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生まれ持った才能?努力?それとも環境?

私は小1の時からピアノ、公文、茶道と少し華道も習っていた。
ピアノは週1回、公文は週2回教室に通い、茶道と華道は月に1回のペース。公文は入学式後から本格的に始まり、毎日国語、算数、英語の3科目の宿題があった。全部終わらせるのには大体1時間程度かかり、朝6時に起きて7時の朝ご飯までに終わらせるのが日課だった。今思えば学年×10分が勉強時間として推奨される中で、ピカピカの新1年生になったばかりの頃から1日1時間はよくこなしていたと思う😅


転機となった家族旅行

そして転機となった中学生。中学1年生のときに家族旅行でオーストラリアに行った。学校は社会科見学という名のもとにずみ休み(笑)私にとっては初めての海外。それはそれは素晴らしかった。オーストラリアという国柄もあるかもしれないけど、本屋のレジの店員さんがお客さんがいない時にカウンターでコーヒーとドーナツを片手にスマホをいじっていたり、公園では誰かの誕生日パーティー、その隣では大学生っぽい人たちがBBQをしていたり、カラフルな鳥と戯れているおじさんもいたり、、、とにかく全てが新鮮に見えた。みんな心に余裕があるからか、時間がゆっくり流れていた気がした。そして今の私に繋がっているであろう会話がある。ナイトマーケットで買い物をしている時、ハンドメイドのアクセサリー屋さんを見つけた。そこで私がコアラやカンガルーのチャームがついているブレスレットを見つけて眺めていると、店員のおばちゃんが

"You can change to another charm. We have koala, kangaroo, turtle, and fish!(他のチャームにも変えられるよ。コアラ、カンガルー、カメ、魚があるよ)"

と声をかけてくれた。そこで私が水色のカメのチャームのブレスレットを指差しながら "Can I exchange to koala?(コアラのに交換できる?)" と言ったらもちろん😊と交換してくれた。たった一言の会話だけど、当時の私はアメリカ人のALTの先生としか海外の人とは話したことがなかった。だからそうやって現地の人と実際に会話ができたのが本当に嬉しかった、というか感動した。「わ〜私今外国の人と話せた!」って。

チャームを変えてもらったブレスレット

2回目の家族旅行とハートリーフの奇跡

そして1年後に家族ともう1度オーストラリアに行った。前回と違うケアンズとい場所。そのときは私は多分思春期?で色々気になるお年頃なのか家族の前で英語を話すのが心底恥ずかしくて、英語を話すのは注文する時に「これ1つください。」と、ホテルの受付の人と少し話したくらいしか覚えていない。でもケアンズで見た野生のコアラやカンガルー、カモノハシと人生最大の数の星が散りばめられた星空は今でも忘れられない。帰りの飛行機ではオーストラリアが気に入りすぎて帰りたくないと少し半泣きに。でもそんな時、機長からアナウンスが入った。

「左をご覧ください。ハートリーフ(グレートバリアリーフで有名なハート形の珊瑚礁)が見えます!」

ハートリーフはこんな感じ

そこで窓の近くにいたオーストラリア人のおばあちゃんが「ほら、見てみて。あそこに見えるわよ」と教えてくれた。正直珊瑚礁がたくさんありすぎてどこにあるかわからなかったけど、とりあえず写真を撮っておいた。ハートリーフよりも帰ることが悲しすぎて、一生懸命探せなかった。その後家に帰って写真を見返すと、なんとなく撮った写真の中に奇跡的にハートリーフが写ってたの!びっくり!素敵な奇跡のおかげでもっとオーストラリア好きになった!ハートリーフはカップルで見ると愛は永遠になると言われていて、次は好きな人と行ってちゃんとハートリーフを見たいと密かに違う目標も中学生ながらできた😂

オーストラリアが好き?それとも海外が好き?

この2回目のオーストラリア旅行で私は本当にオーストラリアが好きだとわかった。だけどオーストラリアしか当時行ったことがなかった私は、オーストラリアが好きなのか、海外が好きなのかわからなかった。でもその後に韓国、マレーシア、シンガポール、タイ、インドネシアに行ってもオーストラリアにだけは特別な感情を持っていて、それは今でも変わらなくて、今の私に繋がっている。私の最初で特別な海外の国。こんな経験をさせてくれた両親にも感謝している。このオーストラリア旅行が無かったらこのきっかけはきっとうまれていない。私がオーストラリアの大学進学、就職、永住権取得を目標にした理由はこれだけはないけど、この第一印象はかなり私の中で大きい。今は大学で必要な英語スコアの獲得に苦戦しているけど、高い英語スコアを必要とされても諦めないで頑張れるのは、それだけオーストラリアが好きだからだと思う。

夢を見つけるのに必要なことって?

みんながみんな自分の目標をすぐ見つけられるわけじゃない。でももし目標を見つけたいのなら少しでも可能性を広げるために種を蒔くべきだと思う。私の場合は公文で先取りしていた英語があのブレスレットの会話になり、習っていた茶道はALTの先生も興味があって、一緒にお茶会に出たりして英語を話す機会も増えた。それが芽になった。そして仮に恵まれていた環境にいても、その要素を活かす努力をしないと飛躍することは難しい。最近見たKpopのサバイバルオーディション番組での審査員の誰かが「足は長く、身長も高く容姿端麗で生まれても、歌とダンスの努力をしないとアイドルにはなれない」みたいなことを言っていて、私の今の状況もそうなんだと思う。多くの海外での経験を通して夢を持てても、その夢が叶う努力をしないといけない。私の場合は英語学習。正直本当に大変。でも私はこの目標に関しては大変だからやめたい、諦めるという思いや考えは選択肢に全く無い。考えたこともない。今私がすべきことは諦めることじゃないからとにかく頑張りたい。私の目標がぜーんぶ叶うようにね✈️✨


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