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歴ログ-世界史専門ブログnote版-

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はてなブログ「歴ログ-世界史専門ブログ-」のnote版です。 https://reki.hatenablog.com/ はてなブログに掲載していた記事の転載・再編集版を公開して…
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#宗教

新興世界宗教バハイ教の教義と歴史

新興世界宗教バハイ教の教義と歴史

世界236の国と地域で信奉されている宗教。
そう聞くとキリスト教やイスラム教を想像してしまいますが、これはバハイ教のことを言っています。
キリスト教に次いで2番目で、2100以上の民族・人種・部族に信者がいて、信者の居住地は12万7000ヶ所以上。信者数は600万人以上(公式発表)。
バハイ教とその前身のバーブ教は19世紀にイスラム教から分派しましたが、今ではイスラムとは別物とみなされており、発祥

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イスラム教が拡大した理由は「武力」説

イスラム教が拡大した理由は「武力」説

預言者ムハンマドから正統カリフ時代を経てウマイヤ朝が成立する過程で、イスラム帝国は爆発的に拡大し、西はリビア砂漠から東はペルシア高原まで征服してしまった。その後ウマイヤ朝の元でさらに拡大し、イベリア半島やインダス川まで支配してしまいます。
なぜここまで急速に拡大したのかの理由は、ムスリムに言わせれば「正しい教えに人々が開眼したから」ということになります。

また、通常の説明だと「これまでの部族社会

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アフリカの民族の「秘密結社」の世界

アフリカの民族の「秘密結社」の世界

秘密結社という言葉は何かこう、ワクワクしませんか?

すごく遠い存在なようで、肌感覚的には理解できるというか。

小・中学校のときの「仲良しグループ」と近い気がします。

メンバー同士だけで通じる「合い言葉」があったり、いつも集う場所があったり。

裏切ったら追放されて、口を聞いてもらえなくなるし。

何となく分かるけど、じゃあアフリカの秘密結社とはどういったものか。

何か急に異世界ですね。遠す

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