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【イベントレポート】脅迫状フォントワークショップ・前編 〜発端と準備編〜

こんにちは!国立市谷保でゲストハウス「ここたまや」を運営している学生団体たまこまちです。
今回はイベント月間で開催された「脅迫状ワークショップ」の振り返りnote(前編:後編はこちら)です。前編では脅迫状イベントの発端と準備の様子を振り返ります。どうぞ!


脅迫状ワークショップの概要

脅迫状ワークショップは
「現代人は表現方法が多様すぎる。制限の中でこそ伝わる思いもあるはずだ。」
という発想から始まりました。
普段は伝えられないような思いも、新聞と雑誌の切り抜きで作った手紙なら伝えられるのではないか。この思いをイベントに昇華できるのでしょうか。

【閑話休題】脅迫状の新聞切り抜きっていつからあるの?

実物を見たことはないけれど、脅迫状といえば新聞切り抜き。この芸術的とも言える表現方法はいつからあるのでしょうか?

結論:わかりませんでした。先行研究なし。意外とやってないもんですね。

脅迫状ワークショップ・準備編

イベントとして実施する際に論点となったのが「実現可能性」です。

「どっこい」さんの脅迫状効率化noteを参考にしました。
実際にやってみて感じたことは、

・ひらがな全然揃わね〜〜〜
・「は」めちゃくちゃ溜まる〜〜〜
・「い」形容詞全てについてくるから多い←出た〜〜〜

以上です。よく出てきたのは「い」「は」「り」。これらだけで一文を作れますか?私は作れます。

「背理は理!鍼は、イィ…❤️。」

準備期間に作成された脅迫状フォント(仮)をここで供養させてください。


【閑話休題】脅迫状フォントの代替案とその可能性

脅迫状イベントのための準備は難航を極めた。何をしているのか自分でもわからなくなる時間があった。
「結構きつい…」
そんな時、友人からこんな提案をされた。

Wordで文字を印刷して切り抜けばどんな文字でも作れるんじゃない?

目から鱗が落ちるようだった。

そもそも脅迫状フォントは筆跡を誤魔化すための手段である。
昭和の時代、ワープロはそれほど身近なものではなかった。「手書き」の代替案として、脅迫状フォントは生まれたのだ。

翻って現代は、むしろ自分で字を書くことの方が少ないのではないか?
つまり、「活字の代替としての手書き」という構図もあり得るだろう。
おそらく利き手でない方の手を使えば、意図的に拙い字を書けるから、筆跡鑑定をごまかせるだろう。

脅迫状フォントを本来の目的で使用するつもりの方は、現代の仕様に合わせた「手書き脅迫状」も視野に入れてほしい。

犯罪はいつも時代の最先端を行くものだから。

脅迫状ワークショップ・準備編②

準備第二回では、雑誌の切り抜きも使って準備が勧められた。以下、完成品を参考にしてほしい。

佳作。3W1Hをうまく表現している。
舞台裏は多分どれも見たくなるが…
巨人と楽天が嘔吐するECに依存してる世界線の話。
傑作である。糊どめがされていないため、現存していない。

漢字熟語をうまく活用することで、その文の核を作り、蓄えてある平仮名で文を完成させる手法が確立されました。また未熟ではありますが、五七調に果敢に挑む挑戦者も現れました。

なかがき

前編はここで終了です。後編は実際に行われたイベントの内容をお送りします!



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