「精進スープ」の滋味を悟る①
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「精進スープ」の滋味を悟る①

休暇モードも抜けたあたりで、わが家はシンプルな食事、強いてはスープをメインに食卓を囲む毎日。家族が好む薄味に戻すため、野菜たっぷり出汁を活かすものを食べている。ここまで書くと「ていないな暮らし」を目指している家族だと勘違いされそうだが、いやいやそうではない。仕事は相変わらずテンテコマイだし、恥ずかしながらそこまで謙虚でない。単に日常は粗食で質素。行き着くは「手ぬきな暮らし」の方が近いかもしれない。

器はたくさんあるので、中身はシンプル簡単に、器で楽しむ感も否めない。

**Cocciorinoの土鍋大(4人分) ※直火可
有賀薫さんの「はくさいと豆腐の精進スープ」 **


昨日うかがった有賀薫さんのスープ教室(@常圓寺ロータス寺市)。デモスープは「疲れた胃にやさしい精進スープ」(cakes連載中)。わが家にタイムリーだったので、仕事をほったらかしにしても出向きたかった。

昨日も書いた通りで、シンプルな料理こそ深層をさぐりたくなる。旨味の深層をプロのかたから聴きたかったのだ。この世の中に無料・有料レシピはあふれているし、SNSやネットで星の数ほどの料理知識やレシピを得ることはできる。(⇒昨日の記事「新宿の大寒波には背を丸めるな」

しかしながら、シンプルであればあるほど、紙面や画面からは真の魅力が見えにくい。お寺さんの厨房で行われたスープ教室。有賀さんは出汁の話とシンプルな材料でつくる「はくさいと豆腐の精進スープ」を30分かけて説明してくださった。シンプルなものごとについての説明ほど難しいものはないし、だからこそプロの眼と手と口から出てくるものは宝石だ。

さっそくCocciorinoの土鍋でつくってみた。背筋をすぅっと伸ばして食べるといっそうおいしい。次回は土鍋での料理風景やお味の感想などなど綴ろうと思う。(続編②へつづく)


「地球のかけら」を意する工房Cocciorinoは
魅惑の素材や食材・料理をのせる器として
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#コラム #日記 #エッセイ #有賀薫さん #スープ #料理 #陶 #器




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書く陶芸家コッチョリーノ(地球のかけら)。90年代「イタリア陶芸修行」1999年「陶芸工房Cocciorino設立」2013年「ライター職をすて陶芸一本化」2013年より「旅する土鍋」スタート。以後、日伊を往復して土鍋で郷土料理の紹介など。WEB: tamamiazuma.com