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【旅行記】2022.11 紅葉の帳・奈良県談山神社

11月中旬。
岐阜の実家に帰ったついでに、関西の方まで足を伸ばして紅葉狩りに行ってきました。

奈良県にある長谷寺周辺を散策したあと、次の紅葉スポットへ向かいます。

▶︎奈良県桜井市 談山神社

バスツアーで参加したのですが、目的地が多武峰という山の山頂付近。
大型の旅行バスでほそーい山道を登り、辿り着いたのは朱塗りの神殿が美しい談山神社。

こちらもすごく歴史のある神社。
創設はなんと678年。

中臣鎌足と中大兄皇子が、大化の改新をするかしないかを多武峰で相談した(談合した)ことにちなんで「談山神社」という名前になったとか。

▶︎公式インスタグラム

境内には燃えるような紅葉がたくさん。

あまりにも紅葉が綺麗なのと、神殿の雰囲気もあいまっておとぎ話の世界のよう。

写真を撮影しているここの場所は、「蹴鞠の庭」と名前がついていました。 毎年けまり大会もしているそうです。 ニュースで見たことあるかも。

中臣鎌足と中大兄皇子は蹴鞠がきっかけで出会ったそう。今で言うサッカーボールが転がってきて拾ってあげた的な出会いのシチュエーションだろうか…

↑このエピソード詳しく調べてみたら、

皇子と鎌足の出会いは、飛鳥寺(あすかでら)の蹴鞠(けまり)の会のときといわれています。皇子が蹴鞠に夢中になり、鞠をけった皇子のくつが、勢い余ってぬげてしまいました。そのくつを拾って皇子に差し出したのが鎌足でした。自分より低い身分の鎌足に向かってていねいに礼を言う皇子。その態度を見て鎌足は、この人こそ次の天皇にふさわしい人物だと考えるようになったのです。

ボールではなく、脱げた靴を拾ってあげたとのこと。シンデレラか。
それにしてもダンスィっていつの時代も球技に夢中なのですね。神社のグッズに蹴鞠ストラップも置いてあります。

敷地も広く、建物のほとんどが重要文化財。

右手前が神廟拝所 (本展、国の重要文化財)
奥にあるのは十三重塔(神廟、国の重要文化財)
本殿には中臣鎌足が祭神として祀られている
内部壁面には羅漢と天女の像
天井までびっしり

▶︎紅葉の帳の拝殿

重要文化財の拝殿。

朱塗舞台造拝殿は永正十七 年(一五二〇)の造営、中央の天井は伽羅香木でつくられている。折れ曲る東西透廊は 本殿を囲む特異な形態をもち、檜皮葺の屋根が美しい。

談山神社公式サイトより

拝殿をぐるりと囲む吊り灯籠。
夕方からほんのり明かりが灯るそう。

ベランダ(ベランダ?)から見る紅葉も綺麗ですが、拝殿の中から外をみると見事な紅葉の帳。

こちらはまだ色づきが緑でした。
談山神社に訪れたのは夕方近かったですが、赤の木枠と明るい若緑のコントラストで眩しかったです。

紅葉以外のお花も。

ピンクのお花がたくさん咲いていたのですが、調べてみたらサザンカでした。
あと春になると桜も美しいとのこと。

▶︎飛鳥時代のおもかげ

とにかく景観に趣のある談山神社ですが、神社の紹介をみると飛鳥時代、平安時代から続く歴史を感じられる史跡が多数あるようです。
歴史探索にもってこい。
歴史的なものって大人になってから見た方が好奇心くすぐられる。

ちなみにTwitterを見ると12月4日(日)まで紅葉の夜間のライトアップをしているそうです。
今週末までなので急げ〜!ですね。

灯籠に明かりが灯って、夜の雰囲気もきっと素敵だと思います。

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