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気遣いの言葉

クッション言葉を使う②

前回、クッション言葉について途中までしか書けなかったんで、今回は残りを・・・
もし読んでなければ、前回の記事「緩衝材は言葉でも必要」も読んでみてください🎵(マガジン「言葉遣いに関する記事」内にも入ってます)

さてさて、その前回の記事でも書いていたクッション言葉。
相手への配慮、敬意、気遣いの言葉だと思っているので、使う時には気持ちを込めて
前の記事で、人へ依頼時とお断りの時のお話をしましたが、その他にどんな時があるのでしょう・・・

尋ねる時や申し出る時

初対面の人にいきなり「何歳ですか?」とか「名前を教えてもらえますか」など尋ねられたら、ちょっと面喰いませんか?
え?何、この無礼な感じ・・・とマイナスな印象を与えてしまうかもしれません。

これが、「失礼ですが、おいくつですか/年齢をお伺いできますか」や「差し支えなければお名前を教えていただけますか」など、クッション言葉があると幾分、丁寧な感じがします。
何だか敬意というか、気遣いを感じることできません?

相手も快く答えてくれそうな気がします。

ホテルでは名前や部屋番号を尋ねる機会がまぁまぁあります。
例えば・・・外出するから部屋の掃除をしておいてほしい時、何か手配を依頼する時、何かを部屋に届けてほしい時・・・等々。
ロビーなどでスタッフに頼むことないですか?
(部屋から電話であれば、基本、部屋番号が出るので聞かれることはないと思いますが)

全員の顔と名前が瞬時に出てこれば、尋ねることもないのでしょうが、さすがに大型ホテルの場合だと尋ねることもままありなのです。
そんな時、「恐れ入りますが・・・」や「差し支えなければ・・・」は高頻度で使います。

●恐れ入りますが
●差し支えなければ
●よろしければ
●ご迷惑でなければ
●ご都合がよろしければ
●つかぬ事をお伺いしますが
●失礼ですが

ちょっと崩せばカジュアルに

これらはちょっと改まった言い方ですが、お友達同士でも言葉を少し崩せば、かしこまらず使える言葉です。
・都合がよければ・迷惑じゃなきゃ・つかぬ事聞くけど、などお友達に気遣いつつも聞きたい時に、ぜひ使ってみてください。

どうしても聞いてもらいたい時は

ここで1つだけ注意点がありまして・・・
ホテルなんかでも、例えば折り返しの連絡先とか、手配のため年齢が必要な時、「できれば」ではなく答えて(記入して)欲しい時があります。
こんな時に「差し支えなければ」や「よろしければ」は極力使わないようにしていました。
代わりに「恐れ入りますが、連絡先をお伺いできますか」や「失礼ですが、年齢をお伺いできますか」と尋ねていました。

指摘する時や反論する時

一番言いにくいこと。
ついつい事を荒立てなくて、諦めることもあるとは思いますが、場合によっては誤りを訂正する必要もありますし、会議などでは反対意見を伝えなければならない時もあるでしょう。
改善のためには避けて通れないことも・・・

それはビジネスシーンだけではなく、友達同士、家族間、プライベートなお付き合いの中にも起こりうること。
あなたの性格をよく知った人であれば、「そういう人だしね・・・」で済むかもしれませんが、そこそこのお付き合いの人相手だとそうはいかない場合もありますよね。

何かをしている時、「それ違うよ」とか「こっちをやった方がいいんじゃない?」といきなり言われると、なんか全否定された気持ちになるのは、私がネガティブなのでしょうか?
世の中、自分を肯定的に捉えられる人ばかりとは限らないですから、ちょっと一言前置きを付けて伝えるだけで、もう少しプラスな捉え方をしてもらえ、改善に繋がるかもしれません。

先輩や上司に指摘する時、反対意見を述べる時はもっと気遣いますよね。
相手の立場を気遣いつつも、伝えることは伝えなければならない・・こんな時、ほんとイヤです😥

良好な人間関係であり続けるために

相手に指摘したり、反論することは、相手の言っていることを否定していることと捉えられる可能性があります。
ダイレクト、指摘したり反論すると、例えそれが正しくても気分を害したり、怒りに変わることもあります。
ですので謙虚な姿勢を見せることも大事になってきます。

