかりでした。
ーーもともと、移住を検討されていたのでしょうか。
転職先が見つかれば、その土地に移住しようとは決めていました。東京での暮らしも検討しましたがイメージできず、、、
20代は1ヶ月360時間くらい働いていた（笑）ので、30代はもっと自分に時間を使おうと思ったんです。ただ、仕事に関しては年収が上がり、かつ刺激的な仕事ができる職を見つけたいと思っていました。
そんな時に初めての富山旅行で出会った方から、理想的な仕事のオファーをいただいて、富山が一気に移住検討先として浮上しました。正直な話、年収は下がったのですが、その分生活にかかる費用は抑えられるので実質はそれほど変わらないかな、と考えて。
ーー富山以外には、どんな場所が移住先として候補に上がっていましたか。
関西でいうと淡路島ですね。でも、理想の仕事がありませんでした。前職はリフォームの会社だったので、そのスキルを生かしつつ、「0→1」を経験できる会社を探していたんです。
今働いている富山の会社では、リフォーム事業のパワーアップと不動産事業の立ち上げを任されています。まさに「0→1」を経験できる刺激的なオファーでした。
◎家賃マイナス5万円、アウトドア三昧
ーー初めて富山を訪れてから3ヶ月後には移住されたというスピードには驚いたのですが、即決されたんでしょうか。
いえ、ずいぶん悩みましたよ。でも、決めてからはすぐに家を探して引っ越しました。
ーー富山での家探しはどのようにされましたか？
土日を使って富山の不動産屋さんを回りましたが、前職がリフォーム会社だったこともあって目が肥えてしまっていて、なかなか見つかりませんでした（笑）。土曜日の夜に入った居酒屋で、偶然隣に座った方が不動産屋さんで、その方に紹介された物件が気に入り住むことになりました。
ーー素敵な出会いでしたね！土地勘がない中で、どんな条件で物件を探しておられましたか。
富山市中心部にある会社に徒歩で通え、北陸新幹線の駅へも徒歩5分以内の立地で探しました。神戸に住んでいた時と比較すると、同じくらいの広さのマンションですが家賃が5万円ほど浮きました。通勤時間が徒歩5分でこの家賃なんて、都会じゃ考えられませんよ。
休日はこれらを持ってキャンプに出かける。
ーー固定費が5万円浮くと、できることも増えますよね。休日はどのように過ごしておられますか。
もっぱらアウトドアですね。釣り、登山なんかを楽しんでいます。先日は立山登山をしました。平日の夜も四方（よかた）港、新湊港、海老江港などに釣りに出かけています。街中から海も山も30分ほどで行けちゃうのは関西での生活じゃありえないですね。もともとアウトドアが好きなんですが、これだけ楽しめるなんて本当に富山はヤバイっす（笑）。
年収は下がりましたが、固定費が抑えられるし、食について、驚きの価格でクオリティーが高いものが食べられるし、アウトドアなどの趣味の時間も確保できるし、関西時代よりもQOLが確実に上がっていますね（笑）。食のコスパの平均値がものすごく高いです。
ーーとても富山を満喫されていますね！
他にも、いろんなスーパーを巡って、どこのお刺身が一番美味しいか試しています。どのスーパーも安くて美味しい魚が揃っていて本当にびっくりしました。今、1番のお気に入りは黒崎屋さんのお刺身です。
▲黒崎屋インスタグラム
最初、スーパーで見かける「ふくらぎ」というお魚のことが分からず、「こんな安くてたくさん入ってるんやったらヤバイ魚に違いない！」と思って買ってなかったんですよね（笑）。
でも、ふくらぎってブリになる前のお魚のことだと知ってびっくりしました。「そんな美味しいお魚が、こんなに安く！？」って。
以前は日本酒はそれほど飲まなかったのですが、富山ではどのお店にも日本酒が置いてあり、よく飲むようになりました。お気に入りは林酒造さんの「林」です。
ーー逆に、富山のネガティブポイントはありますか？
雨が多いことですね。アウトドアも制限されてしまうし、洗濯物は乾かないし…。雪の道の運転にも慣れていないので、これから来る冬には少しドキドキしています。スタッドレスタイヤの準備はしましたが。
ーー確かに、雪に慣れていない方にとってはこれからの冬は辛いこともあるかもしれません。
職場まで徒歩5分なので、雪でも運転する必要がないのはとてもありがたいです。それに、冬には寒鰤も食べたいし、これから富山の冬の楽しみ方を見つけようと思っています。
ーー冬は特に富山の魚が美味しい時期ですし、ウィンタースポーツも楽しめるので、ぜひ満喫してください。
◎一ノ瀬さんセレクト！富山のオススメスポット
ーー富山に移住されて4ヶ月。一ノ瀬さんが見つけたオススメポイントを教えてください。
富山駅の北側にある「スターバックスコーヒー富山環水公園店」ですね。アイデアが浮かばない時や、県外からの友人が来た時にはよく行きます。富山駅から徒歩圏内に、あれほど「のほほん」とした場所があるのは贅沢なことだと思います。
毎晩のように通っているのが、家の近所にある「お好み焼 ふじい」「天平」さんです。
天平さんは天ぷら屋さんなのですが、毎日天ぷらはきついので、メニューにない親子丼をお願いしたりムニエルをお願いしたり（笑）。いつも応えてくださって、富山の方々の人の良さを感じます。
これまで、「自分が住む街」に興味を持ったことはなかったんですが、移住前に「富山は日本のスウェーデン」という本を読んだり、富山でできた仲間が街歩きに連れて行ってくれたりすることで、自分のまちに興味が湧いてきてとても楽しいです。
ーー最後に、移住先を探しておられる方々に一言お願いします。
「一度、富山においでよ」ということですね。「富山ってどこにあんねん！」と思っていた僕が、数ヶ月後に移住したのは実際に富山を体験し、その良さを肌で感じたからです。
普段は本社には出勤せずにインキュベーション施設「HATCH」で仕事をしているんですが、ここではいろんな人に会えて富山に縁もゆかりもなかった僕でもすぐに知り合いの輪が広がり、休日も一緒に過ごす仲になりました。ですから皆さんもぜひ一度、富山にお越しください。
ーー本日は貴重なお話、ありがとうございました。
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富山がどこにあるかも知らなかった一ノ瀬さんの富山移住。彼が予想していた以上に、充実した毎日のようです。
結婚したら、富山にマイホームを建てる予定だという一ノ瀬さん。家にこだわることができるのも、田舎ならではの特権です。
今、移住先を検討しているなら、ぜひ一度富山にお越しください。ためスモは、皆さんのお越しをお待ちしております。
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