マジカル山形2泊3日の旅⑤最終日
さて、月山と湯殿山からの贈り物とはいかに!
一晩明けて眺望が明らかに。
まずは朝食から。
昨晩の夕食に引き続き、華やかさはありませんが、田舎の手作りっぽさが良い。
その土地でしか食べれないものにお目にかかれると嬉しい。
宿の人に怒られなかったので、どうやら昨晩のこっそり風呂の件はバレなかったようだ。
北島三郎の弟子、大江裕さんを彷彿とさせる息子さんはとても感じが良く、お若いのだろうが安心感を抱かせる。
月山が参拝できる季節ではないことは承知しているが、どこか月山を近くに感じれる散策場所がないかチェックアウト時に聞いてみた。
するとお父さんが出てきて、「もう道も閉鎖してるし、無いよ。」の一点張り。
多分何も調べずに軽装で来ている私の安全を思っての言葉だったのだろう。
わかりました。ありがとうございます。と伝えましたが、なんかありそうな気がして、行けるところまで行ってみようと、月山の方角へ宿の先に車を走らせてみることにした。
(電波が繋がらず、google mapは使えませんでした)
少し進むと数台の車が停められていたので、そこに車を停める。
天気は快晴。どこからか流れる水の音も心地が良い。
ひょいっと、山からカメラを持った男性が出てきたので、諦めずにどこか散策できる場所がないか尋ねてみる。
「この先ちょっと行くと、綺麗な池があるよ〜!沢もあって綺麗だし。鳥の写真を撮っていたんだ。」と快く教えてくださった。
おじさんに教えていただいた通り、森をくぐりぬけ、右へ左へ進んで行く。
そこは地蔵沼といい、キャンプサイトにもなっているようだ。
気持ちのよい朝の散歩。
自分たちの直感を信じたことと、親切なおじさんのおかげで、最高のひとときが過ごせました。
帰りは、車道を見つけて、そちらから簡単に帰れました。
むむむっ!遠くに変な雲!
笠雲とは、孤立した高い山の頂をおおう笠状の雲で、気流が山腹に沿って押し上げられて山を越すときに生じるものだそうな。
笠雲といえば、富士山が知られているらしく、今アルバムをチェックしてみたら、ちょうどこの1年後に富士山を訪れていたので、何かの知らせだったのだろうか。
せっかくなので、最後に湯殿山の近くも通ってみようということで車を走らせる。
少し散策したのち、おトイレに行きたくなってきたので探すことにした。
車を走らせるもお店が閉まっている。
開いてるかな?と期待を寄せて車を止めてみるも、閉まっている。
もう2人とも限界か〜!
というところで蕎麦屋が表れ、お腹は空いてないが腹に膀胱は代えられぬ。
お店に飛び込む!
ホッとしたところでおトイレを使わせていただいたお礼もこめて注文。
何と言うことでしょう、今まで食べて美味しかった蕎麦トップ3に入る。
温かいつけ汁につけて食べるタイプだったので、そのままの冷たい蕎麦の香りも楽しめる一石二鳥。
今知りましたがこのお店、店主高齢のため、2023年10月をもって営業終了されたとのこと。
もう食べれないと思うと、悲しいです。
ということで、スイーツの提案です。
道の駅にしかわで、きらきら光ってみえた栗もなかを職場のお土産にしましたが、これが大ヒット!
いつもお土産を渡しても感想をもらったことがなかったのに、一人ひとりわざわざ感想を伝えにきてくれるほど美味しかったらしい。
ということで私も注文してみました。
素朴で栗がしっかり感じられて、美味しすぎたので、あれから2、3度注文しています。胡桃羊羹、栗羊羹共にオススメ!
送料が少しかかりますが、商品自体は心配になるほどの控えめな値段設定。
美食家のご友人にも喜んでいただけること間違いなしです。
今回の山形たま旅の撮影は全てSaoriが行ってくれました。
美しい旅の思い出の写真が残っていたおかげで、写真を見て思い出しながら最終回まで書けたことに感謝します。
乳がんが再発し悩んでいた私は、2022年4月、再度山形を訪れることとなり、羽黒山しか参拝できなかった意味(私にとっての)を阿部さんから教えていただきました。
出羽三山は過去・現在・未来を表し、生まれ変わりの旅と呼ばれます。
羽黒山が現世。
月山が前世。
湯殿山が来世。
前世も来世も「死」に関係しているんだから、羽黒山だけで今は十分。
今を生きよということで理解しました。
御意!
そしてこの後、実際に「死」と向き合い、内観を進めていく中で、魂の出羽三山巡りを終え、生きながらにして生まれ変わることができたと思います。
清々しい朝の時間と、最高の景色とお蕎麦、今を生きることの大切さを教えてくれた月山と湯殿山に。
そしてこの旅に誘ってくれた羽黒山に感謝🙏✨
愛をこめて
たまひろ
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