これは上司や先輩相手だけではなく、友人や同僚、後輩、部下に対しても必要になってくると思います。
ひいては後の仕事の成果に響いてきたり、チームワークに影響を与えたり、友人関係、人間関係がうまくいくかに掛かってくるかもしれないのです。

●差し出がましいようですが
●おっしゃっていることはわかりますが
●無礼を承知で申し上げますが
●おっしゃることは重々承知をしておりますが
●お言葉を返すようですが

●申し上げにくいのですが
●余計なこととは存じますが
●出過ぎたことを言うようですが
●僭越ながら

こんな感じですかね?

お友達や身内には崩して使おう

お友達同士などの場合は、言葉をもうちょっとカジュアルに変えてみましょう。
・言ってることはすごくよくわかるんだけど
・言いにくいんだけど
・余計なことかもしれないんだけど
など。

CA時代のはなし

CAの仕事は保安業務がかなりの割合を占めてまして、マニュアルも分厚い(今はタブレットになってますけどね)のです。
曖昧な部分については、必ずマニュアルを確認して行うことになってますが、日常業務、誰でも勘違いだったり間違えたりはゼロではないのです。
が、これを放置したらインシデント、アクシデントに繋がることも出てきます。
ヒヤリハットは見逃してはならないのです。
自分では気付けない場合、周りのクルーがフォローする必要があります。
状況や事の大きさによって伝えるタイミングは様々ですが、先輩後輩関係なく、時に伝えなければならないことはあるのです。

昔、後輩たちから恐れられてる、先輩がいました。
イレギュラー時の基本的な手順がちょっと間違えてしまったようですが、後輩たちがそれを指摘できなかった事例がありました。
乗客の安全や安全運航が大きく損なわれるようなものではない、内部的なミスではあったのですが、業務としてはあってはならないことだったため、内部では色々問題になりました。

なのでどうしても先輩であろうと、指摘をしなければならない場面にはよく直面しました。
分かっていたのに指摘せず、何かが起きた時は、言わなかった自分にも責任があると思っていたので、逆に言ってやってもらえなくて何かが起きてしまったら、そのように報告もできるので、自分を守るためにも(笑)
そんな時は心の中では「ほらね、だから言ったのに!」と思ってましたよ💦

それ以上に気を使うのは後輩に対してのアドバイスなど。
一度、相手を受け入れる態度を見せた上で、または話を聞いた上で、クッション言葉を入れてアドバイスをするなど心掛けました。

もちろん緊急を要するような時は、ズバッと言いますよ。
むしろ命令形。安全を脅かすようなことがあってはならないので・・・
後々のフォローでクッション言葉を使いつつですが。

心構え

前の記事でも書きましたが、個人的にはクッション言葉は相手への敬意でもあると思ってます。なので相手の立場に立った時に、どう言われると不快かを想像し、そうさせないために言葉を選んでみるといいでしょう🎵

ひとつ注意すべきは、同じ言葉を多用しないこと。
特に「申し訳ございませんが」を連発しがちですので、いくつかバリエーションを持っておくことが大事です✨
多用しすぎるとかえって、うわべだけのような、白々しい感じになってしまうので注意が必要です。
そして「よろしければ」や「差し支えなければ」はどうしても従ってほしい、聞いてほしい時は使わない方がいいと思います。

第一印象で影響を与える「言葉遣い」というカテゴリーではありますが、日常生活における「気遣い」の部分でとても大事になってくるクッション言葉です。
ぜひぜひ今日、この時から生活に取り入れてみてください✨


❀✿❀表紙写真について✿❀✿

素敵な写真を、使わせていただきました✨
手前のおサルさんは議論している風ですね🐵
見たまま裸の付き合いで、クッション言葉なんて
まどろっこしいものは不要でしょうが。

サルが温泉に浸かる姿はなんとも癒されます。
来月、帰省を考えているのですが、
その際に家族旅行で地獄谷野猿公苑方面に行くので
立ち寄ろうかなと思ったのですが
一番おサルさんが現れない時期のようで・・・
雪を被りながら温泉に浸かるサル達を
見てみたいなぁ・・・

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