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入社3か月で辞めた中途男性社員。中途採用に求めたい3つのパフォーマンスとは。

こんばんは。環(たまき)です。

私が転職した時に、私より3か月ほど早く中途入社した50歳の男性の方が同じ部署にいました。その方は、入社3か月目にして、会社を去っていってしまいました。

転職に成功しても、入社してからのパフォーマンスによっては、会社のニーズとはアンマッチな場合もあります。

上司の本音からこぼれた、中途採用に求めたかった3つのパフォーマンスを交えて、今日はそんな中途男性社員のお話をしていきます。


信頼度、信用度を、日々の勤務態度や人間性から失っていく男性社員。


私よりもだいぶ年上な、50代の中途入社の男性社員の方は、以前は今の会社より少し規模が小さめな仕事をしていたようです。

ある日、その方の打ち合わせに同行させて頂くことになり、移動中に中途入社同士、お話しする機会がありました。

そこで、同じ中途入社同士だから仲間意識でも持たれていたのか、思ったような待遇を受けられていないような愚痴を、入社して1,2週間ほどの私に溢していました。

聞いてる方は、「あー、そうなんですねー」と相槌を打つぐらいしかできず…。内心「なんでこんな年上の人の会社の愚痴を聞かされなきゃいけないんだ」と、愚痴があまり好きじゃない私は嫌々話を聞いていました。

この方は、普段もシャツがスラックスから出ていたり、そのスラックスの縫い目がほつれて穴が開いてしまっていたり、身だしなみもイマイチ。毎朝の挨拶や朝礼の声も小さく、表情も乏しい。デスクに向かう姿勢も悪いです。大きく足を開けて、前のめりのような姿勢でした。

こういった小さなことでも、毎日その人から見られる言動は、目には見えない形で周りの人たちからの信頼、信用を左右していきます。

これが、まだ20代の社員なら、優しさで指摘してくれたり、導いてしてくれるんでしょうが、


50歳男性の中途社員には、わざわざ身だしなみや、姿勢について注意してくれる人は、なかなか居ないし、したくもないと思います。


社長と、部署の課長と、その男性社員が改まってお話しをされていました。共有スペースで話していたため、部署のデスクに居る私たちにも、微かに聞こえてしまっていました。

そこでは、やはり普段の勤務態度のことや、仕事内容のことについて話していて、総括すると、「男性社員にお願いできる仕事は会社内には無い」というようなことで着地していました。


これは、スキル云々の話ではなく、もともと備わっている人間性の問題や会社の求める人物像とは違ったということです。


翌日、その男性社員は社長への挨拶もなく、デスクを去っていきました。おそらく、内心憤っていたのではないかと思います。そもそもなぜ会社がこの男性社員を採用したのか。企業の方もこれは採用に対して改善が必要だと思います。



上司の本音。中途社員に求めたい3つのパフォーマンス。


後日、その辞めた男性社員のことを上司に聞く機会がありました。男性社員に抱いていたモヤモヤについて、人間性の問題ももちろんあるし、以下3点のことをおっしゃっていました。


①キャリアがあるのであれば、課の周り人たちへ、業界や社会人の先輩として、良い影響を与える存在で居てほしかった。

②入社してから、自分が会社の中でどういった立ち位置やスタンスで立ち回るべきか、自分で考えて行動できていなかった。

③業務に対して求めたい対人スキルや、対応力が乏しかったし、習得する姿勢もなかった。


この3点です。これは、その男性社員でなくても、中途入社の身であれば、どんな方でも期待されるパフォーマンスではないでしょうか。特に30代以降のキャリアを積んだ社員ならなおのことです。

私も他人事じゃないと、立ち回りや、周りからの見え方には改めて気を遣うようになりました。


その内定は会社とマッチングしているか?もしくは入社してからマッチングできるか?


私は、この男性社員のマインド自体は、褒められたものではないと思います。仕事がもらえるのが当たり前だし、会社が自分の待遇や働き方を決めるべきだ、という態度でいることは、正直仕事ができない人の考え方だと思います。一方、考え方や価値観というものは、その人の自由だとも思います。男性社員の考え方は、ビジネスマンとしてはイマイチだけど、そういう人も居るよね、と。要は会社が求める人物像とのマッチングの問題だと思います。

これは、もしかしたらわが身にも起こっていた可能性は十分にありますし、まだ入社して2か月経ってない私も油断はできません。

転職は、業種や職種によっては、年齢を重ねるごとに企業も求めるスキルやパフォーマンスのレベルは上がってきます。新卒や20代の転職活動に比べて、内定も思ったよりも取りずらいです。しかも、単純な学歴や職務経歴だけで、本当に求職者と企業がマッチできているかどうかを判断するのは困難です。転職活動の時には、採用担当に、会社のことや、そこで働いている人のこと、どんな人材を求めているか、面接時や面接前のやりとりでしっかり確認し、お互いが求めているニーズがマッチしているのかを判断する必要があります。

入社してからじゃないと分からない企業の社風や、職務内容もあると思います。そういった肌感で感じるしかないところは、自分がそこに合わせていく感度や柔軟性があるかも重要です。そういう意味では、いくらキャリアだからと言って、自分の今迄のスタイルを貫こうとしたり、受け身でいるとなかなか転職先では馴染みにくいと思います。

まずは、入社した会社で自分がどんな成果やパフォーマンスを通して、チームや会社に貢献できるのかを考え、能動的に動き相手目線の言動をとっていくこと。そして、チームに歓迎される人材になれるようなりましょう!

そこで信頼・信用を一定以上得たときに、自分の個性や価値観を活かして、さらに貢献していくことができると思います。






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